宮城県仙台市若林区伊在にある女性のための鍼灸院　～MAHARIQ鍼灸院～

よろしくお願い致します。

当院は、仙台市地下鉄東西線の六丁の目駅から徒歩で8分ほどかかります。

患者様はお車で来院される方が多いです。

お車の場合は国道4号線六丁目交差点から5分ほどで着きます。

駐車場もご用意しております。

すぐ近くに新設された荒井小学校があり、最近マンションや住宅が増えて来ていることもあってか、ご近所にお住まいで、徒歩で通われる方もいらっしゃいますよ。

2019年10月にオープンしました。

おかげさまで4年目を迎えることができました。

“MAHARIQ鍼灸院”は、女性のための鍼灸院として開業しました。

私は女性特有の不調を治す鍼灸師を目指し、不妊治療専門の鍼灸院に勤め、婦人科疾患の施術をしておりました。

その後、鍼灸師を育てる専門学校の講師として約5年勤める中で、自身の妊娠出産を経験しました。

それが、正直想像を絶する辛さで（笑）

こんなに辛いことをたくさんの女性が経験しているのかと思うと、全てのお母さんを尊敬すると共に、そのケアをしたいと思うようになりました。

そこから、教員を辞めて“MAHARIQ鍼灸院”を開業しました。

今は、婦人科疾患の知識を活かし、月経に関する悩みの施術や、産後ケアの施術をしております。

高校卒業後、内科小児科クリニックで医療事務をしていたのですが、通われる患者様と毎日接しているうちに、医師とお薬のチカラはすごいなと思いながらも、もっと根本的に体調を整えていくことはできないのかと考えるようになりました。

病院に通うことも大切なのですが、医師ではない私にも、何かできることはないのか？と思うようになり、西洋医学、東洋医学のどちらも学べて、国家資格として独立開業もできる鍼灸師の道に進むことにしました。

実は鍼灸の学生時代、２年の冬に学校が倒産して、３年から他の専門学校に移ることになったんです。

事態としてはとても急で面倒なことでしたが、そのタイミングで思い切って全く違う土地の、違う系統の学校に編入しました。

そこでの出会いがその後10年以上続くご縁となり、あの時思い切ってよかったなと感じています。

新しい学校で習った治療法は、今も私の治療のベースとなっています。

ステップという視点では、運よくスルスルと進んできたように見えると思いますが、特に治療院を始めてからは、やったことがない集客や宣伝などの鍼灸以外の部分でとても苦戦したなと思っています。

たくさんの方のお力添えで、ここまで歩んでこられたと思っています。特に家族には感謝しきれません。

私が目指すのは、女性が我慢をやめて、素直に明るく生きられるようになることです。

先ほどもお話ししましたが、開業当初は産後ケアをしたいと考えていました。

頻回の授乳、抱っこ、睡眠不足、抜けない疲れ、抜ける髪、気分の浮き沈みが激しいなど、産後の女性の心身の悩みはとても多いです。

それなのに、『ママなんだから我慢しなくちゃ』といって、辛いことを人に言えなかったり、我慢する人が多いのだということを、自分の産後に目の当たりにしたのです。

出産というすごいことをやり終えたママたちが、そんな様々な不調をケアして、少しでも明るい気持ちで過ごせるといいなと思ったのです。

ただ開業後、実際にいらしている患者様は、月経痛やPMSの改善を目指している方が多いです。

月経に関する悩みを抱えている方は本当にたくさんいらっしゃいます。

でも『生理痛は痛くても我慢するもの』としている世間の認識がまだまだ根深いです。

現在は、そういった月経に関する知識や改善方法を、西洋医学・東洋医学の両方の観点から解説し、女性が自分の体を大切にできるように情報発信などもしています。

痛み止めを飲み続けるだけより、鍼灸治療や栄養の知識を身に着ければ、もっと根本的に体を良くしていけるのではないかと思っています。

月経に関する悩みがある場合、周期、量、期間のことを問診でかなり具体的にお聞きします。

月経のことは女性でも意外と知らないことが多いもので、痛みがあること以外は問題としていないこともあります。

婦人科をすでに受診していて、自分の病名はわかっているけれどなかなか病院で病気のことを詳しく尋ねられないという人も多く、そんな方への病気についての西洋医学的な説明もわかりやすくするように心がけています。

自分のことなのによくわからないという不安が拭えるだけでも、かなり心が軽くなります。

その後の治療は、月経痛も産後ケアもお腹をみるところから始めます。

おなかの痛いところや硬いところを癪(しゃく)と言いますが、その癪を診ながら、膝から下、お腹、背中から腰にかけてのツボにお灸をします。

私はお灸が好きなので、お灸がメインです。

お灸の温かい熱を入れることで全身の気血の巡りを良くします。

確かに、お灸をする鍼灸院は少ないですね。

おっしゃる通り、女性特有の疾患とお灸はとても相性がいいです。

気血(キケツ)の巡りが悪くなり、冷えてしまった体を温めることで改善するというのは患者様としてもとても分かりやすいので、治療の変化を感じやすいのもいいと思っています。

