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“襟足の生え際が上向きってどんな状態?落ち着かせる方法やよくある失敗について紹介”
襟足の生え際が上向きになっていると、どうしてもヘアスタイルが感じにくいと悩む方も多いのではないでしょうか。
ショートヘアにしたいのに、襟足が上向きだから避けている、という方もいます。
今回は、襟足の生え際の上向きを落ち着かせる方法や、やってしまいがちな失敗について紹介します。
適切な対処法、似合う髪型などを理解しておくことで、バランスの良い髪型をキープできますよ。
襟足の生え際が上向きの状態とは?
襟足は自分では見えない部分なので、実際上向きなのかがわからないというケースも多いです。
ショートスタイルにした時に、なんとなくバランスが悪いな、と感じる場合の多くは襟足の生え際が上向きな状態だといえます。
よくわからないという人は、、自分で写真を撮ってみるか美容師さんに確認しましょう。
襟足の生え際が上向きな状態というのは、文字通り襟足の髪が上向きになっている状態です。
本来、下に向けて生えている髪の毛が上に向いていたり、左右に向いていたりする状態を指しています。
上向き状態だと、すぐに浮いたり、はねたりするのでショートヘアは難しいと感じるでしょう。
短くすると浮いてしまうからと、多くの人は重さを出して抑えようとします。
しかし、襟足を重く、長くしてしまうと垢抜けない印象になり、ボリュームが出過ぎるなども出てくるのでおすすめはできません。
生え際の上向きを落ち着かせる方法
生え際の上向きは、ヘアスタイルが崩れやすく、バランスも悪くなってしまうのでスタイルがまとまらないですよね。
以下では、生え際の上向きを落ち着かせる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
シャンプー後のドライヤーでコントロール
襟足の上向きをしっかりと抑えるためには、シャンプー後のドライヤーが重要です。
丁寧に乾かすことができれば、襟足を落ち着かせることができます。
簡単に誰でもできる襟足を落ち着かせるドライ方法は、以下のとおりです。
- 襟足部分を上から乾かす
- 襟足を寝かせるようにブラシで梳かす
- 襟足を寝かせた状態で冷風を当てる
襟足を寝かせる時にブラシで梳かしてもなかなか効果を得られない時は、手で押さえながら乾かすと効果的です。
冷風を当てる時も、ブラシで手で寝かせた状態で当てましょう。
髪の毛は、ドライヤーを当てて熱くなった時にも形状が決まりますが、冷めた時にさらに形状が固定されます。
温風→冷風と当てることによって、襟足の浮きを落ち着かせられるでしょう。
下記の記事では「美髪になるドライヤー方法」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
襟足の浮きと相性が良い髪型にする
襟足が浮きやすい人は、ついつい長さのある髪型にしがちです。
襟足が軽すぎると浮いてしまうため、重さを出した方が良いと感じますが、実際は違います。
重さや長さを出すことで、逆にバランスが悪くなることもあるのです。
そこで、襟足が浮きやすい人と相性の良い髪型をするというのも1つの方法といえます。
特にショートボブは、襟足が浮きやすい人でも落ち着きのある髪型なのでおすすめです。
ショートボブの場合は、襟足が上向きになることをカバーしつつも髪の毛を短くすることができますよ。
ショートボブにする際のポイントは、以下の点です。
- 襟足を短く、適度に軽く
- 段は少なめ、表面にの髪は長め
- 後頭部の丸みの位置は低め
ポイントを押さえておくことで、襟足の浮きを抑えることができます。
後頭部にしっかりと丸みがあるので、上向きの生え際が気にならなくなるでしょう。
下記の記事では「ショートヘアを維持するカットの頻度」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
思い切って外はねにする
襟足の生え際が上向きになっていると、とにかく抑えたいと思うものです。
どれだけドライヤーやスタイリングで上向きを押さえても、湿気などですぐに戻ってしまうという可能性もあります。
そのような場合は、思い切ってストレートアイロンで襟足を外はねにしてしまう、という方法もあるのです。
まとまりがある襟足にするためには、以下の方法を参考にしてみてくださいね。
- ヘアアイロンで髪の毛全体をストレートにする
- 顔まわりの毛を軽く内巻きにする
- 襟足を含めた顔まわり以外の毛を外はねにする
- 巻いた部分にスタイリング剤を揉み込む
内巻きにする量によって、印象が大きく変わるので可愛らしい印象にしたい場合は内巻き多め、シャープな印象にしたい場合は外はね多めにしましょう。
襟足をあえて外ハネにすることで、浮きを目立たなくさせるため、おすすめです。
カットで襟足を落ち着かせる
ドライヤーやスタイリングでも良いですが、カットで襟足を落ち着かせるとより安定したスタイルになります。
生えグセに合わせてカットすることで、襟足が上向きだとしてもすっきりみせることが可能です。
カットによって、襟足はすっきりみえますし、後頭部はふわっとした印象になるでしょう。
美容室でオーダーする場合は、必ず襟足の生え際が上向きということを伝えてください。
美容師によっては、お客さんの生えグセなどを理解せずにカットする可能性もあるので、必ず伝えましょう。
しっかりとカウンセリングしてもらってからカットするのと、そうじゃないのとでは仕上がりが大きく変わります。
襟足の生え際が上向きの人がやりがちな失敗
襟足の生え際が上向きの人がやってしまいがちな失敗は、いくつかあります。
以下では、よくある失敗についてみていきましょう。
刈り上げてしまう
生え際の上向きが気になる人の中には、そもそも髪の毛を刈り上げてしまえばすっきりするのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
実際、簡単で確実に上向きの襟足が気にならなくなります。
しかし、刈り上げたとしても髪の毛がまた伸びた時にはさらに浮くパワーが倍増するので、一層悩みが深くなる可能性が高いです。
見た目的にも良くはありませんし、伸びても違和感しかないのでおすすめできません。
梳きすぎる
浮いている髪の毛を梳くと、上向きに生えている髪の毛の量を少なくできるので浮きにくくなるという考えもあります。
最も使われる対処方法でもありますが、襟足の髪の毛を梳きすぎるとスカスカになってしまい、まとまり感がありません。
適切な量を梳くことで、襟足を落ち着かせることはできますが、加減を間違えると効果を出すことができないのです。
梳きすぎることで、クセが出てしまう可能性もあるので、カットの際はまず美容師に相談してください。
下記の記事では梳きすぎてしまった場合に参考となる「髪の長さ別対処法や髪が元に戻るまでの期間」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
段を入れる場所を間違えている
後頭部や襟足に段を入れると、美しいシルエットになるケースも多いです。
しかし、襟足の生え際が上向きの人の場合は、後頭部や襟足に段を入れてしまうと、後ろがのっぺりとしてキレイに見えません。
襟足の長さを短くし、段の幅を減らした上で、後頭部には丸みを出すことが重要です。
そうすることで、襟足の浮いた感じが少なくなり、後頭部にも丸みが出やすくなりキレイなシルエットになるでしょう。
まとめ
今回は、襟足の生え際を落ち着かせる方法や失敗例について紹介しました。
生えグセというのは、個人差が大きな部分になるので、襟足の生え際が上向きといっても状態はそれぞれ違います。
今回紹介した落ち着かせる方法を参考にしていただき、自分なりの解決方法を見つけましょう。
また、カットをする際は最初のカウンセリング時にしっかりと美容師さんに相談を行うと良いです。