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“化粧水がしみるのはどうして?しみる原因や対策について解説”
普段から使用している化粧水なのに、使用した時に肌がヒリヒリすると感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。
今まで何もなかったとしても、突然化粧水がしみるようになる可能性があります。
化粧水を使用してしみる原因はさまざまあるため、今回は化粧水がしみる原因や対策について紹介するので参考にしてみてくださいね。
化粧水が肌にしみる原因
使用に慣れている化粧水でも、急にしみるようになるケースもあります。
肌状態の変化など、肌が敏感になってしまう可能性もあるので、以下で原因をみていきましょう。
肌のバリア機能が低下している
人間の肌の表面は、外的刺激から肌を守ったり、うるおいを保つバリア機能が備わっています。
しかし、乾燥や紫外線などによって肌のバリア機能が低下した状態だと肌が敏感な状態になり、しみてしまうのです。
普段であれば問題のない些細な刺激でも炎症を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
スキンケアが過剰
肌に良いからと過剰にスキンケアを何度も行ったり、適量以上の量を使用するなどした場合、肌に大きな負担をかけてしまいます。
スキンケアコスメの量を誤ると、肌がベタついたり、逆に乾燥してしまったりと肌の状態が悪くなりやすいです。
特にはがすタイプのフェイスパックや、ピーリングを頻回に使用していると肌への刺激が強いので注意してください。
マスクやコットンによる刺激
紫外線だけではなく、マスクやスキンケア時のコットン使用による外的刺激によっても肌は敏感な状態になります。
マスクのつけ外し、コットンの使用によって肌に摩擦が起きるので、肌荒れが引き起こされやすくなるのです。
すぐに肌への影響はありませんが、徐々に肌へのダメージが蓄積していくので、化粧水を使用した時にしみると感じる可能性があります。
化粧水がしみる時の対処法
化粧水がしみる原因はさまざまですが、対処法についても理解しておきましょう。
難しい方法ではないので、しっかりと理解し、対処していくようにしてください。
しみている部分を冷やす
化粧水をつけてしみる部分にかゆみがあったり、赤みが出たりした場合は冷やすようにしましょう。
保冷剤をガーゼやタオルなどで包み、しみる部分に当ててください。
氷や保冷剤を直接肌につけると、肌への刺激になるので必ず何かで包むようにします。
洗顔方法の見直し
洗顔の時に熱湯で泡を洗い流していたり、ゴシゴシ洗ったりすると乾燥を引き起こし、肌のバリア機能が低下してしまいます。
そのため、正しい洗顔方法を行うことによって、肌への不用意な刺激を避けられるでしょう。
以下の洗顔方法を参考にしていただき、肌への負担を減らしてください。
- 顔と手をしっかり濡らす
- 洗顔料を泡立てる
- 顔全体に泡を乗せる
- ぬるま湯ですすぐ
洗顔前にまずは手洗いを行い、清潔な手で洗顔することが大事です。
洗顔に使用するお湯は、熱いお湯ではなく、38°程度のぬるま湯にしましょう。
濡らした手のひらに洗顔料を取り、少量のぬるま湯を足して泡立てます。
少し泡立っただけでは洗うのではなく、ふわふわの泡を作ってください。
泡立てた後は、顔全体に泡を乗せて撫でるように洗います。
手のひらが肌に触れない程度の強さで洗うことを意識して、優しく円を描くように洗いましょう。
何分も洗う必要はなく、時間をかけすぎずにお湯で流してください。
洗い残しは肌トラブルの原因になるので、髪の生え際・フェイスラインは特にしっかりすすぎましょう。
洗顔後は、素早くスキンケアを行い乾燥しにくい状態を作ることで、肌のバリア機能を保てます。
スキンケア商品の見直し
すでにバリア機能が低下してしまった肌は、敏感な状態になっているので刺激の少ないスキンケア商品を使用してください。
今まで使用していた商品がしみる状態だと、そのまま使用し続けていても肌に負担を与えてしまいます。
そのため、一旦は敏感肌用のコスメに変更して、肌の状態が安定するのを待ちましょう。