そういう意味で、セルフケアのお灸はとてもいいと思っています。

初めてお灸をするときにはツボの場所やお灸の扱い方など、分からないことも多くてハードルが高く感じる方も多いので、治療にいらした方にはツボの場所に印をつけて、ご自宅でもお灸がしやすいように扱い方のレッスンをします。

治療に通うのは大変だけどお灸に興味があるという方向けに、時々お灸教室を開いています。

お灸のやり方だけではなく、自分の体の変化をどう見ていくかも大切だと思っているので、そのあたりも細かくお伝えするようにしています。

まずは最初の治療から一ヶ月のうちに３回ほど通っていただくのをおすすめしています。

こちらに通われる方の多くは、昨日今日ではなく数年または十数年と抱えていている症状を改善したいという方です。

何年も同じ状態だった体は、一度の治療で起きた変化は、たとえ心地良かったとしても”いつもと違う”と判断し、元の状態に戻そうとします。

ですから初めはあまり治療の間隔を空けず、一ヶ月に３回程度通って頂いています。

その後、２,３か月後からは月に１,2回のペースにしていきます。

鍼灸治療に通い始めるというのは、意識的にも時間の都合的にも負担と感じる方もいます。

こちらとしても、まずは来ていただくことが大切ですので、できるだけそのハードルを下げられるよう、初月はかなり施術料金をお安くしています。

これはおっしゃる通り本当に様々ですが、月経に関することですと、どうしても次の生理まで効果の自覚は難しいので、治療開始から2ヶ月後くらい、回数でいうと4回ほど経つとご自身でも変化を感じられます。

ある患者様は、PMSの症状として肌荒れや頭痛、イライラがあったのですが、数回通ったあとで、私が”症状は最近どうですか？”と聞くと「聞かれるまで、それを悩んでいたことを忘れてました！」という嬉しいお声をいただいています。

忘れてしまうくらい自然に良くなっていきました。

お灸は浮腫みの改善に即効性があるのですが、足の浮腫みは皆さんその場で効果を感じています。施術のあとに着替えてから、「来たときはきつかったジーンズがスッと履けるようになってます！」というお声はよくいただきます。

身軽になって帰られる患者様を見送るのは、私もとても嬉しくなります。

表面的な変化だけでなく、根本的に心身を良くしていきたい方に来ていただきたいです。

頑張り屋さんな人が、治療によって辛い症状が一瞬良くなって、ますます無理してしまって元の状態より悪くなることもあります。

私は、治療を通して、自分の体を大切にしてほしいのです。

体調改善のために、治療よりもまずはゆっくり休むことが必要だったり、栄養状態を見直さなければいけないこともあります。

そういったときに、『でも休めない』とか、『めんどくさい』といった言い訳がたくさん浮かんでくるのですが、腹をくくって「元気になるために自分の最善を尽くす！」という方を応援したいです。

そのために、鍼灸治療以外の生活習慣や食事についてのアドバイスももちろんさせていただきます。

確かに、私が住む地域以外の方にも、自分を大切にすることや月経について、もっとお伝えしていきたいと思っています。

治療だけでなく、自分の体について知ることはとても意味のあることです。

今はネットをひらけば何でも調べられる時代になりましたが、誰から話を聞くのかはとても大切です。

そういったことも踏まえて、今後は私自身の発信も増やしつつ、私がもっと遠方に出向いていく機会も作っていきます。

私に会って、これまでお話ししたことに興味を持っていただけることが、私にとっての喜びです。

開業当初からのポリシーでもあるのですが、私は患者様を『全肯定』しています。

と言っても、ご機嫌をとったり、うわべだけのポジティブな言葉を並べるわけではありません。

自分の不調の原因が仮に過去の自分の行いにあったとしても、それを悔やんでも何も変わりません。

ですから過去を否定するのではなく、何を選んでもOKであることを前提とした上で、今その患者様に必要な治療や知識をお伝えすることで、この先の人生をどう歩んでいくかまで考えられるように、元気な体と軽やかな心を目指して施術の時間をいただきます。

「こんなことしちゃった・できなかった」そんな元気がない時にもここに来ることで『わたし大丈夫かも』と思えるようになって帰っていただけるようにしています。

こちらこそ、今回は治療に対する想いをお話しさせていただける貴重な機会をいただけて、本当に嬉しいです。

ありがとうございました！

これからも、日々精進し学び続けます。

この度は本当にありがとうございました！