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“ヘアケアブラシは悩み別に使い分けよう!種類や選び方について紹介”
日々のヘアケアは、シャンプーやトリートメントなどだけではありません。
実は、何気なく使用しているヘアブラシにも重要なケアの意味があります。
ヘアケアブラシと呼ばれる種類のブラシが存在しており、使用することでより美しい髪の毛を作ることができるのです。
今回は、ヘアケアブラシの魅力や髪の悩み別に覚えておきたい選び方について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヘアケアブラシの魅力
一般的にイメージされるプラスチック製のヘアブラシとは違い、ヘアケアブラシには以下の美容効果が期待できます。
- 髪や頭皮の汚れを落とす
- 頭皮の血行促進
- 髪の毛のツヤが出せる
髪の毛には、目で見えるだけではないホコリや汚れが積み重なっています。
そのため、1日の終わりには髪の毛は非常に汚れているため、シャンプーをするだけでは汚れが落としきれない可能性も高いです。
ヘアケアブラシを使用することで、大まかな汚れを取り除けるのでシャンプーの泡立ちや洗浄力を高めてくれます。
髪の毛をブラッシングすることで、頭皮に刺激を与えることができます。
頭皮はなかなかケアすることができない部分なので、ヘアケアブラシを使用して刺激を与え、血行を促進させると元気な髪の毛を作り出す効果が期待できるでしょう。
さらに、頭皮や髪の毛だけではなく、顔のリフトアップや肌のくすみ改善にも役立ちます。
血行が良くなり、頭皮を洗浄しやすくなると、適切な油分のバランスを整えられます。
そのため、必要な頭皮の皮脂でキューティクルをコーティングできて、まとまりのある美しい髪の毛にしてくれるのです。
ヘアケアブラシの種類
ヘアケアブラシには、さまざまな種類があるので目的や髪質に合わせて選ぶようにしましょう。
ヘアケアブラシの種類によって、髪の毛のツヤや健康状態が大きく変化することもよくあることです。
以下では、代表的なヘアケアブラシの種類を紹介するので、自分に合ったブラシを見つけてみましょう。
スタイリング用のブラシ
朝のスタイリングなど、髪の毛のうねりやクセをとってくれるヘアケアブラシは、以下の種類です。
- ハーフブラシ
- スケルトンブラシ
- ロールブラシ
ハーフブラシは、一般的に髪の毛を整えるのに使用されるブラシです。
デンマン社が作った形のヘアブラシなので、デンマンブラシとも呼ばれています。
引っ掛かりが良いので、髪の毛の内側に入れて引っ張りながら、ドライヤーでブローすることでクセをしっかりと伸ばせます。
髪の毛の長さに関係なく、ボリュームを抑えて、広がった毛先を整えることが可能です。
スケルトンブラシは、ナイロン製のブラシでさっと髪の毛を梳かしたい時やブローに使用しやすい種類です。
風通しの良い構造なので、濡れた髪の毛をさっと乾かしたい人に向いています。
ロールブラシは、360度に毛がついている獣毛でできたブラシです。
伸ばしたい部分の内側にブラシを入れて、毛先に向けながらブローするとふんわりとしたキレイな髪の毛にしてくれるでしょう。
髪を整えるブラシ
髪の毛の絡まりを優しくほぐし、ツヤを出したりサラサラにしたりする効果が期待できるのは、以下の種類です。
- 獣毛ブラシ
- 卵型ブラシ
獣毛ブラシは、猪や豚などの動物の毛で作られたヘアケアブラシです。
髪の毛のパサつきを抑え、ツヤを出したい人やロングヘアの人に向いています。
卵型ブラシは、コンパクトで持ち運びやすいサイズのブラシです。
ピンの配置が1本1本異なる高さなので、摩擦が発生しにくく、髪の毛をサラサラに整えてくれます。
卵型ブラシの場合、バッグの中に入れられるので、どのようなタイミングでも使用しやすい点が魅力といえます。
ナイトケア用のブラシ
シャンプー前にブラッシングをすることで、髪の毛や頭皮の汚れをオフしてくれるヘアケアブラシは、以下の種類です。
- クッションブラシ
- パドルブラシ
クッションブラシは、面が小さく丸みを帯びていて、台座がラバー製でクッション性のあるブラシです。
ピンの間隔が狭く、密集しているのでドライヤーで乾かしやすいだけではなく、頭皮マッサージにも利用しやすい点が特徴といえます。
パドルブラシは、クッションブラシよりも面が広く、ピンの間隔も広いブラシです。
