美容情報サイト Beauty Webがお届けする今回のテーマは
“リキッドアイライナーがにじみにくくなるコツとは？大人女性のための美しさを長時間キープする方法”
朝きれいに仕上げたアイラインが、夕方には目の下ににじんでしまっていたという経験はありませんか。
特にリキッドアイライナーは、くっきりとしたラインが魅力な一方で、「にじみやすい」「落ちやすい」といった悩みも多いアイテムです。
にじみにくくするための工夫は、メイクの工程だけでなく、日常生活の中にも多く隠れています。
リキッドアイライナーについてのお悩みをこの記事で解決しましょう。
リキッドアイライナーがにじんでしまう主な理由とは
リキッドアイライナーがにじむ原因は、単に製品の性能だけではありません。
実は日常のちょっとした習慣や、肌の状態によっても大きく左右されるのです。
まずは、にじみやすくなる代表的な原因を見ていきましょう。
原因を正しく理解することが、正しい対策への第一歩です。
また、同じアイテムでも使い方次第で大きく差が出るため、根本的な見直しも重要です。
目元の皮脂や汗が影響して密着力が低下している
まぶたは顔の中でも皮脂腺が多く、日中の活動によって汗や皮脂が分泌されやすい部位です。
こうした皮脂や水分が、せっかく引いたリキッドアイライナーの成分と混ざり合うことで、時間とともにラインがぼやけたり、下まぶたに移ってしまうことがあります。
特に夏場や湿度の高い日はこの傾向が強まります。
汗をかきやすい体質の方は、アイメイク前に皮脂対策を強化する必要があります。
スキンケア製品の油分がまぶたに残っている
朝のスキンケアで使用した保湿クリームやアイクリームがまぶたに残っていると、その油分がリキッドアイライナーの密着を妨げてしまいます。
特に乳液やクリームタイプの保湿剤は油分が多いため、目元に残ったままアイメイクを始めると、ヨレやにじみの原因になります。
アイクリームは必要なアイテムですが、使用後は時間をおいてからメイクを行うのが理想です。
また、スキンケアの最後に目元用のティッシュオフを加えるだけでも大きな違いが出ます。
使用しているアイライナーが古くなっている
化粧品には使用期限があります。
開封後時間が経つと、液体の粘度が変化したり、筆先が傷んでしまい、きれいなラインが引けなくなることがあります。
すると、ムラや濃淡が出やすくなり、にじみのリスクが高まります。
特に頻繁に使っていないアイテムは気づかないうちに劣化している場合があります。
数ヶ月前に買ったものでも、蓋の締めが甘かったり、衛生的に使用されていないと早期に劣化することもあります。
にじみが気になる時は、まずアイライナー自体を見直してみましょう。
リキッドアイライナーをにじみにくくするための5つのテクニック
にじみを防ぐためには、スキンケアの工夫や描き方の技術がとても重要です。
ここでは、日常の中で簡単に実践できる5つの方法をご紹介します。
これらを取り入れることで、朝描いたラインを夜までしっかりキープできるようになります。
1.目元の油分はティッシュで軽くオフする
スキンケア後にそのままアイラインを引くと、油分が残っていてライナーがにじみやすくなります。
そのため、アイメイクの前にはティッシュやコットンで目元の余分な油分をやさしく拭き取ることが大切です。
力を入れず、そっと押さえるようにすることで、肌を傷めずに処理できます。
2.アイシャドウベースやフェイスパウダーで仕込みを強化
まぶたに皮脂が多いと感じる場合は、アイシャドウベースを使用してからリキッドアイライナーを引くことで持ちが良くなります。
また、軽くフェイスパウダーをのせるだけでも、にじみの防止に効果があります。
パウダーは厚塗りにならないよう、ブラシでふんわり乗せるのがポイントです。
皮脂をコントロールすることで、ラインの美しさが長持ちします。
フェイスパウダーについては「フェイスパウダーはブラシが基本！パフを使わない理由や正しい使い方」が参考になる内容となっておりますので、あわせてご覧ください。
3.リキッドは「点置きしてからつなげる」描き方でにじみにくく
一筆でラインを引くのではなく、目のキワに点のように置きながら少しずつ線をつなげていく描き方が有効です。
この方法は手ブレやヨレを防ぎ、安定した仕上がりになります。
特に初心者の方にはおすすめのテクニックです。
まぶたを軽く持ち上げることで、皮膚のたるみを防いで描きやすくなります。
短いラインを重ねていく意識で描くことで、失敗が減りにじみも抑えられます。
4.描いた直後は乾くまでまばたきを我慢する
リキッドアイライナーは乾くまでに時間がかかるタイプもあるため、描いた直後のまばたきは大敵です。
まばたきをしてしまうと、上まぶたから下まぶたへとラインが移ってしまうことがあります。
描いた後は扇風機や手で軽く風を送るなどして、乾燥を早める工夫をしましょう。
急いでいても、この数十秒を待つことが大切です。
5.アイライナーの上からアイシャドウやパウダーを重ねる
