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“髪の毛の伸ばしかけ期間を乗り切る方法は?長さ別のアレンジ方法を解説”
髪の毛を伸ばしてイメージチェンジをしたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
理想の髪型にするため、髪の毛を伸ばそうと頑張っている伸ばしかけの段階では、思うようにまとまらず、スタイリッシュに見えないのは辛いものです。
伸ばしかけの状態だと、野暮ったく見えてしまいますし、ヘアアレンジはあまり得意ではないと悩んでいる方もいるでしょう。
今回は、伸ばしかけ期間を乗り切る方法と長さ別のアレンジ方法を解説します。
伸ばしかけている髪の毛がまとまらない原因
髪の毛を伸ばしかけの時期、なぜか髪の毛がまとまらないと悩む方も多いでしょう。
以下では、伸ばしかけの髪がまとまらない原因をみていきます。
毛先のばらつき
髪の毛は伸びてきているのに、うまくまとめられない原因は、毛先がばらついているからです。
髪の毛は、一般的に1ヶ月で1cm程度伸びると考えられていますが、全ての髪の毛が1ヶ月に1cm伸びているわけではありません。
1cm以上伸びる髪の毛もありますし、1cmも伸びない髪の毛もあるのです。
そのため、伸ばしかけの状態だとキレイに伸びてはくれず、ばらつきが出ます。
まとめようと思っても、伸びている髪の毛がバラバラなので、まとめにくいのです。
髪の毛がはねている
ショートやボブヘアの場合、髪の毛が肩にあたることではねてしまい、まとまりにくくなります。
ロングヘアの場合は、髪の重さではねることは少ないですが、短かった髪の毛が伸びてくると毛先がはねてしまい、キレイにスタイリングできません。
肩より下の長さにしたい人は、伸びかけで肩にあたって毛先がはねてしまう時期は特にストレスを感じるでしょう。
ボリュームの位置が変化
髪の毛が伸びかけてくると、切り立ての時よりもボリュームが出ている位置が変化していたり、スタイルが変わったりします。
髪の毛をカットした際に、顔や頭の形に合わせて髪の毛のボリュームを調整するため、その時のベストな状態なのです。
髪の毛が伸びていくたびに、ベストのシルエットが崩れていき、スタイリングしても思うようなまとまりが出せない場合もあるでしょう。
特にショートからボブにするといったときは、シルエットの変化が起きやすいです。
髪の毛の伸ばしかけ期間を乗り切る方法
髪の毛を伸ばしている期間は、どうしてもきれいにまとまらなかったり、自分がイメージするスタイルと違ったりと不都合が起きやすいです。
以下で伸ばしかけ期間を乗り切る方法をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
髪の長さに適切な頻度で美容室へ行く
髪の毛を伸ばしている期間、美容室を避ける方も多いですが、実際は適切な頻度で美容室に訪れると良いです。
伸ばしている最中なので、髪の毛をカットしにいく必要はないとイメージしますが、定期的に美容室で全体のスタイルを整えながら伸ばしていくとキレイな状態をキープできます。
ショートヘアの場合は2〜3ヶ月に1回、ミディアムヘアの場合は2ヶ月に1回が最適な間隔です。
特にショートヘアだと、数mmでも伸びるとスタイルが崩れて、雰囲気が変わります。
そのため、長さをカットせずに毛先だけ揃える程度だとしても、きちんと美容室でスタイルを整えてもらいましょう。
定期的なヘアケアを行う
徐々に髪の毛が伸びていくと、必然的に痛みも発生しています。
せっかく髪の毛が伸びても、乾燥や摩擦などのダメージから痛みが進行し、枝毛や切れ毛の多いパサパサの状態になってしまうのです。
理想の長さにするためにも、定期的なヘアケアは怠らないようにしましょう。
例えば、週に一回でもヘアパックをする、美容室でメンテナンスをするなどできる限りのケアを行ってください。
髪の毛のスタイリングを工夫する
伸びかけの髪の毛は、そのままの状態だとスタイルが崩れているようにも見えます。
そのため、アイロンやコテを使用して、スタイリングを変えてみるのも1つの方法です。
スタイルを変えてみると、違った雰囲気を楽しめますし、意外に似合う髪型を見つけるチャンスでもあります。
ただし、毎日アイロンやコテを使用すると、髪の毛に大きなダメージを与えてしまうため、週末だけなどタイミングは選びましょう。
【長さ別】伸ばしかけの髪の毛をアレンジする方法
長さによって、伸ばしかけの髪の毛をアレンジする方法が違います。
