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“マツエクを長持ちさせる方法|日常ケアからサロン選びまで”
マツエクは、目元を華やかに見せる人気の美容法です。
しかし、「せっかくサロンで綺麗につけてもすぐに取れてしまう」「1週間でバラつきが出てしまう」といったお悩みを抱えている方も少なくありません。
実は、マツエクを長持ちさせるためには、日常のちょっとした行動やケアの工夫が重要です。
この記事では、マツエクのもちを良くするための具体的な方法を詳しくご紹介します。
なぜマツエクはすぐ取れる?原因を正しく知ろう
マツエクがすぐに取れてしまう原因は、技術的なことだけではありません。
日常生活の中に、知らず知らずのうちに“もち”を下げてしまっている習慣が隠れていることもあります。
目元の皮脂や汗が影響することも
まつ毛の根元は皮脂腺が多く、皮脂が多く分泌されると接着剤がはがれやすくなります。
特に暑い季節や運動習慣のある方は、汗と皮脂が混ざりやすく、マツエクのもちに影響を与えることがあります。
目元を清潔に保ちつつ、必要以上に触らないことが重要です。
寝ている間の摩擦やうつ伏せ寝に注意
寝ている間に顔を枕に押しつけるような姿勢や、うつ伏せ寝をしてしまうと、マツエクに負荷がかかりやすくなります。
特に柔らかいまつ毛の場合、摩擦によって方向が乱れたり、抜けやすくなる原因となります。
横向き寝や仰向けを意識するだけでも変化が見られるでしょう。
自分のまつ毛の状態に合っていない装着も原因に
マツエクのカールや長さ、太さが自まつ毛に合っていない場合、負担がかかって取れやすくなります。
長すぎたり重すぎたりするデザインは、自まつ毛の耐久力を超えてしまい、早期脱落の原因になります。
デザインは見た目だけでなく、耐久性とのバランスも考慮しましょう。
マツエクを長持ちさせる日常ケアの基本

マツエクを美しく保ちたいなら、日々のケアが何より重要です。
ちょっとした行動の見直しが、もちの良さを大きく左右します。
クレンジング剤の選び方で持ちは変わる
オイルクレンジングは、接着剤を弱める原因となるため、避けた方が無難です。
代わりに、ジェルタイプやミルクタイプのオイルフリーのクレンジングを使用しましょう。
落ちにくいメイクをする場合も、目元だけは別の方法で丁寧に落とすようにすると、もちが格段に変わります。
洗顔の方法は「こすらない」が鉄則
ゴシゴシ洗ってしまうと、摩擦によってエクステが抜けてしまいます。
泡立てた洗顔料で、手のひらを使ってやさしく押し洗いすることがポイントです。
目元を避けつつ、ぬるま湯でしっかりすすぐようにしましょう。
濡れたら乾かす!ドライヤーをうまく使おう
濡れたままのまつ毛を放置すると、接着剤の劣化が進みやすくなります。
洗顔後や汗をかいた後は、ティッシュで優しく水分を取ったあと、冷風のドライヤーで根元を乾かしておくと安心です。
無意識の「触るクセ」を見直すことも効果的
目がかゆくてついこすってしまったり、癖でまつ毛を触ってしまう方は要注意です。
手のひらや指には皮脂や汚れが付いているため、それがエクステに移ることで劣化を早めることがあります。
意識的に触らない習慣をつけることが長持ちの秘訣です。
ライフスタイル別・もちを良くする習慣の見直し

日常生活の中には、無意識にマツエクのもちを短くしてしまう行動がたくさんあります。
自分のライフスタイルに合ったケアを取り入れることで、マツエクの耐久性は大きく変わります。
マスクで蒸れやすい人は「目元乾燥ケア」がカギ
マスクを長時間つけることで、呼気が上に漏れて目元が蒸れる状態が続くと、接着剤の劣化が早まります。
目元に軽くティッシュを当てたり、こまめに乾いた空気にあてることで蒸れを軽減できます。
乾燥が気になるときは、まつ毛美容液で保湿ケアも忘れずに。
スポーツやジム通いなら汗対策を
運動中に大量の汗をかく場合は、タオルでこまめに汗を拭き取ることが大切です。
ただし、目元をゴシゴシこするのではなく、押し当てるように優しく拭き取ることが基本です。
また、トレーニング後は必ず洗顔し、まつ毛に残った汗や皮脂を取り除くよう心がけましょう。
デスクワークの人は「目の疲れ」をためない工夫を
長時間のパソコン作業は、目を酷使するため瞬きが増えたり、目をこすってしまうことがあります。
休憩をはさみ、目の疲れを感じたら温タオルでアイケアすることで、無意識のまつ毛への負荷を減らせます。
施術前後にできるマツエク長持ちテクニック
マツエクのもちを左右するのは、施術後のケアだけではありません。
実は、施術の前日や当日の過ごし方にも大きなヒントがあります。
マツエクの接着剤が安定するまでの時間や、目元のコンディションを整える方法を知っておくことで、仕上がりともちに差が出ます。
装着前はまつ毛を清潔にしておく
施術前にアイメイクや皮脂汚れが残っていると、接着剤がまつ毛に密着しにくくなり、もちが悪くなる原因となります。
サロンに行く前は、目元のメイクを控えるか、専用のリムーバーできれいに落としておくことが望ましいです。
また、油分の多いスキンケアアイテムも避けるようにしましょう。
当日はアイクリームや日焼け止めも控えめに
とくに目元に使用するアイクリームやUVケア製品は、油分を多く含むものが多く、マツエクの装着に影響を与えます。
施術当日は、目の周りにはなるべく何もつけずに来店することで、より接着力が安定し、持続性を高めることができます。
装着後5〜6時間は水に濡らさないのが基本
施術後の接着剤は、完全に硬化するまでに数時間を要します。
サロンを出たあとは、最低でも5〜6時間は顔を洗ったり、汗をかいたりしないよう注意しましょう。
夏場や運動後は特に、水分や湿気が接着面に触れないよう意識することが大切です。
長持ちさせたいならサロン選びも重要