低刺激だとしても、肌に合うとは限らないのでまずはパッチテストなどを行って、肌に合うか確認してから利用してください。
紫外線対策の徹底
紫外線は、肌のバリア機能を低下させる大きな原因となります。
日々日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子などを使ったりして紫外線対策の工夫をしましょう。
朝日焼け止めを塗って終了ではなく、こまめに塗り直すことで、効果を持続できます。
また、雨の日や曇りの日でも紫外線は降り注いでいるので、日光が出ていないからと油断せずにいてください。
肌のバリア機能をアップさせる習慣
化粧水がしみる原因で最も多いのは、肌のバリア機能が低下したことによる不調です。
そのため、肌のバリア機能をアップさせる習慣を身につけましょう。
スキンケアだけではなく、インナーケアと呼ばれる生活習慣の見直しが効果的なので、実践してみてくださいね。
栄養バランスを考えた食生活
肌のバリア機能をアップさせるためには、食生活は大きな影響があります。
肌を元気にしてくれる栄養素をしっかりと毎日食事で摂ることは重要で、以下の栄養素を意識的に摂取しましょう。
- タンパク質
- ビタミン
タンパク質は、肌細胞の原料となる栄養素であり、肌のターンオーバーを整えるのに大切な成分です。
肌のバリア機能に欠かせない天然保湿因子もタンパク質でできているので、日頃から摂取するようにしましょう。
赤身肉や魚、大豆類などのタンパク質は日常摂取しやすい食材なので、積極的に食べてみてくださいね。
ビタミンは、肌を健やかに整えてくれる栄養素が豊富に含まれています。
ただ、ビタミンは体内にとどめておくことができないため、日々継続して摂るようにしましょう。
特に人参やほうれん草など色の濃い緑黄色野菜には、抗酸化作用も期待できるので肌の状態を美しくキープしたい人におすすめです。
また、柑橘類やキウイなどのフルーツは、コラーゲン生成や活性酸素を除去してくれるビタミンCが豊富に含まれているので、積極的に摂りましょう。
こまめな水分補給
肌の水分は、スキンケアだけではなく体の内側からも摂取する必要があります。
人間の体は、体重の約60%が水分でできていますが、年齢とともに水分保持力が低下してしまうのです。
水分をしっかりととっていると、血液量が増加し、血流も良くなるので肌へ酸素や栄養が届きやすくなります。
余分な老廃物も排出されやすい状況になるので、水分と美肌は切っても切り離せません。
一般的に1日1.5〜2ℓの水を飲むことで、適切な水分量が保持できます。
ミネラルウォーターだけではなく、炭酸水や白湯も飲みやすくておすすめです。
冷たい水ではなく、常温の水を30分ごとに1〜2口飲むといったこまめな水分補給を行いましょう。
冷たい水の一気飲みは、体を冷やして新陳代謝を低下させるので、体のむくみの原因となり、おすすめできません。
睡眠の質を上げる
美肌は夜に作られるという言葉があるように、睡眠は重要な部分を担っています。
ただ睡眠時間が長ければ良い、というわけではなく、睡眠の質にこだわりましょう。
睡眠中には、成長ホルモンと睡眠ホルモンが分泌され、特に成長ホルモンは肌の新陳代謝を促して、日中に浴びた紫外線など外的ダメージの修復が期待できます。
睡眠ホルモンは、成長ホルモンの分泌を促し、体の中を錆びつかせない強力な抗酸化力もあるのです。
睡眠ホルモンの効果は、ビタミンCやビタミンEよりも高いと考えられていて、大切にしたい部分だといえます。
睡眠の質をよくするためには、日中にしっかりと太陽に当たることです。
太陽の光は、メラトニンの分泌を抑え、約16時間後には眠気が訪れるようにスイッチが入ります。
体内サイクルが整い、しっかりとした睡眠がとれるでしょう。
また、太陽に当たるタイミングは朝目が覚めた時がベストです。
時間があるようなら、日中は日光に当たりながらウォーキングなどのリズム運動をするとセロトニンの分泌が促されるので、出勤時に1駅歩いたり、散歩をしたりしましょう。
まとめ
今回は、化粧水を使用してしみる原因について紹介しました。
紫外線や肌への刺激によることが原因で、肌のバリア機能が低下していると敏感な状態になっているので少しの刺激でもしみたり、ヒリヒリしたりします。
今回紹介した対処法を参考にしていただき、肌の状態を整えてくださいね。