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“髪の毛の伸びる速さを早くする方法とは?自分で簡単にできる方法を解説”
ロングヘアにしたい、イメチェンしたいと考えている人の中には、早く髪の毛を伸ばしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
髪の毛には、1日伸びるスピードやサイクルが決まっています。
しかし、日常生活の乱れなどによってヘアサイクルが乱れると伸びる速さは変わってしまうのです。
今回は、髪の毛の伸びる速さを早くする方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1日に髪の毛が伸びる速さ
髪の毛は、平均的で1日0.3mm程度伸びます。
1ヶ月で1cm程度伸びますが、常に1日0.3mm程度伸び続けている訳ではなく、ヘアサイクルによって変わるでしょう。
ヘアサイクルは、成長期・退行期・休止期と3つの段階を繰り返し経ることで、髪の毛は成長期の間だけ伸びます。
髪の毛の90%を占める成長期を健康的に過ごせなければ、髪の毛は弱く、抜けやすい状態になるのです。
女性の場合、3〜7年が髪の毛の成長期と考えられています。
成長が止まると、髪の毛が抜ける準備をする退行期に入り、髪の毛を伸ばす役割を果たす毛母細胞が離脱していくのです。
退行期は2〜3週間程度で、その後髪の毛を伸ばすことを休む休止期に入ります。
3〜4ヶ月の間に髪の毛が抜け、新しく髪の毛が生え変わる準備をし始めるでしょう。
適切なヘアサイクルを保つためには、日常生活どのように過ごしているのかが大きなポイントになります。
不規則な生活・偏った食事・ホルモンバランスが崩れると、髪の毛の成長をさまたげてしまうのです。
特にストレスや睡眠不足などで血行が悪くなると、毛根まで栄養が届きにくくなり、健康的な髪の毛が伸びなくなってしまいます。
髪の毛の伸びる速さを早くする方法
髪の毛を早く伸ばすために、自分で簡単にできるセルフケア方法をみていきましょう。
日常的にできることなので、ぜひ実践してみてくださいね。
十分な栄養を摂る
肌と同様に、髪の毛も適切な栄養素を届けることで、成長につながります。
特に髪の毛に栄養を届けるために必要な鉄分、髪の毛を作るケラチンの主成分であるタンパク質は、意識的に摂取しましょう。
鉄分はレバーや牡蠣は、髪の成長をサポートしてくれる亜鉛も含まれています。
タンパク質は体重分のg数を摂取するのが目安なので、50kgの人であれば50gがタンパク質の摂取目安量です。
食材としては、大豆製品や卵、ささみなど身近な食べ物から摂取が可能なので、取り入れやすい栄養素といえます。
また、食べるときはよく噛んで食べると、唾液が出てきますが、唾液には「パロチン」と呼ばれる成長ホルモンが出るので、髪の毛を育てるのに役立つでしょう。
睡眠の質を上げる
食事の他にも、日常生活で大事な睡眠の質を上げることも重要です。
髪の毛の成長に関わるホルモンは、1日のうち睡眠中に最も多く分泌されます。
入眠してから3時間で分泌されたホルモンは、その後数時間かけて全身を巡って行きますが、睡眠時間が極端に短い・夜中に何度も起きるという人はホルモンが巡りにくいです。
睡眠の質が低いため、髪の毛が弱く、すぐに抜けてしまう状況になるでしょう。
寝る前にスマホを見ない、自分に合った寝具を選ぶ、毎日決まった時間に布団に入るなど、寝る時の環境を見直してみてください。
また、午後10時〜午前2時の間は、特に成長ホルモンが分泌される時間帯なので、この時間帯に就寝を合わせるというのも1つの方法です。
1日15〜30分程度の運動をする
頭皮の血行を良くするためにも、運動習慣を作りましょう。
