美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)がお届けする今回のテーマは
“あなたは大丈夫ですか？油断すると危ない活性酸素と老化の仕組みとは？”
肌の老化。
だれもが経験したくないことですよね。
この仕組みに活性酸素がかかわっていることは、ある程度知られるようになりました。
活性というと、なにかいい感じがしませんか？
促進しているような感じがしますが、実は美肌の正反対に促進してしまうのです。
非常に危険な存在でもあることから、美肌を目指すうえで対策は必須といえます。
この活性酸素の仕組みと対策。
美肌を目指すうえで欠かせないことにつながるため、どうすればいいのか分かりやすくお話していきます。
活性酸素はなぜ老化につながるのか
活性酸素とは、通常より活性化された酸素のことです。
名前の通りですね。
問題はこの活性化で、体内に取り込まれた酸素の数%が変わると考えられています。
ここで問題なのは、酸素という存在です。
鉄が錆びるときには酸素が必要なのは、学校で習ったでしょう。
これが酸化現象ですが、この反応が過剰に起こることが、活性酸素の問題なのです。
酸化現象は人間の体内でも起こります。
細胞を酸化させて、どんどん錆びさせていくと考えると分かりやすいかもしれません。
これが老化のプロセスのひとつであり、生活習慣病やがんにまで影響することがわかっているのです。
怖いですよね。
活性酸素はなぜできる
地球上の動物は酸素がなければ生きていられません。
どんな形にしても、酸素を取り入れて生きているのです。
活性酸素も酸素なわけですが、なんらかの刺激によって反応性の高い物質に代わることがあります。
これが活性酸素ですが、なんらかの刺激というところが問題でしょう。
紫外線が原因のひとつであることはわかっています。
ほかにも喫煙や激しい運動、ダイオキシンなども影響すると考えられるようになりました。
活性酸素にも種類がある
活性酸素はひとつではありません。
一般的にこの4種類が活性酸素といわれています。
・スーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)
・ヒドロキシルラジカル
・過酸化水素
・一重項酸素
それぞれ細かい違いはあります。
ですが、これらが活性酸素であることは同じで、肌の老化を促進させる力を持っているのです。
活性酸素を作り出す原因
生きていくために酸素を必要とするのは確かです。
活性酸素も必ず出来上がります。
これは避けられません。
活性酸素自体は、人間の身体にある抗酸化作用で抑制してきました。
活性酸素自体も免疫能力として必要なのも事実だからです。
ですが、活性酸素が増えすぎる状況や、抗酸化作用がおちて対抗できなくなることも出てきます。
そうなれば肌や健康に悪影響が出てくるのです。
では、なにが抗酸化作用を下げるのか知ることが必要になります。
だれにでも訪れる加齢
年齢を重ねると、免疫機能が低下していきます。
これは実感があるのではないでしょうか。
抗酸化作用も同様に低下します。
ある意味で避けられない部分ですが、活性酸素は活発化しやすく、悪影響を目立つようになるのです。
病気にかかりやすくなるのも加齢が原因のケースがありますが、しわやたるみといったところにも表れてきます。
現代人に降り注ぐストレス
なにか刺激があると、必ず守ろうとしますよね。
ストレスも同様で、防御反応が生まれます。
筋肉を収縮させることで、身体を守ろうとするのです。
これが緊張状態ですが、熱を発することもあります、胃酸の分泌により痛みを感じることも出てきます。
でも、どこかで落ち着きを取り戻すはずです。
永遠にイライラするようなことはないでしょう。
筋肉が緊張状態から解き放たれ、血液が流れやすくなりますが、同時に酸素の供給が進むのです。
つまり、同時に活性酸素も生まれます。
それも大量に活性酸素が生まれるのです。
ストレスは、精神的なものだけではありません。
肉体的なストレスでも同じように発生するため、注意しなければいけないでしょう。
飲みすぎ注意のアルコール
人間の身体にとって、アルコールは異物と判断される物質です。
人間の身体には必要のないもので、肝臓で解毒しようとします。
このときに発がん性も疑われているアセトアルデヒドを生成するのです。
解毒や代謝も肝臓で行われていきますが、血液中の酸素を必要とします。
大量の酸素を消費することになり、同時に活性酸素も大量に生み出すのです。
大量の飲酒をすれば、とうぜん大量の活性酸素を生み出すため、それだけ美容に悪影響を与えます。
太陽から降り注ぐ紫外線
地球上の生物は、少なからず紫外線の影響を受けています。
太陽光線に含まれているためですが、身体に浴びると活性酸素の働きを活性化させるのです。
日焼けの心配をする人もいますが、同時に活性酸素による影響も知っておかなければいけません。
肌の乾燥やシミ、ソバカスだけではなく、老化によるしわを作り出すことにもなるからです。
忙しいを理由にする偏った食事
加工食品やカップ麺などには添加物が多く含まれています。
お菓子やジュースも同じですね。
添加物は化学生成された物質でもあり、体内に取り入れると活性酸素が発生しやすくなります。
インスタント食品やスナック菓子は、脂質が多いことも確かです。
脂質は腸内で分解しますが、分解できなかった分は肝臓にまわります。
このときに解毒する工程と同じようになり、多くの活性酸素が生まれだすのです。
実は怖い化学物質
食事のところでも出てきましたが、化学物質は活性酸素の発生につながります。
実は食事だけではなく、排気ガスや農薬、医薬品、タバコも活性酸素を作り出すのです。
抗酸化作用のある食品で活性酸素対策！
活性酸素の活動を抑えるには、抗酸化作用が欠かせません。
対抗手段を持つことで、身体の影響を最小限にできるからです。
普段から意識して食品を選ぶことで、対抗手段を身につけていきましょう。
ピーマン、パプリカ、ブロッコリー、かぼちゃ、ニンジン、茄子、ほうれん草などは有名です。
ミカン、スイカ、ぶどう、ブルーベリー、イチゴ、プルーン、リンゴなどのフルーツにも多く含まれています。
緑茶、紅茶も知られていますが、実は鮭にも抗酸化作用があるのです。
スーパーなどで簡単に手に入るものばかりですが、少し意識してみると、積極的に摂取できることがわかりますよね。
まとめ
活性酸素は人間が生活している以上、避けられない部分もあるのは確かです。
ですが、老化という美容の天敵である以上、発生させにくい生活と抗酸化作用を有効に使うことが欠かせません。
日常の食事を意識するだけでも違いが出てきますので、積極的に変えていきましょう。