セルフケアと同じくらい大切なのが、信頼できるサロンを選ぶことです。
マツエクは専門性の高い技術を要するため、施術者の経験やサロンの方針によって仕上がりにも差が出てきます。
経験豊富な技術者にお願いする安心感
国家資格の有無はもちろんのこと、マツエクの施術経験や顧客対応力もチェックポイントです。
カウンセリング時に自分のまつ毛の状態を見て、丁寧に説明してくれる技術者は信頼できる傾向があります。
口コミやSNSで施術例を事前に確認するのもおすすめです。
自まつ毛の状態に合わせた本数や長さの提案
一人ひとりのまつ毛の強さや毛周期に合わせて、本数やエクステの長さを調整してくれるサロンは、長持ちしやすい仕上がりが期待できます。
「本数を増やすよりもバランス重視」というアドバイスができるサロンは、技術面でも安心です。
定期的なリペアができるサロンを選ぼう
リペアとは、数週間ごとに取れた部分だけを補う施術のことです。
リペアメニューがあるサロンなら、経済的にも時間的にも負担が少なく、常にきれいな状態をキープできます。
リペアの周期は人それぞれ異なりますが、2〜3週間に一度を目安にするとよいでしょう。
季節や気候に合わせたマツエク長持ち対策も忘れずに

マツエクのもちを左右するのは、自分のケアやサロンの技術だけではありません。
実は、季節や気候によっても接着剤の状態やまつ毛のコンディションに変化があり、同じようにケアをしていても持ちが悪くなったと感じることがあります。
そこで、季節ごとの注意点を知っておくことで、より安定したマツエクライフを送ることができるようになります。
夏場は汗と皮脂のケアが最重要ポイント
夏は気温が高く、皮脂や汗の分泌が活発になる季節です。
特に、屋外での活動やスポーツの後には、目元にも大量の汗がかかることがあります。
この汗に含まれる塩分や皮脂は、エクステの接着部分に悪影響を与えます。
外出時は、ハンカチやティッシュでこまめに目元を押さえるだけでも、もちが格段に変わってきます。
また、洗顔後の冷風ドライヤーも活用しましょう。
冬は乾燥によるまつ毛のパサつきに注意
一方、冬は空気が乾燥し、肌と同じようにまつ毛も水分が失われやすくなります。
まつ毛が乾燥するとハリやコシがなくなり、エクステが抜けやすくなる傾向があります。
加湿器を使用するなど、室内の湿度にも気を配りましょう。
また、まつ毛美容液などで適度な保湿ケアを行うことも重要です。
梅雨や湿気の多い季節は接着剤の硬化に影響が
湿度の高い時期は、接着剤の硬化スピードに影響を与えることがあるため、施術後の取り扱いにはより一層注意が必要です。
施術直後はできるだけ空気の循環が良い場所で過ごし、汗や水分に触れないようにしましょう。
また、接着剤の種類によっては湿度に強いタイプもあるため、サロンで相談してみるのもおすすめです。
花粉やアレルギーの時期は目元をこすらない工夫を
春先などの花粉が飛ぶ季節は、目のかゆみから無意識にこすってしまうことが多くなります。
マツエクをしている時期は、目元を触ること自体が大敵です。
花粉症の方は、目薬でかゆみを抑えたり、保湿用のジェルなどで目のまわりをバリアしておくことで、摩擦を減らす工夫ができます。
まとめ
マツエクは、ただつけるだけでは美しさを長く保つことはできません。
もちを良くするためには、日々の生活の中でのケアや行動の見直しが欠かせません。
汗や皮脂、摩擦、クレンジングなど、さまざまな要因が複雑に関係しているからこそ、少しずつでも意識を変えていくことが効果につながります。
また、施術前後の準備やサロン選びも、仕上がりと持続性に直結する大切なポイントです。
経験豊富なアイリストにお願いし、自まつ毛に無理のないデザインを選びながら、リペアなどを通じて長期的にメンテナンスを行っていくことが理想的です。
マツエクは、丁寧なケアと正しい選択によって、驚くほど長持ちさせることができます。