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“不器用でもできる!マグネットネイルのセルフやり方ガイド”
ネイルサロンで大人気の「マグネットネイル」。
角度によって光の表情が変わる神秘的な輝きが魅力で、SNSでも話題を集めています。
一見むずかしそうに見えるこのネイルですが、実はコツさえつかめばセルフでも十分に美しく仕上げることが可能です。
この記事では、マグネットネイルの基本から自宅でのやり方、初心者が気をつけたいポイントまでを丁寧に解説していきます。
初めて挑戦する方でも安心して取り組めるように、工程をわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
マグネットネイルってどんなネイル?特徴と魅力を解説

マグネットネイルは、その名の通り「磁石の力を利用してデザインをつくる」ネイルです。
専用のマグネット入りジェルと磁石を使うことで、奥行きのある立体感や、動きのある光のラインを作り出すことができます。
ジェルネイルの一種ではありますが、普通のカラーとは一味違い、見る角度や光の当たり方によって表情が変わるのが最大の魅力です。
磁石でデザインを動かす不思議なネイル
マグネットネイル専用のジェルには、微細な鉄粉が含まれており、塗布後に磁石を近づけることで鉄粉が動き、模様が浮き上がるような仕組みになっています。
模様の形や動き方は磁石の角度や距離で変化するため、まるでネイルの上でアートを描くような楽しさが味わえます。
光の当たり方で変化する立体感
完成したマグネットネイルは、まるで猫の目のように光が一筋に集まる「キャッツアイ効果」を生み出します。
動かすたびに表情が変わるので、シンプルながらも飽きのこないデザインに仕上がります。
普段のコーディネートに上品な華やかさをプラスできるため、オフィスネイルや特別な日の装いにもぴったりです。
マグネットネイルのメリット・デメリット
メリットについてあげてみましょう。
- 奥行きとツヤのあるデザインが簡単にできる
- セルフでもサロン級の仕上がりになる
- 色や磁石の種類を変えれば、無限にデザインを楽しめる
デメリットついてあげてみましょう。
- 専用ジェルと磁石が必要になる
- 磁石を動かすタイミングがやや難しい
- 慣れるまでに少し練習が必要
とはいえ、難しい工程は少なく、失敗してもやり直しがしやすいのがジェルネイルの良いところ。
初心者でもチャレンジしやすいネイルデザインのひとつです。
自宅で簡単!マグネットネイルの基本的なやり方

マグネットネイルは、基本の手順さえ押さえればセルフでも十分に楽しめるネイルアートです。
ここでは、自宅でマグネットネイルにチャレンジする際に必要な道具や下準備、そして塗り方のコツまで、わかりやすく解説します。
必要な道具と下準備
まずは、セルフでマグネットネイルを行うためにそろえておきたい基本の道具をご紹介します。
- マグネットジェル(磁石入りの専用ジェル)
- ネイル用マグネット
- ベースコート(ジェルタイプ)
- トップコート(ジェルタイプ)
- UV/LEDライト(硬化用)
- ネイルファイル、プッシャーなどの下処理用ツール
- 無水エタノールやクレンザー(未硬化ジェルのふき取り用)
ジェルネイルの基本である下処理(プレパレーション)も大切です。
甘皮処理や表面の軽いサンディングを行うことで、仕上がりの持ちや発色に差が出ます。
セルフでの塗り方ステップ解説
以下が、基本の塗布ステップです。
- ベースコートを塗布し、ライトで硬化
- マグネットジェルを一度塗りし、ライトで硬化
- 2度目のジェルを塗り、硬化前に磁石を近づけて模様をつくる
・この段階がマグネットネイルの“アート”の部分です
・磁石の角度や距離で模様が変化します - ライトで硬化
- トップコートを塗り、最終硬化
- 未硬化ジェルをふき取って完成
初心者の方は、3番の工程(磁石を当てて模様を作る)に少し苦戦するかもしれませんが、何度か練習すれば自分なりのコツがつかめてきます。
マグネットの使い方と角度のコツ
磁石を使うときの基本的なポイントは以下の通りです。
- ジェルを塗った直後にすぐ磁石を近づけること(硬化前)
- 表面から5mm〜1cm程度の距離を保つ
- 磁石を当てる時間は5〜10秒程度が目安
- 角度を変えることで模様のバリエーションが広がる
たとえば、垂直に当てれば中央に光が集まり、斜めに当てればグラデーションのような流れが出ます。
1本ずつ違う角度で模様をつくるのも、オシャレなアクセントになります。
セルフ初心者が失敗しやすいポイントとその対策
マグネットネイルは見た目に反して工程がシンプルなため、初心者でもトライしやすいのが魅力ですが、慣れないうちは「思った通りに模様が出ない」「すぐに剥がれてしまう」などのトラブルも起こりがちです。
マグネットを動かすタイミングと距離
よくある失敗のひとつが、磁石を当てるタイミングや距離のミスです。
マグネットジェルは硬化前に磁石を当てることで模様を形成するため、硬化後に磁石を近づけても効果はありません。
また、磁石をジェルの表面に近づけすぎると、模様がぼやけたり、ジェルが動いてムラになることも。
5mm〜1cm程度の距離を保ちつつ、10秒以内で操作するのが基本です。
硬化のタイミングで起きやすいトラブル
磁石で模様を作ったあとに、すぐライトで硬化しないと模様が崩れてしまうことがあります。
模様がきれいに決まったら、手早くライトの下に入れて形を固定しましょう。
また、硬化が不十分だとヨレや曇りの原因になるため、ジェルの種類に合わせた推奨時間を守ることも大切です。
仕上がりを左右するトップジェルの使い方
マグネットネイルの魅力はその立体感とツヤにありますが、仕上げのトップジェルが薄すぎたりムラになってしまうと、光の反射が損なわれてしまいます。
ポイントは、しっかりと均一に厚みを持たせて塗ること。
気泡が入らないように注意しながら塗布し、丁寧に硬化させましょう。
また、トップジェルも磁石のデザインを活かす高光沢タイプを選ぶと、より美しい仕上がりになります。
セルフでも仕上がりUP!マグネットネイルをもっと楽しむコツ

