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“顔の産毛処理で知っておきたい注意点!正しいケア方法や産毛処理のメリットについて紹介”
体のムダ毛とは 違い、顔の産毛はつい放置してしまいがちです。
なんとなく気になってはいても「肌を傷つけそうで怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
皮膚の中でも顔は繊細な部分なので、剃り方を間違えれば肌トラブルを引き起こしかねません。
一方で、適切な産毛処理を行うことで得られるメリットもあります。
今回は、産毛処理で知っておきたい注意点や正しいケア方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
顔の産毛処理を行うメリット
スキンケアを行うのはもちろんのこと、体のように顔の産毛処理を行うことで、得られるメリットは多数あります。
以下では、産毛処理を行うメリットをみていきましょう。
メイクノリが良くなる
顔の産毛処理を行うと、メイクをした際に邪魔になるものがなくなります。
ファンデーションが直接肌に乗るため、ムラのないメイクが可能です。
顔の産毛があるとメイクアイテムの密着度が低いので、メイクノリが悪くなる原因となります。
定期的に顔の産毛処理を行うと、メイクがしっかりと馴染むなめらかな肌をキープできるでしょう。
メイクノリが良くなると、崩れにくいメイクに仕上げることができます。
肌がトーンアップする
産毛処理を行うことで、肌がトーンアップし、透明感のあるツヤ肌になる点もメリットです。
産毛は、体の毛と同様にメラニンと呼ばれる色素を含んでいるため、目にははっきり見えなくとも肌が黒ずんで見えてしまいます。
きちんと処理をすることで、暗くなっていた肌色がクリアになり、肌がワントーン明るく見えるようになるでしょう。
また、肌のくすみのもととなる古い角質も処理の際に除去できるので、スキンケア用品が浸透しやすくなることも肌の透明感をアップさせる理由となります。
ターンオーバーの促進
肌トラブルの原因の多くは、毛穴に皮脂が詰まることによる雑菌の繁殖です。
日中は、肌のテカリが気になるなど、油分の多い肌質の人は特にニキビができやすいといえます。
毛穴が詰まる原因の1つに、古い角質で毛穴が塞がってしまうというものもあります。
産毛処理を行うことで、古くなった角質も除去できるので、洗顔の際に皮脂や汚れが落ちやすく肌を清潔に保てる点もメリットです。
ピーリングのような効果が得られるため、肌のざらつき・ごわつきが取り除かれて、ターンオーバーを促進します。
【部分別】正しい顔の産毛処理の方法
誤った産毛処理を行うと、ケガやトラブルに発展しやすいです。
しっかりと、正しい顔の産毛処理方法を理解し、美しい肌を目指しましょう。
まず、下準備として産毛処理に必要な以下のアイテムを用意してください。
- 顔剃り用のカミソリorシェーバー
- 洗顔フォームや顔用クリーム
- 柔らかいタオル
- 化粧水
肌が乾燥した状態で産毛処理を行うと、肌が傷つきやすいため、ぬるま湯で洗顔してから行ってください。
時間がある方は、蒸しタオルを5〜10秒程度顔に当てるとより一層肌が柔らかく、処理がしやすくなります。
下準備が終わった後は、以下で部分別の産毛処理方法をみていきましょう。
額の処理方法
額は前髪で隠れる部分ではありますが、前髪なしのスタイルだと生え際から眉毛にかけて生えている産毛が気になるという方も多いのではないでしょうか。
メイクをした時にも黒ずんで見えやすいため、以下の方法で処理しましょう。
- 髪の生え際より少し下に刃を当てて下に向けて剃る
- 1と眉の間を外側に向かって剃る
- 眉の近くを上向きに剃る
生え際、眉の間、眉の近くそれぞれで剃る方向を変えることで、きれいな山形を作れます。
下方向に剃る時は、必ずカミソリの刃を下に向けるようにしましょう。
頬の処理方法
頬の部分もメイクをすると産毛が目立つ部分なので、しっかりと処理をしてください。
処理方法は簡単で、内側から外側に向かって剃るだけです。
目安は、小鼻の丸み部分からスタートして、生え際1cm程度の部分まで剃りましょう。
頬全体を丁寧に剃ることで、剃り残しがなく済みます。
口周りの処理方法
処理をしなければ顔中に産毛は生えていますが、中でも口周りの産毛は濃く目立ってしまう…と悩む方も多いのではないでしょうか。
口周りは、デリケートな部分なので以下の方法を参考にしてください。
- 鼻と上唇の間を下に向かって剃る
- 口角のわきを下に向かって剃る
- 下唇は下から上に向かって剃る
- あごは上から下に向かって剃る
口周りもそれぞれの部分によって方向を変えて剃ることが大事で、少しずつ慎重に剃るようにします。
特に鼻と上唇の間は剃り残しやすいので、鼻の下をしっかり伸ばして剃っていくときれいに仕上がります。
また、口角のわきはそのままの状態で剃るときれいに剃れないため、頬を膨らませて剃ってください。
