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“老け顔に関係大ありのミッドチークラインとは?その原因と対応方法に迫る”
実年齢より上に見られると、なんだか気持ちが落ち込みますよね。
自分で鏡を見たら、「なんだか老け顔になった」と思った瞬間もあるはずです。
そんな老け顔の原因は、ミッドチークラインかもしれません。
シワは早くて20代、40代になると多くの人が気になる部分です。
ミッドチークラインも意外と知らない方も多い部分ですので、できる原因や改善する方法を覚えておくといいでしょう。
老け顔から抜け出したい!そんな方は、原因の部分から参考にしてみてはいかがでしょうか。
ミッドチークラインってなに?
老け顔の原因につながるミッドチークラインとは、目頭から頬にかけてできる顔の線です。
線といっても描かれるものではなく、顔にできるシワですので、できないに越したことはありません。
ミッドチークラインは、斜めに走る線のようになるのが特徴で、漫画『ゴルゴ13』の主人公デューク東郷に似ていることから「ゴルゴライン」とも呼ばれます。
「中頬溝」も同じ意味です。
さらに、ミッドチークラインは目の下から走るため、ぱっと見でもわかるほど目立ちます。
目のくまなどと同様に、疲れや年齢も感じさせるシワです。
ゴルゴラインということから、いかついイメージが出てしまうため、女性らしさを下げる要因ともなるのです。
ミッドチークラインは、シワの中でもとても深い溝になります。
化粧で誤魔化すのは難しく、対処はなかなか大変です。
ミッドチークラインの原因
筋肉の衰え
人の顔には、他の動物にはあまり見られない表情筋があります。
60以上の筋肉があり、喜怒哀楽などさまざまな表情を作り出すのです。
目の周囲や頬のあたりにも筋肉がありますが、衰えとともに皮膚にたるみが出てきます。
これがミッドチークラインの原因です。
表情が豊かな人や常にしゃべる機会がある人は筋肉に刺激を与え、衰えを防止できます。
ところが、あまり機会がない人は、表情筋をほとんど動かしません。
そのたね、どうしても衰えやすく、顔がこわばり、表情筋がこりやすいので注意しましょう。
眼精疲労と頬のむくみ
近年デジタル化の勢いは急激に加速しました。
パソコンやスマートフォンが当たり前となり、常にモニターを見る毎日です。
そうなれば、自然と目も酷使することが日常となり、眼精疲労に悩む人も増えました。
目が疲れると周辺の血行が悪くなり、リンパの流れにも影響を与えます。
新陳代謝も落ちはじめ、目の周辺にたるみが出るようになるのです。
これがシワとなり、むくみまで引き起こします。
このむくみが頬のあたりで段差となって、ミッドチークラインになるのです。
一見関係なさそうな眼精疲労ですが、目の疲れがリンパに影響することからも、普段から注意しなければいけません。
笑う癖
鏡を見て思い切り笑うと、目の下や頬周辺に溝のようなシワができることがあります。
無意識にシワができる笑い方をしていると、ミッドチークラインができやすいのです。
笑ったときにしかできない状況でも、普段の笑い癖が深いシワを作り出してしまいます。
始めのうちはなんてことはないと思っていても、時間とともに深く刻まれ、年老いて見せる可能性があるのです。
加齢と肌の衰え
肌はコラーゲンやエラスチンといった成分で肌のハリとツヤを作り出します。
若い頃はこうした成分が肌に豊富に存在しているため、肌にハリがあるのです。
シワやたるみができにくい理由ともいえるでしょう。
年齢とともに新陳代謝の衰えもあり、コラーゲンやエラスチンも減少し、新しい肌細胞も作り出しにくくなります。
肌からハリも弾力も失われていき、だんだんとツヤを失い、たるんでいくのです。
脂肪の蓄積と減少
年齢とともに新陳代謝が落ちると、顔に脂肪が溜まりやすくなります。
肌に弾力があったころから比べると、皮膚もハリを失いたるみ始めると、脂肪とともに垂れ下がり境界線をつくります。
その境界線はミッドチークラインとなり、ハリツヤのない老け顔となって目立つのです。
逆に加齢とともに脂肪が減る人もいます。
顔の脂肪が減少すると、頬がこけてくることで皮膚のたるみが余計に目立つケースもあるのです。
どちらも肌にハリがあれば気になりません。
しかし、ハリが失われたことで支えられなくなり、脂肪の変化とともにミッドチークラインというシワが表れてくるのです。
ミッドチークラインを解消!簡単マッサージ
頬骨のあたりに指を置きます。
そこから円を描くように、ゆっくりと優しく動かしましょう。
だんだんと力を入れて円を描くように筋肉をほぐします。
指先を使うと傷つけるので、腹の部分でマッサージするのがポイント。
最後は手のひらで軽く筋肉を動かします。
頬骨の上を指の腹を使ってゆっくりと動かしていくと、コリッとした手ごたえを感じる部分があります。
ミッドチークラインの原因になる小頬骨筋です。
表情筋のひとつに挙げられる筋肉で、ミッドチークラインが目立つ人は、とてもかたくなっています。
指の腹を使ってほぐすマッサージを繰り返していくと、手ごたえを感じて見つけられるようになるでしょう。
だんだんと柔らかくなっていけば、ミッドチークラインも目立たなくなっていきます。
小頬骨筋は、つまめるほどシッカリしています。
指でつまんで上げながら、上下に動かしてみましょう。
これも筋肉を柔らかくできる方法で、ミッドチークラインの減少に役立ってくれます。
まとめ
肌にはさまざまなトラブルがあるものです。
肌荒れにハリの減少、目立つシワなど上げればきりがありません。
メイク次第で解決できる場合もありますが、誤魔化せないレベルのものも出てきます。
ミッドチークラインは、頬に深く刻まれます。
メイクでは、対応できない難しいシワです。
だからこそ、原因を見つけて解決するしかなく、予防の面でも少しずつ解決させるしかないのです。
表情筋は、衰えやすい筋肉と言われています。
若い頃は問題なくても、年齢とともにたるみが起こります。
そのため、日頃から意識して動かすようにして鍛えるとともに、血流やリンパの流れも意識して上げることが対策です。
新陳代謝を向上させることで、シワだけではなく肌荒れの対策にもなります。
デジタル機器が当たり前の現在、人との接触も減り、どうしても筋肉がこわばりやすくなる状況ができあがりました。
寝る前にマッサージするだけでもミッドチークラインに違いが出てきますので、小頬骨筋なども狙っていく必要があります。
マッサージをすると、頬や目の周辺の血流が良くなります。
むくみ解消にもつながるため、チャレンジしていきましょう。
毎日ケアは、若々しい肌ツヤを作るためにも大切です。
老け顔に悩んでいるのなら、まずは日常的にできることから改善していきましょう。