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“水の摂取量でむくみは引き起こされる?体に優しい水分の摂り方”
ある日、急に顔が膨らんだり、靴が急に履けなくなったりしたことはありませんか?
その原因、もしかするとむくみの可能性が高いかもしれません。
むくみという言葉は普段よく耳にしますが、それが具体的にどう起こるのかまでは分からない人も多いのではないでしょうか?
むくみですが、実は水分と大きく関係しています。
本記事では、むくみと水分の関係性に迫り、正しい対策法をまとめました。
むくみとは?水分との関係、原因に迫る!
むくみの概要を見てまいりましょう。
むくみとはなに?
むくみとは、皮下組織といって皮膚の三層構造の一番下にある組織に水分が溜まっている状態のことです。
本来皮膚に溜まった水分というのは、すぐ体外に排出される仕組みとなっています。
しかし、水分の排出が上手くいかないと体の中に水分が残ったままとなります。
この水分が溜まった結果、皮膚が膨れ上がってしまうのです。
水分の摂取量が少ないとむくみの原因になる
概要の内容からお分かりの通り、むくみは水分が溜まることで引き起こされます。
そのため、「水分を摂り過ぎないように」、「水分補給を控えれば」と思う人もいるでしょう。
しかし、実際には水分の摂り過ぎよりも、水分の不足によってむくみは起きてしまいます。
なぜなら、水分が不足していると、不足を補うために水分を溜めこもうとするからです。
これにより、むくみが酷くなってしまいます。
夏は熱中症の危険性や暑さの関係で喉が渇きやすい事もあって、水分補給を行う人は多いでしょう。
しかし、寒い冬場は喉が渇きにくい関係で、水分補給を怠りがちです。
冬でも暖かい場所にいると空気が乾燥し、体内から水分が失われやすくなっていきます。
水分不足からのむくみに繋がってしまうのです。
他にもある?むくみの原因
水分不足以外にも、むくみの原因はあります。
代表例として挙げられるのは血行不良です。
血行不良は、運動不足や不規則な生活、寒さ、月経前のホルモンバランスの乱れなどの理由から起こります。
特に女性はホルモンバランスの関係で、男性よりも自律神経が乱れがちなので、血行不良が起きやすいです。
血行が安定している場合、余分な水分は体外に排出されます。
しかし、血行不良になると、血液が不要な水分を運ぶ働きが上手に機能しなくなり、体内に水分が溜まったままとなります。
そのため、血行不良にもならないように気を付けなければなりません。
事実?ガセ?1日2リットルの水分は本当?
水分摂取の話になると、よく「1日2リットル」という話を耳にします。
ただ、1日に必要な水分量は、人によって異なります。
なぜなら、水分の摂取目安量は「体重×30ml」だと言われているからです。
例えば、体重が70kgの場合は「70×30ml」で2.1リットルぐらいが目安と言われていますが、60kgの場合は1.8リットル程度で大丈夫という感じですね。
もっとも、体重を問わず1日に最低1.5リットル摂取したほうがいいとも言われています。
したがって、体重が50kg未満の人でも、1日1.5リットルを目安に飲むといいでしょう。
また、よく運動する人は、目安量よりも多く飲むことを推奨します。
量が極端に多いと、汗をかいて水分が失われやすくなるからです。
水分を正しく摂取するには?4つのポイント
ここからは水分の正しい摂取方法を解説いたします。
4つのポイントをまとめました。
①季節問わず、水分補給はしっかりと
先ほども解説しましたが、人間の水分というのは季節問わず、失われやすい状態にあります。
夏はもちろん、冬場でもしっかりと水分補給を行いましょう!
ただし、冷たい水を飲むと血流が悪化しやすいので、ぬるめの水か白湯がベストです。
②喉が渇く前に飲む
水分補給は喉が渇いた時に・・とお考えの人も多いのではないでしょうか?
しかし、その考えはよろしくありません。
なぜなら、喉の渇きは水分不足を知らせるサインだからです。
喉が渇いている、すなわち体内の水分が足りなくなっていることを意味します。
また、喉が渇くと、体が水分を溜め込もうとする状態に入り、むくみへのカウントダウンが始まります。
そのため、喉が渇いてからではなく、渇く前に水分補給するようにしましょう。
ただ、注意点として一気にたくさん飲みすぎるのはNGです。
一気に飲むと腎臓に負担がかかり、これもむくみの原因になります。
1回に飲む量は200mlで、6回以上に分けて飲むのが理想と言われています。
③カリウムを摂取する
カリウムとは、ミネラルの一種で体内にある水分の排出を促進させます。
そのため、カリウムを多く含む食品を摂ることも意識しましょう。
カリウムは、キュウリ、トマト、リンゴ、バナナ、海藻類などに多く含まれています。
むくみにお悩みの方は、これらの食材を積極的に摂取するようにしましょう。
④味噌汁やスープで水分補給するのはNG
味噌汁やスープも水分だからと、水の代わりにするのはNGです。
味噌汁やスープには、塩分が多く含まれており、摂りすぎると体内に水分が溜まりやすくなります。
味噌汁やスープは、通常の食事で飲むくらいの量であれば、問題はありません。
しかし、水分補給を理由に何杯も飲むのは控えましょう。
中でもラーメンのスープは塩分が多いので要注意です。
まとめ
体内に溜まった水分が原因で引き起こされるむくみですが、それは摂り過ぎではなく、不足によって起きるものです。
そのため、むくみでお悩みの方は、積極的に水分補給を行いましょう。
ただ、闇雲に補給すればいいわけではなく、水分排出を意識することも大事です。
カリウムは余分な水分を排出してくれますので、水とセットで摂取してみてください。