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“インナードライ肌の人が知っておきたいメイク下地の正しい選び方”
肌が突っ張った感じはあるけど、表面はテカテカしている。こうした状態をインナードライ肌と言います。
そんなインナードライ肌ですが、皮脂がどんどんと浮いてきてしまうのが特徴です。
例えば、下地を塗った時でも、皮脂が目立ってしまうことは多いのではないでしょうか?
こうした事が起きないためにも、インナードライ肌におけるメイク下地の選び方を抑えておきたいところです。
本記事では、インナードライ肌についておさらいしつつ、それに合った下地の条件、塗り方をまとめました。
インナードライ肌だと見分けるには?2つの見分け方を解説
インナードライ肌は乾燥肌や脂性肌に似ているのが特徴ですが、実際どう見分けていけばいいのでしょうか?
本段落では、インナードライ肌の見分け方を解説いたします。
肌タイプをおさらい
肌タイプにはインナードライ肌を含め、4種類あります。
1つ目は「理想肌」。
理想肌とは、ハリとツヤがあり、肌が潤いを保っている状態の事です。別名「普通肌」とも言います。
余分な皮脂が浮いてこない事などから、肌荒れも起きにくく、健康的な肌のことです。
2つ目は「乾燥肌」。
乾燥肌とは、肌の表面・内面共に乾燥している状態の事です。
バリア機能の低下によって角質層の水分を保持することができず、肌がカサカサとしてしまいます。
3つ目は「脂性肌」。
脂性肌とは、肌の水分は保たれているけど、皮脂が過剰に分泌されている肌のことです。
特徴として肌のテカりが挙げられますが、他にもニキビや毛穴の詰まりや開きなど、様々なトラブルが起きます。
4つ目が「インナードライ肌」。
インナードライ肌とは、冒頭でもお話した通り、乾燥肌のように内面が乾燥しているけど、表面がテカっている肌の事です。
混合肌と言われる事もあります。
簡単!洗顔後で分かる自分の肌タイプ
インナードライ肌は表面がテカる事から、特に脂性肌と間違えやすいです。
「インナードライ肌と脂性肌の区別が付かない」という方もいるでしょう。
そこで、おすすめなのが「洗顔後、化粧水などをつけず、放置しておく」という方法です。
やり方は言葉の通りで、洗顔した後に一切保湿をせず、そのまま10分間放置しておくというもの。
最初の5分間でつっぱりを感じ、さらに5分後で皮脂が徐々に分泌され出したら、インナードライ肌となります。
一方、脂性肌の場合、つっぱりはないけど、すぐに皮脂がテカり出します。
余談ですが、肌がサラサラしたままであれば「普通肌」、テカリはないけど突っ張ったままなら「乾燥肌」となります。
こうした感じで、ご自身の肌を見分けられるといいでしょう。
インナードライ肌の人必見!下地の条件と選び方
では、インナードライ肌の人向けの下地とは、どういうものなのでしょうか?
2つの条件ならびに選び方をまとめました。
①保湿力が高いものを選ぶ
余計な皮脂が分泌されるのは、肌の内側の潤いが不足しているためです。
皮脂は、肌を乾燥から防ぐために、肌の表面にバリアを張ってくれているだけなのです。
皮脂の分泌を防ぐには、肌の内側の潤いを補い、それを長時間キープすることが重要になってきます。
保湿力の高いヒアルロン酸やトレハロース、ホホバオイル、コラーゲンが多めに配合された下地を選ぶようにしましょう。
② 肌に刺激を与える成分が入っていない
インナードライ肌に限った事ではありませんが、肌荒れが起きている時の肌は、バリア機能が低下している状態でもあります。
そのため、余計な刺激を与えると肌の状態が悪化してしまいます。
下地の商品の中には、肌に刺激を与える成分が含まれているケースもあります。
肌に刺激を与える成分は、以下の通りです。
・アルコール
・界面活性剤
・シリコン
・パラベン
・着色料
・・などですね。
化粧下地は、長時間肌に塗ったままにする事もあるため、これらの成分には気を付けましょう。
インナードライ肌が気になる方は、多少値が張ってでも、肌に刺激の少ない商品を選ぶことをおすすめします。
メイク崩れを防ぐ下地の塗り方
条件を抑えたところで、メイク崩れを防ぐ下地の塗り方を解説いたします。
化粧下地の下準備として化粧水を入念に塗り、肌を保湿します。
ただし、化粧水の水分が残ったままだと、ベースが崩れやすくなります。
そのため、ティッシュや布で軽く抑えて水分を吸い取りましょう。
粧水で保湿したら、続いて乳液かクリームで保湿を行いましょう。
保湿を強化する事で、肌の潤いをキープするだけでなく、外からの刺激に対する防御も高まります。
最後に化粧下地を塗りましょう。
先ほども解説した通り、保湿力があり、低刺激なアイテムを使ってください。
また、化粧下地を塗る際ですが、いくつかポイントがあります。
1つ目は分厚く塗りすぎないことです。
分厚く塗りすぎると、ファンデーションが崩れやすくなります。
目安量は小豆粒大ですね。
2つ目は優しく塗ることです。
力を入れて塗り広げると、肌に負担がかかります。
少量の下地を指に取り、ポンポンと馴染ませるようにして塗り広げるようにしましょう。
まとめ
インナードライ肌は皮脂が浮いてくる関係で、メイクが崩れやすいこともあります。
しかし、対策を取れば防ぐことはできますので、本記事でお話した方法を活用してみてください。
ただ、インナードライ肌そのものを改善するには、生活習慣やスキンケアなど、また事情は変わってきます。
肌に刺激を与えたり、身体に負担が加わったりするような生活を送っている人は、その辺も見直した上で対策していきましょう。