口周りの皮膚は伸びていない傾向があるので、伸ばしたり膨らませたりして肌をピンとさせてから剃りましょう。
下唇の下は、産毛が多い部分なので剃り残しに注意してください。
フェイスラインの処理方法
フェイスラインの産毛は、あまり気にならないかもしれませんがメイクをするとすぐにわかります。
ただ、剃りにくい部分なので、剃る際は反対側の手で皮膚を引っ張りながらだと剃りやすいです。
下から上、内側から外側に向かって動かし、耳の下まで剃っていきましょう。
あごの裏側を剃る場合は、喉元からあごの先端に向かって剃ってください。
産毛処理後のケア
産毛処理後は、そのままの状態で良いわけではなく、しっかりと洗い流す必要があります。
産毛処理を行う際に、クリームを使用しますが拭き取るだけでは肌への刺激や拭き残しの可能性があるからです。
そのため、ぬるま湯で洗顔を行ってクリームや剃った産毛を落としてください。
洗顔後は、柔らかいタオルで肌を押さえるように拭くようにしましょう。
乱暴に拭き取ると肌への刺激となり、赤みやひりつきなどを引き起こしやすくなります。
洗顔後は、しっかりと保湿を行い肌を落ち着かせるようにしてください。
カミソリとフェイスシェーバーの選び方
顔の産毛処理を行う際、使用するのはカミソリか顔剃り用のシェーバーどちらにすると良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
それぞれの特徴を以下で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
カミソリは手軽さが魅力
手軽さが魅力のカミソリは、ドラッグストアなどでさまざまなタイプが販売されています。
顔をシェービングする際は、女性用の一枚刃のものを選ぶようにすると、優しい使い心地で剃りやすいです。
体と違い、顔はカーブが多いので、刃が短く小回りの効くタイプのものを使用すると剃りやすいといえます。
市販のカミソリは、剃り方を誤るとすぐに肌の炎症や切り傷が起きやすいため注意しながら進めてください。
フェイスシェーバーは初心者向け
フェイスシェーバーは、顔の産毛処理のために使用するものなので、肌に優しく、なめらかな仕上がりにできます。
市販のカミソリと比較すると、傷を作りにくく安全性が高い点も特徴で、L字タイプとポータブルタイプがあります。
L字タイプは、毛の根元から剃ることができるので産毛も剃りやすいです。
ポータブルタイプは、刃が直接肌に触れないようにできているので、敏感肌の人でも不安なく使用ができます。
そのため、どちらのタイプが良いかは自分の肌状態や理想の仕上がりに合わせて決めてください。
顔の産毛処理の注意点
体と違い、顔の皮膚はとても繊細です。
顔の産毛処理をする場合、以下の注意点をよく理解しておきましょう。
何度も往復させない
顔の産毛処理を行う場合、体のように何度もカミソリの刃を当てると肌が傷ついてしまいます。
そのため、どの部分を剃るとしてもなるべく一度で剃るようにしてください。
産毛処理をする際、クリームを塗って剃りますが、クリームを剥がすような感覚でカミソリの刃を押し付けすぎないことが重要です。
基本は週1回
産毛処理を行う場合は、基本的に朝なら洗顔後、夜なら入浴後が剃りやすいです。
人によっては、しっかりと産毛処理を行った後にメイクをしたり、紫外線に当たったりすると肌がピリピリして痛みを感じる可能性があります。
そのため、夜の方がおすすめです。
また、産毛処理は週に1回程度を目安に行い、口周りなどの目立ちやすい部分は週に2回など回数を増やしましょう。
紫外線対策を行う
顔は無防備な場所なので、産毛処理を行った後は紫外線対策を徹底してください。
肌にカミソリを当てた後なので、どれだけスキンケアを行っても肌は敏感になっています。
何も対策を行わない状態で紫外線に当たってしまうと、肌が炎症しやすくなるので、肌トラブルを引き起こしやすくなるでしょう。
基本的に産毛処理を行う時は、入浴前など紫外線に当たらないタイミングで行ってください。
万一外出する場合は、しっかりと紫外線対策を行った後にすると良いです。
下記の記事では「冬の紫外線とケア方法」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
肌トラブルがある時は行わない
女性の場合、生理中などは肌荒れがしやすい時期があります。
産毛が気になったとしても、肌トラブルが発生している時は無理に処理をしないようにしましょう。
肌を痛めて、トラブルが悪化してしまうので肌の状態が落ち着いた時に処理を行ってください。
まとめ
今回は、顔の産毛処理の注意点について紹介しました。
顔周りの皮膚は繊細なので、正しい処理方法をよく理解して行いましょう。
今回紹介した注意点を参考にしていただき、きれいな肌をキープしてくださいね。
下記の記事では顔の脱毛方法の一つである「フェイシャルワックスの効果と注意点」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。