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“顔に左右差ができる原因は?左右対称になるメリットや改善方法について紹介”
ふとしたタイミングで人に写真を撮ってもらったり、鏡を見たりした時、口角の高さなどが左右で違うと感じる方もいるのではないでしょうか。
顔に左右差があると、バランスが悪く感じられ、なんだか不穏な気分になります。
今回は、なぜ顔に左右差ができるのか、改善方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
顔に左右差ができる原因
顔立ち、というのは生まれもったものも多いですが、意外に後天的な原因も多いものです。
以下では、顔に左右差ができる原因をみていきましょう。
加齢
顔に左右差ができる際、加齢は大きな原因となります。
10代や20代の頃は左右差を感じることはなかったのに、なぜか40代以降左右差を感じるという人も多いのではないでしょうか。
顔の骨や筋肉組織、皮下脂肪などが加齢によって萎縮・弛緩すると、たるみやしわの原因になります。
骨は顔の土台として筋肉や皮下脂肪、皮膚を支えていますが、土台である骨が萎縮することで支える力を失うのです。
支えられなくなると、重力によって全体的に垂れ下がり、顔が非対称になります。
生活習慣
日々の生活習慣も、顔の歪みを引き起こす可能性が高いです。
例えば、猫背などの悪い姿勢は首が突き出た状態になり、背骨や首の骨などに歪みが発生し、歪みにつながります。
姿勢を正しくすることは、顔の左右差を改善するだけではなく、腰痛や肩こりも改善しやすくなるでしょう。
そのほか、頬杖をつく・足を組んで座る・横向きやうつ伏せで寝るといったクセがある人も体の片側だけに負担をかけていると、顔に左右差が生まれやすいです。
ストレス
寝不足や忙しさなどで、ストレスを感じている状態でも、顔の左右差が生まれやすくなります。
緊張状態が続くと顔の筋肉がこわばり、無意識に歯を食いしばってしまうものです。
過度な緊張状態になると、喜怒哀楽といった表情を作り出す表情筋もこわばり、歪みを引き起こしてしまいます。
歯並びや噛み合わせ
歯並びが悪いことで、片側ばかりで噛むクセがつきやすく、使用する顔や口の筋肉に偏りが起きます。
姿勢と同様に、筋肉もどちらか一方だけに力が入ると顔に歪みを引き起こして、左右差を生み出すでしょう。
また、歯並びが悪いことで噛み合わせも悪くなるため、噛むために下顎をずらすなどしなくてはいけません。
本来の噛み方とは違うため、長期間ずらして噛んでしまっていると顔の左右差が出てしまいます。
左右どちらかだけ紫外線を浴びている
紫外線と顔の左右差は関係がないように感じられますが、影響はあります。
片側にばかり紫外線を浴びると、片側の皮膚だけがたるみやすくなり、歪みの原因になるでしょう。
紫外線はたるみだけではなく、シミやしわといった多くの肌トラブルを引き起こすため、細かなケアが必要です。
顔の左右差を改善する方法
顔の左右差ができてしまうと、もう改善しないのではないかと思う方も多いでしょう。
しかし、以下の方法で改善するケースも多いので、ぜひ試してみてくださいね。
メイク
根本的な解決にはなりませんが、応急処置としてメイクも有効です。
口角の高さを整えたいのであれば、コンシーラーで隠す・リップペンシルで描くといった方法である程度調整ができます。
眉の高さを整えたいのであれば、描き方を工夫することで均等な状態に近づけられるでしょう。
日々のメイクに少しだけ時間を費やすことができれば、顔の左右差が気にならない程度にまで仕上げられます。
下記の記事では「大人女性のメイクテクニック」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
歯列矯正
歯並びや噛み合わせが悪いことが原因で、顔に左右差が生まれている場合は歯列矯正を行うのも1つの方法です。
歯並びや噛み合わせが悪いと、顔に左右差が生まれるだけではなく、頭痛や肩こり、顎関節症を引き起こす可能性があります。
そのため、歯列矯正を行い、体の不調を整えましょう。
以前はワイヤー矯正が主流でしたが、近年はワイヤー矯正でも装具が目立たない裏側矯正、マウスピース矯正など多様な選択肢が広がっています。
