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“アイライナーで失敗しないためのコツとは?初心者でもきれいに描けるポイントを解説”
目元の印象をぐっと引き締めてくれるアイライナー。
しかし「左右のラインが揃わない」「にじんでしまう」「ガタつく」といった失敗に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特にアイメイク初心者にとっては、きれいに引くのが難しいと感じることも少なくありません。
この記事では、アイライナーで失敗しないための基本テクニックから、目元の形別に合った描き方、にじみにくくするためのコツをわかりやすく解説します。
アイライナーで失敗しやすい原因とは?
まずは、アイラインがうまくいかない理由を知ることが大切です。
原因を理解することで、失敗を防ぐ対策がしやすくなります。
手元がぶれてラインが曲がる
アイライナーは細かい動きが必要なため、手元が不安定だとラインがガタついてしまいます。
特にペンシルやリキッドタイプは筆圧の加減が重要で、力が入りすぎるとぶれてしまうことがあります。
また、机にひじをつけずに空中で描くと不安定になりがちです。
しっかりと腕を固定することで、安定感のあるラインを引きやすくなります。
まぶたの油分やスキンケア残りによるにじみ
まぶたに油分が残っていると、せっかく描いたラインが時間とともににじんでしまう原因になります。
スキンケアの油分やファンデーションのヨレも、アイライナーの密着を妨げる要因です。
また、目尻に涙がにじむと、ラインが崩れやすくなります。
目元の皮脂や水分を軽く抑えてからメイクを始めることが大切です。
アイライナーの種類や質感が合っていない
アイライナーにはリキッド・ジェル・ペンシルといった種類がありますが、描きやすさや仕上がりの印象が異なります。
自分の技術や目元の特徴に合っていないタイプを使うと、うまく描けないことも。
たとえば、目尻の細かいラインをきれいに仕上げたい場合は、筆先のしなるリキッドタイプが適しています。
一方で、ナチュラルに仕上げたいときはペンシルが向いています。
失敗しないための基本テクニック

メイク初心者でもきれいに仕上げられるように、簡単に実践できるアイライナーの描き方のコツをご紹介します。
アイライナーを引く前に下準備をする
アイラインを描く前に、まぶたの油分をティッシュや綿棒で軽くオフしておきましょう。
アイシャドウベースやフェイスパウダーを目のキワにのせておくと、密着力が高まり、にじみにくくなります。
また、アイシャドウを先に仕上げてからアイライナーを引くと、ラインがぼやけにくく、失敗しても修正しやすくなります。
一気に描かず、短く分けて引く
初心者が陥りがちな失敗は、一筆で一気に長いラインを描こうとすることです。
ラインを分割して少しずつ描き足すことで、コントロールしやすく、仕上がりもきれいになります。
最初はまつげの間を埋めるように点を打ち、それをつなげるように描いていくと、自然なラインになります。
目を閉じすぎない・力を入れすぎない
アイラインを引くときに目を強く閉じたり、力を入れすぎたりすると、まぶたがよれてラインがガタついてしまいます。
視線をやや下に向けて、まぶたを軽く持ち上げながら描くと、自然な角度で引きやすくなります。
手鏡をあごの位置に置いて見ることで、視界を下げたまま目元が確認しやすくなります。
目の形に合わせたアイラインの描き方のコツ

人それぞれ目の形が異なるため、自分の目元に合った描き方を知ることが、失敗しないための近道になります。
ここでは代表的な目の形別に、アイラインを引く際のポイントをご紹介します。
一重まぶたの場合
一重まぶたは、引いたアイラインがまぶたに隠れて見えづらくなることがあります。
そのため、やや太めに描くことを意識すると、しっかりとラインが強調されます。
目尻は少し長めに引いて、跳ね上げるか、水平に抜くと目の横幅が強調されてバランスがよく見えます。
まつげの間をしっかり埋めることで、ナチュラルに目力をアップできます。
奥二重まぶたの場合
奥二重は、まぶたの折り返しにラインが隠れてしまいやすいのが特徴です。
太く引きすぎるとにじんだように見えてしまうため、細く自然に仕上げるのがポイントです。
目尻を少しだけ長めに引くと、目の印象がぼやけずシャープに見えます。
リキッドよりもジェルライナーや極細の筆先を使うと描きやすくなります。
二重まぶたの場合
二重まぶたはラインが見えやすいため、アイライナーのニュアンスを楽しめる目元です。
細く引くことで上品に、太めに描くことで印象的な目元を演出できます。
黒目の上を少し太めに描くと丸くかわいらしい印象に、目尻を長めに引くと切れ長で大人っぽい雰囲気になります。
アイシャドウとのバランスを見ながら調整すると、自然にまとまります。
アイラインをにじませないための工夫