筋肉量が増えると、ポンプのような役割を果たしてくれるので、頭皮を含めた全身の血流を良くする効果が期待できます。
1日15〜30分程度の運動が理想ですが、自分のできる範囲から無理なくスタートしてください。
大事なことは続けられることなので、自分のペースに合わせましょう。
運動は過度なものではなく、ウォーキングやストレッチなど軽いもので十分です。
正しく洗髪する
頭皮に汚れが残っているなど、頭皮が乾燥しているなど頭皮の状態が悪くなる原因の多くが、洗髪が正しく行われてないことにつながります。
シャンプーをする際は、まずお湯で予洗いを2分程度行い、ある程度ホコリや雑菌を落としてから、泡立てたシャンプーで洗いましょう。
きちんと泡立てていないと、髪の毛と手が強く摩擦を引き起こし、頭皮に負担を与えます。
シャンプーの際は、頭皮をマッサージするように洗うと、血行をよくする効果が期待できます。
洗い流す時も入念にシャンプーを落とし切ってください。
頭皮環境を整える
頭皮の環境が悪いと、髪の毛の成長に影響があります。
特に乾燥することでかゆみが出たり、皮膚のバリア機能が低下したりと頭皮の状態はキレイな髪の毛にとって重要な存在です。
頭皮環境を整えるためには、表面の水分バランスを保つ必要があるので、例えば頭皮用の美容液や育毛剤などを使用してみましょう。
食事だけでは補えない効果が期待でき、塗る時に頭皮マッサージを合わせて行うと頭皮の血行を改善させる効果が期待できます。
紫外線対策を行う
顔や体と同じように、頭皮や髪の毛も紫外線による影響を受けやすいです。
紫外線は波長の長い「UV-A」と波長の短い「UV-B」の2種類があり、特にUV-Aは毛根の中にある毛母細胞まで到達し、髪の成長を妨げてしまいます。
また、紫外線はキューティクルがダメージを受けると水分保持力が失われ、切れ毛や枝毛の原因になるのです。
そのため、頭皮を守るように帽子や日傘を活用して紫外線対策をしてください。
髪の毛を早く伸ばすために気をつけたいNG習慣
髪の毛を早く伸ばすため、自分で生活を改善したとしても知らぬ間にNG習慣をしてしまっている可能性もあります。
以下では、髪の毛に影響があるNG習慣についてご紹介するので、参考にしてください。
髪の毛をキツく結ぶ
髪の毛をキツく結ぶと、まだ成長し切っていない髪の毛を引っ張るので抜け毛の原因となり、NGです。
髪の毛を引っ張っても伸びるわけはなく、頭皮に負担をかけるだけです。
さらに、髪の毛をキツく結んでいる時間が長くなればなるだけ、頭皮の筋肉が緊張し、血流が悪くなります。
髪を全く切らない
髪の毛を少しでも伸ばしたいと考え、カットに行く頻度を少なくする人も多いのではないでしょうか。
しかし、月日とともに髪の毛は痛みます。
傷んだ髪の毛を伸ばし続けると、枝毛や切れ毛ができる可能性もあり、ダメージが蓄積されてしまうのです。
放っておくと、髪の毛同士が引っかかったり、切れたりといった不調を与えます。
結果的に髪の毛の伸びが遅く感じるため、定期的に美容室でメンテナンスを行いましょう。
トリートメントを頭皮から付ける
トリートメントが頭皮に残っていると、頭皮のトラブルを引き起こします。
頭皮からトリートメントをつけると、落としきれない可能性もあるので、髪の毛の中間〜毛先のみ塗布することが大事です。
トリートメントの役割は、髪の毛のダメージを修復させることなので、傷みやすい部分に塗布しましょう。
まとめ
今回は、髪の毛を早く伸ばす方法についてご紹介しました。
髪の毛にはヘアサイクルがあるので、正しいサイクルにすることが健康的で美しい髪を伸ばすために必要です。
今回ご紹介したセルフケア方法やNG習慣を参考にしていただき、キレイに髪の毛を伸ばしてくださいね。