以下で、長さ別の似合うアレンジ方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【ショート】エアリーな動きを出してイメージを変える
ショートヘアの方で、髪の毛が多くて硬さがあるという人は、エアリーな動きを出すアレンジがおすすめです。
ヘアカラーをすることでも軽さは出せますが、以下のスタリング方法を試してみてください。
- 頭頂部の分け目をまたぐようにカーラーで巻く
- 毛先は太めのアイロンで外はねを作る
- 少量のバームを根元にもみ込む
簡単な工程ですが、仕上がりがエアリーで動きを出せるため、魅力的に見えます。
ポイントは、最初にボリュームが出にくい頭頂部にカーラーを巻いてふんわりとした雰囲気を出すことです。
カーラーを巻いた後は、ドライヤーの温風を当ててから外しましょう。
毛先は太めのアイロンでやや多めの毛束をとってから巻くと、ナチュラルに仕上がります。
指先に少量のバームを伸ばして、根元でもみ込み、馴染ませると空気が入ってキレイにまとまるでしょう。
【ショート】外はねで小顔効果を得る
ショートの方は、伸びかけだと全体的にボリュームが出てしまい、顔が大きく見える場合も多いです。
毛先を外はねさせることで、顎のラインでキュッと引き締まり、小顔効果を得られます。
キレイな外はねの作り方は、以下のとおりです。
- ストレートアイロンで毛先だけを外はねにする
- 外はねの上部は首に沿うようになでつける
- 再度毛先だけ外はねにする
- そのほかの髪の毛は中間から毛先を内側に丸める
- 頭頂部の毛束は根元を立たせるようにブローする
巻き髪をする専用のアイロンではなく、ストレートアイロンを使用すると、自然な外はねを作れます。
外はねを作るのは、あくまで毛先だけでそのほかは頭の形に沿ってまとめましょう。
内側に髪の毛を丸めるときもストレートアイロンを使用し、内巻きにしながら膨らみがちな部分をカバーしてください。
【ボブ】前髪をカーラーで巻いて流して洗練された雰囲気を出す
長めの前髪のボブの方であれば、全体を変えずとも前髪を巻くだけでも変化が楽しめます。
顔まわりの空間を作り、ふんわりしたシルエットを作ることで、洗練された大人の印象になるでしょう。
セルフでできるスタイリング方法は、以下のとおりです。
- 前髪をカーラーで巻く
- 全体の毛先を外はねにする
- トップの毛先を巻く
- バームで全体をスタイリング
前髪は分け目をつけずにしっかりとカーラーで巻くことで、アンニュイな雰囲気が出せます。
毛先全体を外はねにすると、動きが出せるので思い切ってはねさせることがポイントです。
トップの毛先を巻く際は、2回転巻くようにしましょう。
おろすとエラの上あたりにボリュームが出るので、美人見えのひし形に仕上がります。
【ミディアム】思い切ってレイヤーを入れて動きを出す
ミディアムヘアに思い切ってレイヤーを入れることで、伸びかけの髪の毛もまとまりやすくなります。
さらに、毛先を1カール外巻きにして顔周りの髪の毛に動きを出すと、よりスタイリッシュな印象に仕上がるでしょう。
方法は、以下の2ステップです。
- 全体の毛先を外巻きに1カール
- もみあげより前の髪の毛は縦方向にリバース巻き
たったこれだけで顔にかかる髪の毛とそれ以外の毛先で違う動きになり、表情をつけられます。
合わせてカラーリングすると立体感やツヤを出せるのでおすすめです。
【ミディアム】オン眉前髪で軽やかなニュアンスを出せる
伸ばしかけの長さの中でも、最もまとまりが出しにくい長さのミディアムは、オン眉前髪にすることで、モード感のある雰囲気を出せます。
ポイントは、前髪が短いのでふんわりさせることとそのほかの髪の毛はストレートアイロンを軽く当てて内側に丸めることです。
方法は、以下の2ステップです。
- 前髪とトップはカーラーで巻く
- サイドは前に引っ張るようにストレートアイロンで丸める
前髪の印象を出すために、カーラーを巻いてドライヤーで温風を当てて巻きましょう。
そのほかの髪の毛は、ストレートアイロンを使用し中間から毛先に向けてすーっとすべらせるように巻いていきます。
前に引っ張るようにしながら巻くと、適度なボリュームを出しつつ、ふんわりとした動きのある仕上がりになるでしょう。
まとめ
伸ばしかけの髪の毛がまとまるようなスタイリング方法をご紹介しました。
スタイリングのポイントをよく理解し、自分の髪の長さとのバランスをはかってください。
今回ご紹介した伸ばしかけの期間を乗り越える方法を参考にしていただき、理想の長さを目指しましょう。