リキッドアイライナーを引いた後に、同系色のパウダーを重ねることで、にじみにくさが格段にアップします。
この「重ねる」技は、プロのメイクアップアーティストも実践している方法です。
特に汗をかきやすい日や、長時間外出する日におすすめです。
細いブラシを使って丁寧にのせると、よりナチュラルで崩れにくい仕上がりになります。
アイシャドウについては「ワンカラーアイシャドウが近年のトレンド！上手な使い方やカラーの選び方について紹介
」が参考になる内容となっておりますので、あわせてご覧ください。
年齢・まぶたの特徴に合わせたリキッドアイライナーの選び方
リキッドアイライナーを選ぶ際には、自分の肌質やまぶたの状態に合ったものを選ぶことがとても重要です。
同じ商品でも、人によって発色や持ちに差が出るのは、この“相性”が影響しているからです。
ここでは、年齢やまぶたタイプごとに適したアイライナーの選び方を紹介します。
皮脂が多めな方は「速乾性」と「耐皮脂性」に注目
皮脂の分泌が多い方は、速乾性が高く、皮脂に強い成分を配合したリキッドアイライナーを選ぶことが大切です。
特に汗をかきやすい夏場には、こうした機能性に優れた製品が活躍します。
テスターで乾く速さを確認するのもおすすめです。
また、ウォータープルーフ機能があれば、より安心して使用できます。
皮脂による崩れが気になる方には必須のポイントです。
まぶたが薄い・二重幅が広い方は「筆のしなやかさ」が重要
まぶたの皮膚が薄い方や二重幅が広い方は、筆が柔らかすぎると線がガタついたり、ブレやすくなります。
しなやかで適度なコシのある筆を選ぶことで、より安定して描くことができます。
筆の先端が細く整っているかもチェックしましょう。
描くときに力を入れずに済む筆は、肌への負担も軽減できます。
年齢によるたるみが気になる方は「色移りしにくい処方」を選ぶ
年齢を重ねるとまぶたにたるみが出やすくなり、ラインがまぶたの折り目に入り込みやすくなります。
こうした場合は、色移りしにくい処方のアイライナーが有効です。
また、にじみにくさに加え、発色が安定している製品を選ぶと、時間が経ってもくすみません。
プロが実践する「にじませない習慣」を毎日に取り入れる
アイライナーのにじみを防ぐには、メイク技術だけでなく、日常の習慣も見直すことが効果的です。
ここではプロのメイクアップアーティストも実践している、にじみにくくするための生活習慣をご紹介します。
メイク前に冷やしタオルでまぶたを引き締める
朝のメイク前に、冷やしたタオルをまぶたにあてることで、毛穴が引き締まり皮脂の分泌も抑えられます。
これは撮影現場などでも実際に使われているテクニックです。
冷却ジェルシートなどでも代用可能です。
目元のむくみも取れて、メイクのりも良くなります。
朝のルーティンに取り入れてみてください。
外出時は目元をできるだけ触らないようにする
無意識に目をこする習慣がある方は、アイライナーのにじみやすさが倍増します。
コンタクト使用者や花粉症の方は特に注意が必要です。
目元がかゆくなったときは、目薬や冷却シートで対処するように心がけましょう。
目を触らないという意識だけでも、メイクの持ちは大きく変わります。
アイライナーを活かす“崩れにくいアートメイク発想”で魅せる
リキッドアイライナーを使いこなすには、ただラインを引くだけでなく、「見せ方」を意識することも大切です。
ここでは、アートメイクのような発想で、より長持ちする魅せ方をご紹介します。
アイメイク全体の構成を考えることで、にじみも目立たなくすることが可能です。
目の形に合わせてラインを調整する
一人ひとり異なる目の形に合わせて、ラインの太さや角度を調整することで、にじみが目立ちにくくなります。
例えば奥二重の方は細めのラインにすることで崩れにくく、ぱっちり二重の方は太めラインでも安定します。
アイラインは顔全体の印象を大きく左右しますので、自分の目の形に合った描き方を研究することが大切です。
太さやカーブでヨレを逆手に取る
多少のにじみやすさがある場合でも、ラインの太さやカーブを工夫することで、崩れが気になりにくくなります。
例えば、目尻を少し跳ね上げることで、目の下へのにじみが目立たなくなります。
柔らかい曲線を意識することで、ナチュラルな印象を保ちながらヨレもカバーできます。
アイライナーを主役にしないアイメイクバランスも有効
アイラインを強調しすぎず、まつ毛やアイシャドウとのバランスをとることで、全体の印象がまとまります。
万が一ラインが崩れても、他のパーツが補ってくれるため気になりません。
特にナチュラルメイク派の方には、アイシャドウで陰影を作る方法が効果的です。
まとめ
リキッドアイライナーをにじみにくくするためには、製品選び、使い方、そして日常のちょっとした意識の積み重ねが鍵となります。
目元の油分ケアや描き方の工夫、メイク後の乾燥時間を意識するだけでも、仕上がりの美しさと持ちは格段に変わってきます。
また、自分の肌質や目元の特徴に合ったアイテムを選ぶことも重要です。
