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“色落ちしないリップメイク術|一日中キープする秘訣を完全ガイド”
毎朝きれいに仕上げたリップメイクが、気づけば数時間で色あせている。
そんな経験をしたことはありませんか?
食事や会話のたびにリップが落ちてしまうと、鏡をチェックする頻度も増え、気持ちまで落ち着かなくなってしまいます。
本記事では、リップメイクの色落ちを防ぎ、一日中美しさをキープするための具体的なテクニックやアイテム選び、年代別のアプローチ方法までを徹底的にご紹介します。
リップメイクの色落ちが起こる主な原因とは
リップメイクが落ちる原因は一つではありません。
日常的な行動や環境、さらには使うアイテムそのものが、リップの色持ちに大きな影響を与えているのです。
食事・飲み物との摩擦
食事の際に食べ物や飲み物が直接唇に触れることで、リップが摩擦を受けて削り取られてしまいます。
特に油分を含む料理はリップの成分を溶かしやすく、色落ちが早まる原因となります。
また、熱い飲み物を飲むと、唇の水分が蒸発しやすくなり、リップが浮いてしまうこともあります。
唇の乾燥と角質の影響
乾燥した唇はリップがうまく密着せず、時間とともに剥がれ落ちてしまいます。
唇の表面に古い角質が残っていると、リップのノリが悪くなり、色ムラやヨレの原因になります。
毎日のスキンケアの中でリップケアを怠ると、色持ちが悪化するだけでなく、仕上がりの美しさも損なわれてしまいます。
使用するリップ製品の特徴
リップにはさまざまなテクスチャーや成分のものがあり、選び方次第で色落ちしやすさが変わってきます。
たとえば、グロスタイプのリップは保湿力が高い反面、密着力が弱いため色が落ちやすくなります。
一方でマットリップは密着力に優れているものの、乾燥しやすいという特徴があります。
自分の唇の状態と使う場面に応じて、適切なリップを選ぶことが大切です。
リップメイクのキープ力を高める基本ステップ
美しいリップメイクを長時間キープするためには、ただ塗るだけでは不十分です。
下準備から仕上げまでの工程を丁寧に行うことで、見た目だけでなく持続力にも大きな違いが出ます。
リップケアから始める準備の大切さ
まず最初に行いたいのが、唇のコンディションを整えるリップケアです。
リップバームやリップスクラブを使用して角質を優しく取り除き、保湿を行うことで、リップの乗りが格段に良くなります。
特に夜寝る前にリップパックをする習慣をつけると、翌朝のメイクがスムーズに行えます。
下記の記事「唇ケアのポイントは?ケア方法や乾燥の原因について解説」では、唇のケアについて詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。

リップ下地で密着力をアップ
ファンデーションに下地があるように、リップにも専用の下地を使うことで持続力がアップします。
リップベースは唇の凹凸をなめらかにし、リップカラーの発色を均一にするだけでなく、色落ちを防ぐ効果もあります。
ベースを塗るときは、薄く均一に塗ることがポイントです。
リップライナーで輪郭を固定
リップライナーは、唇の輪郭を美しく整えるだけでなく、リップのにじみを防ぎ、色の定着を助けてくれます。
特に口紅を重ねる前に輪郭をしっかり描くことで、飲食による色移りを抑えることが可能です。
また、リップ全体に薄くライナーを仕込むテクニックもおすすめです。
ティッシュオフと重ね塗りで長持ち効果
リップを一度塗ったら、軽くティッシュオフをして余分な油分を取り除くことで、色が定着しやすくなります。
ティッシュオフと重ね塗りを繰り返すこのステップは、簡単ながら非常に効果的です。
手間はかかりますが、その分仕上がりの美しさと持続力に差が出ます。
最新版・色持ち重視のリップアイテム厳選紹介

