美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)がお届けする今回のテーマは
“正しい爪の切り方とは?切るタイミングや理想の長さについて解説”
爪を切る際、ほとんどの人は何も意識せずに伸びている部分を切っているのではないでしょうか。
正しい爪の切り方を行っていないと、巻き爪や深爪のトラブルに発展することもあります。
今回は、爪の負担がない正しい切り方についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
爪を切る適切なタイミング
手の爪は一般的に1日0.1mm程度、1ヶ月で3mm程度伸びます。
足の爪は、手の爪の半分のスピードで伸びると考えられているので、基本的に爪は1週間に1回、足の爪は2週間に1回切るといった認識で十分です。
ただし、手も足も爪が伸びるスピードには個人差があるので、だいたい1mm程度伸びたなと思うところで切ると良いでしょう。
手入れの方法でおすすめなのは、週に1回の爪切りのほかに3〜4日に1回のペースで爪やすりをかけると、爪があまり伸びません。
爪切りによる負担が軽減されるため、ケアの一環として行うことをおすすめします。
お風呂上がりの爪切りはNG
爪は硬いものなので、お風呂上がりに爪が柔らかくなった時に切る人も多いのではないでしょうか。
切りやすいですが、基本的にお風呂上がりの爪切りはNGです。
肌と同様に、お風呂に入ったばかりの爪は水分を含み膨張しています。
その際に爪を切ると、時間の経過とともに元のサイズに戻った時、深爪になる可能性が高まります。
深爪状態が長くなると、指先の肉が盛り上がって巻き爪になる可能性もあるので、できる限りお風呂上がりに爪を切るのは避けてください。
覚えておきたい正しい爪の切り方
多くの人は自己流で爪を切っているでしょう。
しかし、正しい爪の切り方を理解していないと、思わぬ爪のトラブルに発展する可能性があります。
以下が基本の工程です。
- 手洗いをする
- 化粧水を含ませる
- カーブをつぶさないように少しずつ切る
- 爪やすりで角をなくす
それぞれステップごとに紹介するので、参考にしてみてください。
手洗いをする
最初に、爪をしっかりと洗って清潔な状態にしてください。
手の爪だけではなく、足の爪を切る際もまずは足を洗ってからが基本です。
爪の中に汚れがある場合は、極細毛の歯ブラシを使用するなどして落としてください。
もしも落ちなければ、爪の中にオイルを垂らしてかき出す、もしくは自然に汚れが落ち出されるまで待つと良いでしょう。
市販の爪ブラシの使用は、刺激が強すぎるため避けてください。
化粧水を含ませる
爪を切りやすくするため、化粧水を少量爪に含ませてください。
お湯などで爪を柔らかくすると、膨張して一時的に大きくなり、乾燥すると小さくなるので思わぬ深爪を引き起こす可能性があります。
そうならないために、化粧水で軽く潤いを与えてから切りましょう。
爪の先の白い部分は水分量が少なく、乾燥している傾向があるのです。
乾燥状態の爪を切ると、負担が大きくなり、割れやすくなるので化粧水を垂らす一手間は大切といえます。
カーブをつぶさないように少しずつ切る
爪のカーブをつぶさないように、少しずつ切りましょう。
理想的な爪の形は、手も足もスクエアオフがおすすめです。
角を少し丸めた形なので、爪にとっても負担が少なく、健康的に見えます。
爪を切る際は、板式の爪切りでもニッパーでも問題ありません。
大切なことは、爪のカーブをつぶさないように少しずつ切ることです。
まず、端の2mmくらいを挟んで少しずつ切っていきましょう。
一気に切ると、爪のカーブがつぶれて負荷がかかってしまいます。
端から中央に向かって少しずつ爪を切り、形を作ってください。
爪やすりで角をなくす
爪を切り終えたら、爪やすりを使用して角をなくしましょう。
削るというよりもなでるくらいの軽さでやすりを当てて、角を丸くしてください。
やすりを使用せずにそのままにしていると、爪切り後の切り口が引っかかってケガをしたり、二枚爪になったりとトラブルの元になります。
無理やり前後に動かすのではなく、一方向に真っ直ぐ動かすのがポイントです。
小さめに動かすことできれいに仕上がりますが、爪切りについているヤスリは目が荒いため使用は避けてください。
基本的に、爪やすりは目の細かさが240グリット以上の細かなものを用意しておくと、爪に負担をかけません。
理想的な爪の長さ
仕事上の問題、好みの問題で短い爪にする方も多いのではないでしょうか。
しかし、あまりにも切ってしまうと深爪になって痛みを感じる場合もあります。
そのため、理想的な爪の長さを理解しておきましょう。
指先とほぼ同じくらいの長さが基本
理想の爪の長さは、指先を真横から見た時に爪と指先がほぼ同じ長さになっている状態です。
爪の白い部分を全て切ってしまうのではなく、2mm程度残しておくようにしてください。
指の長さに合わせようと深爪をしても爪には良くないので、白い部分は必ず残しましょう。
3mm以上残すと長すぎる・不潔といった印象にもなりやすいので、2mm程度が基本だと思ってください。
ただ、爪の大きさや手の形、指の長さは個人差があるので自分の爪に合わせた調整を行います。
目安は、手を握った時に手のひらに爪がほぼ当たらない状態、もしくは当たっても気にならない程度です。
ネイルを楽しみたい人は最低1mm残す
2mm以下の長さは深爪、と認識されますがどうしても短いネイルが好みという人は最低でも1mmは残しておきましょう。
特にネイルをする人は、深爪になると肌への負担も大きくなるため、白い部分を少しでも残しておくことが大切です。
ネイルを楽しみたいけど短めが好き、という人は白い部分を残しているかどうかを考えてください。
まとめ
爪の負担を考慮した、正しい爪の切り方をご紹介しました。
普段何気なく切っている方法が、爪に思わぬ負担をかけている可能性もあるので、正しい切り方を心がけましょう。
少しの工夫で、キレイで健康的な爪をキープできます。
今回ご紹介した切り方のステップや切るタイミングなどを参考にしていただき、爪の健康を保ってくださいね。