美容情報サイト Beauty Webがお届けする今回のテーマは
“汗をかくと美肌になる?効果的な汗のかき方や美肌の理由について解説”
汗をかくことで、肌トラブルを引き起こす方もいますが、実は美肌になる場合もあります。
しっかりと汗をかくことで、ツルツルの肌になりやすいですが、汗の種類やかき方についてよく理解しておきましょう。
今回は、汗をかくことによって美肌になる理由や効果的な汗のかき方についてご紹介します。
汗と美肌の関係性
体も顔も全ての肌の内部では、新陳代謝によって新しい細胞が常に作れられています。
表面にある古い角質層は、新陳代謝が起きることで自然に剥がれ落ち、どんどん新しい角質が形成されていくのです。
その際に、毛穴に詰まった古い角質・汚れなどの老廃物は、全て汗と一緒に排出されていきます。
しっかりと汗をかかなければ、老廃物が流れていかないので古い角質や汚れが残ったままです。
老廃物が残る肌は、ごわつきやくすみの原因ともなるので、汗をかくことは美肌に一歩近づくことだといえるでしょう。
汗をかかない肌は、一見すると清潔に見えますが実は全く逆なのです。
汗をかき、肌の新陳代謝を促すことがとても大切といえます。
汗をかかない原因
運動や暑さを感じる環境でも汗をかかない人は一定数います。
汗をかかない原因は、以下が考えられるでしょう。
- 汗腺機能の衰え
- 基礎代謝量の低下
もともと汗は汗腺によってコントロールされており、暑くなると開いて汗を出し、寒い時は閉じる、といった体温調整を行っています。
近年エアコンなど、常に快適な温度環境で過ごしている人が増えたことで、汗腺が体温調整する必要がなくなってきました。
使っていない機能は徐々に衰えてしまうので、暑さを感じてもうまく汗腺が機能しません。
また、加齢や筋肉量の低下によって基礎代謝量が低下すると、元々の体温が低く汗をかきにくい状態になります。
そのため、基礎代謝を上げるように生活習慣の見直しや、軽い運動習慣を作るなど改善を試みる必要があります。
汗をかくことで得られる美肌効果

できるなら汗をかきたくない、と思う方も多いでしょう。
しかし、汗をかくことで得られる美肌効果はたくさんあるので、以下でご紹介します。
保湿効果
角質層の中で水分を保持する役割が汗にはあります。
皮膚が自分で作り出す保湿成分が汗の中に含まれているので、蒸発せずに角質の中にとどまって、肌の潤いをキープするのです。
汗の成分はほとんどが水ですが、そのほかに皮膚上の菌に対する抗菌力が期待できる抗菌ペプチドも含まれています。
そのため、肌トラブルを引き起こしにくい環境を整えられるでしょう。
肌のバリア機能を高める
汗には天然保湿因子が含まれているので、肌のバリア機能を高めることが可能です。
肌がくすんだり、赤みや湿疹ができる要因は、肌のバリア機能が低下することで引き起こされます。
日常起きる肌の摩擦、紫外線などといった外的要因から肌を守ってくれるバリア機能は、肌荒れ予防の基本です。
バリア機能を高めるためには、肌が潤いで満ちたりている必要があります。
毎日のボディケアだけでは、なかなか乾燥が改善されないという場合でも、汗をかくことによって皮膚と汗が混ざり合い、皮脂膜を作るのです。
皮脂膜が皮膚の表面を覆うことで、バリア機能の役割を果たします。
スキンケアと合わせて汗をかく習慣を作ると、常に肌が潤いに満ちた状態になるでしょう。
血行促進
汗をかくことで、血行が促されます。
血液は全身に栄養素や酸素を届けるため、血行の良さは美肌の基本です。
汗をかかない肌は、体が冷えるのでどうしても血の巡りが悪く老廃物が溜まりやすくなります。
体がむくんだり、背中や胸などにニキビができやすくなるでしょう。
しっかりと汗をかくことで、血行が促されてあらゆる肌トラブルの解消が期待できます。
汗をかくことは、体の内側から美肌効果を得やすい方法といえるでしょう。
効果的な汗のかき方
汗には、いい汗・悪い汗があります。
いい汗は、以下の特徴があるので、よく覚えておきましょう。
- さらさらしている
- 蒸発しやすい
汗をかく時に働く汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があり、基本的にエクリン腺から出る汗がいい汗だといえます。
アポクリン腺から出る汗は、ベタつきがあり、体温調節の役割を果たすことはありません。
ベタついた汗をそのままにしてくと、成分が皮膚表面の雑菌と反応し、匂いの元となるでしょう。
そのため、美肌効果を得るためにはエクリン腺から汗を出すことが大事です。
以下で、いい汗のかき方をご紹介します。
ウォーキング
いい汗は運動によって引き起こされることがほとんどですが、過度に行う必要はありません。
ウォーキングも毎日20〜30分程度行うだけで、いい汗をかけます。
効果的なのは、3分は普通に歩き、3分早歩きしてみるという方法です。
繰り返し3〜5セットを行い、20〜30分程度のウォーキングが可能といえます。
毎日が理想ですが、なかなか難しいという場合は、無理のない範囲で始めてみてください。
半身浴
いい汗をかくためには、しっかりと体を温めることが大事です。
基礎代謝が落ちている人の場合、体が温まりにくくなっていることで汗をかきにくくなっています。
そのため、半身浴を30〜40分程度行い、じっくり体を温めて汗をかきやすい環境を整えましょう。
日々繰り返していくうちに、いい汗をかきやすくなります。
ただし、お風呂あがりにすぐエアコンの効いた部屋で涼むのは代謝を上げることができないのでNGです。
自然に汗が引くのを待ちましょう。
サウナ
近年美肌効果があると注目されているサウナも、いい汗をかける方法です。
10分入って水風呂でクールダウンして、少し休んでからまた10分サウナに入る、というのを3セット繰り返すと体に負担なく汗をかけます。
無理をして長時間入ったり、高い頻度で入ると体に負担をかけるので、3セットくらいがちょうど良いです。
まとめ
いい汗をかくことによって、全身ツルツルの美肌になりやすいです。
日々のスキンケアも大事ですが、汗をかくという体の内側からキレイになる方法も合わせてみましょう。
今回ご紹介したいい汗のかき方を参考にしていただき、全身美肌を目指してくださいね。