最新のリップ製品は色持ちだけでなく、唇への優しさや使い心地にも配慮されたものが多く登場しています。
ここでは、色落ちしにくくキープ力に優れたアイテムをカテゴリ別にご紹介します。
落ちにくいリキッドルージュの魅力
リキッドタイプのリップは、液状ながら唇に塗った後にピタッと密着し、長時間色が残るのが特徴です。
特にティントタイプのリキッドルージュは、時間が経っても唇に色が残りやすく、マスクをしていても落ちにくいことで人気があります。
ナチュラル志向に応えるオーガニックリップ
唇への負担を気にする方におすすめなのが、オーガニック素材で作られたリップです。
植物由来の保湿成分や天然色素を使っているため、敏感肌の方にも安心して使用できます。
色持ちの面でも改良が進み、自然な発色を長時間楽しめる処方が増えています。
肌への優しさと色持ちの両立を重視したい方にぴったりです。
オフィスでも使いやすい落ち着きカラー
職場でもリップメイクを楽しみたい方には、控えめながら印象的なカラー展開のリップがおすすめです。
ベージュ系やローズブラウンなど、肌なじみが良く落ち着いた色合いは、どんなシーンでも浮かず、なおかつ色持ちが良いアイテムが揃っています。
世代別に見るリップメイクのキープ術
年齢によって唇の悩みやメイクの目的も変わってきます。
ここでは、年代別に適したリップメイクの色持ち対策とアイテムの選び方をご紹介します。
20代女性のためのトレンド×持続力重視リップ
流行に敏感な20代には、トレンドカラーを楽しみつつ、メイク直しの手間を省けるティントリップやジェルタイプがおすすめです。
カラーバリエーションが豊富で、抜け感や血色感を演出しやすいアイテムが多く出ています。
ポーチに一つ入れておけば、日中の化粧直しも楽になります。
30代・40代は上品さと実用性のバランスがカギ
仕事や家庭で忙しい毎日を送る30代・40代には、派手すぎず品のある色味と高密着のリップが理想的です。
セミマットな仕上がりでツヤ感を控えめにしながらも、しっかり発色してくれるタイプが人気です。
また、色移りしにくい処方を選ぶことで、飲み物を飲んでも気になりません。
50代からは潤い重視のナチュラルキープメイク
年齢とともに唇の乾燥が気になる方が増える50代には、保湿成分を豊富に含んだバームタイプや、グロウ感のあるリップが向いています。
唇にハリとツヤを与えながらも、色をしっかりキープしてくれる設計のリップが多数展開されています。
唇の縦ジワが目立ちにくい処方も重要なポイントです。
プロが教える!色落ちしないリップの裏ワザ集
色落ちしないリップメイクを実現するためには、商品選びだけでなく、プロのような一工夫が必要です。
ここでは、プロのメイクアップアーティストも取り入れている実践的な裏技をご紹介します。
スキンケアから仕込むリップの土台作り
リップメイクの持ちを良くするためには、唇そのもののコンディションを整えることが基本です。
洗顔後、スキンケアの流れで唇にも化粧水を軽く叩き込み、乳液やリップバームで保湿しておくと、唇表面のキメが整いリップの密着力が高まります。
また、朝のメイク前にリップ専用の保湿パックを取り入れるのも効果的です。
コスメ同士の相性を意識した組み合わせ
どんなに色持ちの良いリップを使っても、他のコスメとの相性が悪いとメイク全体が崩れやすくなります。
例えば、ファンデーションやパウダーが唇の輪郭部分に残っていると、リップがよれたり、ムラになったりすることがあります。
そのため、唇周辺にはリキッドファンデーションを薄く伸ばし、必要に応じて透明パウダーで軽く押さえてからリップを塗ると、にじみを防ぐことができます。
マスク時代に強い“仕込みテク”
マスクをすることが日常化した今、リップメイクは一層の工夫が求められます。
最も効果的なのは、色素が唇に定着しやすいティント系リップを下地として使い、その上に透明グロスや保湿力の高いリップバームを薄く重ねるテクニックです。
また、リップを塗った後にティッシュで余分な油分をしっかり取り除き、さらにフェイスパウダーを唇の上に軽く乗せてからもう一度リップを重ねる方法も、マスクへの色移りを最小限に抑えるのに有効です。
やってはいけないNGリップメイク習慣

キープ力を意識するあまり、逆に色落ちや唇のダメージを引き起こしてしまうNG行動も少なくありません。
ここではありがちな失敗例とその回避法をご紹介します。
リップを塗りすぎて厚塗りになる
リップを長持ちさせようと、何度も重ね塗りをしてしまう方がいますが、これはかえって逆効果です。
厚塗りは唇の動きに合わせてよれやすくなり、ひび割れや崩れの原因となります。
軽く塗ってはティッシュオフ、を繰り返すことで、薄く均一に色を重ねる方がキープ力は高まります。
落ちないと思ってそのまま放置
色持ちが良いからといって、一日中リップを塗りっぱなしにしてしまうのは唇にとって負担になります。
乾燥や荒れの原因となり、次回のメイク時に色ムラが起きやすくなります。
食後や午後の休憩タイムなど、区切りの良いタイミングで軽くリップをオフし、保湿してから塗り直すのが理想的です。
頼りすぎは禁物!自分に合った応用力を
「落ちないリップ」とうたわれた商品をそのまま使うだけでは、完璧なキープ力は得られません。
自分の唇の状態やその日の体調、気候によっても仕上がりは変わります。
自分の肌質や使う場面をよく理解し、柔軟にアイテムやテクニックを変えていく応用力が、最も美しいリップメイクを作り上げます。
下記の記事「立体感があるリップメイクのポイント!魅力的なリップに仕上げる方法を解説」は、リップメイクの参考になる内容となっておりますので、あわせてご覧ください。

まとめ
リップメイクは、顔全体の印象を大きく左右する大切なパーツです。
しかし、その美しさを一日中保つには、ちょっとした工夫と正しい知識が必要です。
特に色落ちに悩んでいる方は、毎日のスキンケアに少しだけ唇のケアを取り入れ、リップメイクの手順を見直してみてください。