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“スカルプネイルのメリットとは?ジェルネイルとの違いや注意点もあわせて紹介”
近年、ジェルネイルで指先のおしゃれを楽しむ人も増えていますが、依然としてスカルプネイルも人気があります。
ネイルを楽しんでみよう、という人の中には「スカルプネイルのメリットは何か?」「ジェルネイルと何が違うの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、スカルプネイルのメリットやジェルネイルとの違いを紹介します。
注意点もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
スカルプネイルとは
スカルプネイルは、爪に長さをプラスする技術のことを指しています。
別名「アクリルネイル」とも呼ばれていて、専用の溶剤を使用して人工の爪を作り出し、自爪にしっかり密着させて長さをプラスさせる方法です。
本来は、爪の強度が弱くて割れやすい人のために使われていた技術ですが、徐々にネイルアートの長さだしとしても使用されるようになりました。
強度が高く、簡単に撮れることがないので長時間美しい爪を堪能できます。
スカルプネイルは、ベーシックとチップオーバーレイの2つにわかれており、ベーシックは専用の溶剤のみで長さを出していく方法です。
チップオーバーレイは、名前の通りネイルチップを使用して、長さを出す方法です。
一般的にネイルサロンでは、ベーシックタイプの施術が行われています。
ジェルネイルとの違い
スカルプネイルとジェルネイルの違いは、大きくわけて以下の3つが挙げられます。
- 溶剤
- 長さ、形
- 性質
それぞれ、紹介するので参考にしてみてください。
溶剤
スカルプネイルは、ミクスチャーを使用して人工爪を作っていきますが、ジェルネイルはアクリル樹脂が用いられています。
ミクスチャーの場合、アクリルリキッド特有の匂いがあるので苦手な人もいるでしょう。
一方で、アクリル樹脂は基本的に無臭なので、匂いに敏感な人はジェルネイルの方が向いていいます。
長さ、形
スカルプネイルは、強度が高いので3mm程度の長さ出しも問題なく行えます。
そのため、ロングネイルにしたい人や派手さを出したい人はスカルプネイルの方が向いているでしょう。
一方で、ジェルネイルは強度が高くないので、ハードジェルを使用したとしても1cm未満が限界の長さです。
どの程度の長さを出したいのかによって、向き不向きが変わります。
形に関しても、ジェルネイルは自爪がベースなので好きな形にアレンジはできませんが、スカルプネイルは柔軟にアレンジが可能です。
好みの長さを実現できるからこそ、さまざまな形にアレンジできるという魅力があります。
性質
高強度のスカルプネイルと比較すると、ジェルネイルは柔軟性があるので付け心地が軽やかです。
強度が高い分、スカルプネイルはしっかりとしているので折れたり、割れたりする不安感を抱かずに済みます。
自分がどのような付け心地を求めているかによっても、選択が違ってくるでしょう。
スカルプネイルのメリット
スカルプネイルならではのメリットはいくつもあるので、しっかりと理解しておきましょう。
自分のなりたい爪が実現できるかどうかわかるため、参考にしてみてくださいね。
好きな形・長さのネイルを作り出せる
スカルプネイルの大きなメリットは、好きな形や長さのネイルを作り出せることです。
硬いアクリル素材を使用するので、制限なくロングネイルを楽しめますし、形も自分の好みに合わせて変更できます。
長さを出してから形を整えると、よりシャープで女性らしい爪先にもなれますし、3Dパウダーを使って立体感のあるアートも楽しめるでしょう。
強度が高いことで、ネイルアートの幅が広がっている点が、スカルプネイルの魅力ともいえます。
折れた時の補修が可能
爪の強度が元々弱い人や家事や仕事などで指先をよく使用する人は、爪が折れやすい傾向にあります。
自爪ではなかなか補修ができませんが、スカルプネイルであれば折れた爪を自然に補修、補強することが可能です。
そのため、ネイルをしたいけれど折れやすいといった自爪が薄い・折れやすい人にとっては、スカルプネイルの方が向いています。
美しいCカーブを作れる
スカルプネイルの施術には、ピンチと呼ばれる作業工程があります。
ピンチは、爪の両サイドから中心に向けて圧力をかけることで、なめらかなCカーブを作り出すのです。
スカルプネイルは、作業工程にピンチが含まれているからこそ、ジェルネイルよりも美しいCカーブを作り出すことができるので、仕上がりがよりキレイに見えるでしょう。
縦長のしなやかな指先に憧れを持っている人にとっては、大きなメリットです。
指先が美しく見える
人工的に爪を長くするだけではなく、美しい指先に見せる効果も期待できます。
爪先を整えることで、今までは指が短く見えたり、子供っぽく見えたりすることもありません。
爪が長くなると、指先も細く長く美しく見えるため、ロングネイルのいいとこ取りが可能です。
スカルプネイルの注意点
長さを出せて、美しい指先にしてくれるスカルプネイルはとても魅力的な施術方法です。
一方で、注意点もあるのでよく理解しておきましょう。
施術時間がかかる
自由度が高く、長さや形を好みに整えられるため、施術時間が長い点は注意してください。
ジェルネイルの場合でも、自爪にジェルを乗せて表面を固める流れなので、一般的に2時間程度は必要です。
スカルプネイルの場合は、1本ずつ爪にフォームをはめて丁寧に形成するため、3時間程度かかってしまいます。
ネイルサロンを利用する人は、時間がかかることを念頭に入れて予約を入れましょう。
セルフで施術を行う場合は、より時間がかかるので時間に余裕を持ってくださいね。
初心者の場合だとセルフは難しい
スカルプネイルは、ネイリスト検定の課題になるほど難しい技術です。
不慣れな人が扱うと、分厚くなったりネイルのもちが悪くなったりします。
キレイに仕上げるためには、繰り返し練習が必要になるので、最初はチップオーバーレイタイプから始めたり、ジェルネイルから始めたりなど手軽にできる方から練習してみてください。
自爪への負担がかかる
スカルプネイルを自爪に装着する際に、爪の表面をファイルで削る必要があります。
ネイルオフする際も、オフ剤がよく浸透するようにアクリルを削るので、自爪への負担はジェルネイルと比較すると大きいです。
そのため、普段からネイルオイルや美容液などを使用してケアを行ってあげると、爪自体が強くなります。
まとめ
今回は、スカルプネイルのメリットについて紹介しました。
制限なく長さを出せて、自分好みのネイルの形にできるため、ロングネイルを楽しみたい人や自爪が弱く補強したい人に向いています。
今回紹介した注意点も参考にしながら、自分の理想の爪を目指してくださいね。