せっかくきれいに引けたラインも、時間がたつとにじんでしまっては台無しです。
アイライナーをにじませないための予防法と、にじんだときの対処法を紹介します。
密着力を高める下準備を丁寧に行う
まぶたに余分な皮脂や油分があると、アイライナーがにじみやすくなります。
スキンケアのあと、ティッシュで軽く油分を抑えた上で、アイシャドウベースやフェイスパウダーをまぶたのキワに仕込んでおくと、アイライナーの定着が良くなります。
アイシャドウをパウダータイプにすると、ラインの上から自然に押さえられ、にじみを防ぐ効果も期待できます。
ウォータープルーフタイプを上手に使う
皮脂や涙に強いウォータープルーフタイプのアイライナーは、にじみにくく長時間きれいなラインをキープしやすい特徴があります。
ただし、描き直しがしづらいため、初心者は落ち着いて丁寧に描けるよう練習することが大切です。
先にペンシルで下書きをしてからリキッドでなぞる方法もおすすめです。
にじんだときのリタッチ方法
万が一にじんでしまった場合は、綿棒を使ってやさしく拭き取るのが基本です。
その際、乳液やクレンジング水をほんの少しだけ含ませた綿棒を使うと、肌に負担をかけずに修正できます。
修正後は、フェイスパウダーやアイシャドウを軽くのせてなじませると、きれいに整えることができます。
毎日のメイクで失敗を減らすための習慣

きれいなアイラインを描けるようになるためには、日々の練習と小さな工夫の積み重ねが大切です。
安定した仕上がりに近づくための、取り入れやすい習慣をご紹介します。
いつもの鏡の角度を見直す
アイラインを描くとき、鏡を正面に置いたままでは描きづらいと感じる方も多いはずです。
手鏡を少し下に構えて、あごを引いた状態で目元をのぞき込むようにすると、ラインが引きやすくなります。
鏡の位置や角度を毎日安定させることで、手元も安定しやすくなり、ラインのブレが減ります。
朝の時間に余裕をもたせる
時間がない中でメイクをすると、つい焦って手元がぶれやすくなります。
アイラインは丁寧に描くことで仕上がりが大きく変わるため、朝の準備に5分でも余裕をつくることが失敗防止につながります。
慣れないうちは、メイクの順番を見直すだけでも時間配分が変わってきます。
日々少しずつ練習する
最初から完璧なラインを描くのは難しいものです。
メイクをしない日でも、クレンジングの前に軽く練習してみるなど、日々の積み重ねが自信と上達につながります。
ライナーの持ち方や筆圧の加減に慣れてくると、自分に合った描き方が自然と身についてきます。
アイライナー選びに迷ったら?タイプ別の特徴とおすすめの使い方

アイライナーにはいくつか種類があり、それぞれ描き心地や仕上がりが異なります。
自分に合ったタイプを選ぶことで、失敗を防ぎやすくなります。
リキッドアイライナーの特徴と向いている人
リキッドタイプは、はっきりとしたラインを描けるのが魅力です。
コシのある筆やフェルトタイプで、繊細な目尻ラインや跳ね上げラインも描きやすくなっています。
目力をしっかり出したい人におすすめです。
ただし、失敗すると修正が難しいため、ある程度慣れた人向きといえます。
初心者は、まず手の甲で試し描きをしてから使うと安心です。
リキッドアイライナーについては「リキッドアイライナーがにじみにくくなるコツとは?大人女性のための美しさを長時間キープする方法」で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

ペンシルアイライナーの特徴と使い方
ペンシルタイプは柔らかく、ナチュラルな仕上がりに向いています。
ぼかしてアイシャドウのように使うこともでき、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
目のキワに沿って少しずつ描き、ラインを綿棒でなじませると自然なグラデーションになります。
にじみにくいウォータープルーフタイプも多数出ています。
ジェルアイライナーやクレヨンタイプの特徴
ジェルタイプやクレヨンタイプは、リキッドよりも柔らかくペンシルよりも発色が良い中間的な存在です。
密着力が高く、汗や涙にも強いタイプが多いのが特長です。
ブラシタイプのジェルはやや上級者向けですが、クレヨンタイプであればペンシル感覚で使いやすく、しっかり発色させたいときに便利です。
まとめ
アイライナーは、目元の印象を左右する重要なアイテムですが、慣れないうちは失敗しやすいものです。
しかし、手元を安定させる姿勢や描く順序、目の形に合った描き方、さらにはアイテム選びなど、ポイントを押さえるだけで失敗はぐっと減らせます。
また、にじみにくくするための下準備や、朝のメイク時間に余裕を持つ習慣も、成功への近道になります。
日々のメイクの中で少しずつ工夫と練習を重ねることで、自分に合ったスタイルが見えてくるでしょう。
「うまく描けないから苦手」と感じていた方も、ぜひ今回の内容を参考に、アイライナーの魅力を楽しんでみてください。
下記の記事「アイメイクで目元に奥行きを作って美しさを追求!メイク方法やおすすめアイカラーを紹介」も参考になる内容となっておりますので、あわせてご覧ください。