空気穴が空いていることによって、クッション性があるので、ピンの肌あたりがよく、頭皮を程よく刺激してくれます。
髪の毛の絡まりを簡単に解いてくれる特徴もあるため、髪の毛が細い人にも向いているでしょう。
悩みに合わせたヘアケアブラシの選び方
髪の毛の悩みは人それぞれ異なり、ダメージが気になる方やボリューム不足に悩んでいる方など、悩みに合わせたケアが必要です。
ヘアケアブラシも、悩みに応じた適切なものを選ぶことによって、髪の毛や頭皮の改善につながります。
以下では、髪の悩み別に最適なヘアケアブラシの選び方について紹介するので、参考にしてみてくださいね。
広がりやすい人やうねりのある人は獣毛ブラシ
広がりやすくうねりのある髪の毛の人は、水分も油分も足りていない状態です。
そのため、獣毛ブラシのように頭皮の皮脂を髪の毛にいき渡らせて、ツヤを出してくれる獣毛ブラシがおすすめといえます。
獣毛ブラシだと、ブラッシングした際に静電気の発生が少なく、頭皮までしっかりと届くので頭皮を適度に刺激することが可能です。
くり返しブラッシングすることで髪の毛をきれいに整えてくれるので、髪の毛がもつ本来のツヤを実感できるでしょう。
髪の毛が細くてボリュームがない人は豚毛、髪の毛が太くてボリュームのある人は猪毛がおすすめだといえます。
ふんわりとしたボリュームを出したい人はスケルトンブラシ or 豚毛のロールブラシ
ボリュームが少ない人の場合は、髪の毛を乾かしたり、ブラッシングした時にボリュームが出やすいスケルトンブラシや豚毛のロールブラシがおすすめです。
ブローの際にロールブラシを使用すると、キューティクルをしっかりと閉じ込めて髪の毛にツヤを与えられます。
獣毛のブラシは、髪の毛と同じタンパク質が主成分なので、油分によって髪の毛もしっかりとツヤと軽やかな髪質を手に入れることができるでしょう。
スケルトンブラシの場合は、ブローに不慣れな人でも使いやすく、かきあげるように乾かすことでふんわりとした仕上がりになります。
ハリやコシがなくなっている人は、ブラッシングを丁寧に行うことで、頭皮のケアも行えます。
ダメージヘアの人は天然素材のブラシ
枝毛や切れ毛など、ダメージヘアの人は天然素材のブラシを選びましょう。
竹のパドルブラシがおすすめで、一度に広い範囲で髪の毛をほぐせるので、静電気が発生しにくく、絡まりやすい毛を優しくほぐしてくれます。
天然素材のパドルブラシは、頭皮やツボへ優しく心地良い刺激を与えてくれるので、血行を促進するでしょう。
心地良いと感じる強さでブラッシングや頭皮全体を軽く叩くことで、スカルプマッサージも行えます。
また、生え際から後頭部に向けて梳かすことで頭皮全体のリフトアップマッサージにもなります。
ヘアケアブラシを使用する際の注意点
ヘアケアブラシを使用する際の注意点を紹介します。
手軽にできるヘアケア方法ですが、使用する際の注意点を理解していないと十分に効果を実感することはできません。
注意点を意識して、使用しましょう。
髪の毛の汚れはこまめに取り除く
毎日のケアでブラシを使用していると、当然ながら髪の毛や古い角質、整髪料などの汚れが蓄積されてしまいます。
ブラシ自体の手入れをせずに放っておくと、イヤな匂いが頭につきやすくなったり、炎症が起きる可能性もあるでしょう。
特に獣毛ブラシや竹製のブラシは、デリケートな素材なので手入れをする際に濡らさないように注意してください。
ブラシ専用のクリーナーや歯ブラシ、爪楊枝を使用して週に1回はブラシ自体のお手入れをしましょう。
ブラッシングは毛先から順番にする
ショートヘアだけではなく、ミディアムヘアやロングヘアの人は髪の毛が絡まりやすいため、必ず毛先の方からほぐし始めましょう。
ブラッシングの順番を誤るとより絡みやすくなってしまうので、毛先から徐々に全体のブラッシングをしてください。
あまりにも絡まっている時は、指や目の粗いパドルブラシを使用して、ゆっくり丁寧にほぐしましょう。
慌ててほぐそうとすると髪の毛にダメージを与えてしまうので、十分に注意します。
まとめ
今回は、ヘアケアブラシの選び方や種類について紹介しました。
髪の毛にツヤを出したり、頭皮ケアを行うためにはそれぞれのブラシの特徴を理解しておきましょう。
自分のなりたい髪の毛の状態や現在の悩みに合わせて、ヘアケアブラシを選んでください。
今回紹介したヘアケアブラシを使用する際の注意点も参考にしていただき、丁寧にヘアケアを行うようにしましょう。