美容医療
日頃のセルフケアのほか、美容医療を利用することで顔の左右差を治療することも可能です。
例えば、HIFUなどの超音波治療、スレッドリフトなどがあります。
近年は、痛みやダウンタイムが少ない注入治療が選択されるケースも増えています。
顔の左右差だけではなく、シワやたるみが気になるという人は特に美容医療を利用すると、トータル的にコンプレックスを解消しやすいでしょう
表情筋を整える
顔の左右差を解消するためには、顔の筋肉である表情筋を整えることも大切です。
表情筋をどのようにトレーニングすると良いのか、迷う方も多いでしょう。
以下の方法を試してみてください。
- 口を大きく「あ」の形を作る
- 「お」の形を作り「あおあお」と30秒程度動かす
- 「う」の形を作る
- 「い」の形を作り「ういうい」と30秒程度動かす
はっきり口を動かし、「あいうえお」の形を作ることで、筋肉を的確にほぐせます。
声を出せる環境なら、大きく声を出してみましょう。
ストレス発散にもつながりますよ。
時間があれば、咬筋や眉の筋肉も仕上げにほぐしてあげると、より一層表情筋を柔らかくできます。
下記の記事では「フェイスラインの引き締め方」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
生活習慣の見直し
顔の左右差を改善するためには、まず生活習慣・クセを見直すことから始めてみてください。
- 悪い姿勢
- 足を組む
- 頬杖をつく
- 片方だけで鞄を持つ
- 横向き、うつ伏せで寝る
このようなクセがある人は、体や顔の片方だけに負担をかけてしまうので、顔に左右差が生まれやすいです。
体に負担をかける動作や姿勢のクセなどを見直すことで、顔の左右差だけではなく体全体のバランスも改善できるでしょう。
美しい体をキープするためにも、見直しを行ってみてください。
噛む時のクセを直す
片側だけでばかり噛むクセがある人は、咀嚼筋が凝り固まってしまいます。
顔に左右差が起きる可能性が高くなるので、噛む時のクセは見直しましょう。
食事の際は、左右どちらも使ってバランスよく噛むことを意識し、咀嚼筋をほぐすことで顔の左右差が徐々に整いやすくなります。
食事だと意識を変えることはなかなか難しい、という場合はガムを利用してみてください。
左右10回ずつガムを噛み、上下の歯が当たらないように噛んでみましょう。
ただ、あまり長く噛みすぎるとエラが張ってしまい、逆高価になるので1日3回程度を目安に行ってください。
顔が左右対称になるメリット
人間は、本能的に左右対称のものを「美しい」と感じる傾向があります。
そのため、顔が左右対称であることで相手への好感を与えやすくなるというメリットが生まれるのです。
顔に左右差があるからといって、相手への好感度が下がるというわけではなく、左右差があっても魅力は十分にあります。
一方で、左右差のあるパーツが多ければ多いほど、見た目に違和感を与えてしまうのも事実です。
極端な左右差が生まれてしまった場合は、不自然な印象になるのでセルフケアや治療を行ってみましょう。
セルフで顔に左右差がないかチェックする方法
自分の顔は、日常的に見ているので左右差があるのかないのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
以下の項目で、当てはまるかチェックしてみてください。
- 目の大きさ、位置が違う
- 眉の高さが違う
- 鼻の中心と顎先がずれている
- 鼻の穴の形、大きさが違う
- 口角の位置が左右で違う
- ほうれい線の深さ、長さが違う
1つでも当てはまっていると、多少なりとも顔に左右差があると考えられます。
鏡を見ているだけではよくわからない、という人は誰かに自分の写真を撮ってもらい、写真加工アプリなどを使用してみましょう。
写真加工アプリには、グリッド線を引けるものがあるので写真に対して使ってみると左右差がわかりやすくなっていますよ。
まとめ
今回は、顔の左右差の原因や改善方法について紹介しました。
顔に左右差があると、自分に自信を持てないと感じてしまうものです。
今回紹介した改善方法を参考にしていただき、自分と相性の良い解決策を見つけてみてくださいね。