セルフで行うマグネットネイルも、ちょっとした工夫を加えることで、ぐっとプロっぽい仕上がりになります。
ここでは、デザインや道具の選び方に一工夫加えて、より完成度の高いマグネットネイルを楽しむためのアイデアをご紹介します。
カラー選びで印象が変わる
マグネットネイルは、ベースのカラーによって全体の雰囲気が大きく変わります。
- 上品で落ち着いた印象にしたい場合
ボルドーやネイビー、グレージュなど深みのある色が◎ - 透明感と可愛らしさを出したい場合
ピンクベージュやラベンダーなど淡めのカラーがおすすめ
また、粒子のラメが含まれたジェルを使うことで、光のラインがより際立ち、華やかさもアップします。
下記の記事「ラメパウダーを活用してきらきらグリッターネイルを楽しもう!ラメパウダーの使い方やおすすめのデザインを紹介」も参考になりますのでご覧ください。

磁石の種類でアートの幅が広がる
市販されているネイル用マグネットには、棒状・丸型・猫目型・模様付きマグネットなど様々な形があります。
マグネットの形状によって、光のラインや動き方が変わるため、同じジェルでも異なる表情が楽しめます。
最初はシンプルな棒状で基本のキャッツアイを習得し、慣れてきたら丸型や模様タイプにもチャレンジしてみましょう。
SNSで人気のデザインアレンジも挑戦
最近では、マグネットネイルをベースにしたアレンジデザインもSNSで注目されています。
例えば下記のようなアレンジがあります。
- フレンチ風マグネットネイル
先端にだけ磁石を当てて光を集める - グラデーション風マグネット
斜めから磁石をあてて流れるような模様を演出 - マグネット+シールやストーンの組み合わせで個性派デザインに
こうしたアレンジは、セルフでも少しずつ練習していけば十分に取り入れられます。
「セルフネイルでもここまでできるんだ!」と感動するような仕上がりを目指して、自由に楽しんでみましょう。
マグネットネイルを長持ちさせるお手入れ方法

マグネットネイルはセルフでも美しく仕上げられる反面、日々の生活の中で剥がれたり、欠けてしまったりしやすいのも事実です。
せっかく時間をかけて仕上げたネイルを長く楽しむためには、こまめなお手入れと正しい生活習慣が欠かせません。
ネイルオイルでこまめな保湿を
ネイルが乾燥すると、ジェルと爪の間に隙間ができて浮きやすくなります。
特に水仕事が多い方や、乾燥しやすい季節は下記のようなケアが重要です。
- 指先に少量のオイルを垂らし、マッサージするようになじませる
- 朝晩2回の使用を習慣にすると◎
- ハンドクリームとの併用も効果的
この習慣だけでもネイルのもちが格段に変わります。
ネイルオイルについては「ネイルオイルの効果とは?選び方や使うタイミングを徹底解説!」で詳しく解説しておりますのでご覧ください。

避けたい日常のNG行動
次のような行動は、マグネットネイルの剥がれや欠けの原因となります。
- 爪先でシールや段ボールを開ける
- 食器洗いや掃除を素手で行う
- 長時間の入浴や温泉でふやかしすぎる
水や摩擦に注意し、ゴム手袋を活用するだけでもネイルの寿命が延びます。
リペアやメンテナンスも視野に入れて
1〜2本だけ剥がれてしまったときは、部分的なリペアで対応しましょう。
また、爪の伸びが気になる頃にはトップジェルの重ね塗りやカラーの再調整を行うと、さらに長く美しい状態をキープできます。
まとめ
マグネットネイルは、磁石で描き出される光の模様が幻想的で、見る角度によって表情を変える魅力的なアートです。
一見難しそうに見えますが、基本のやり方と注意点さえ押さえれば、セルフでも十分に楽しめるデザインです。
セルフネイルは「自分で仕上げる楽しさ」も魅力のひとつ。
慣れてくると、オリジナルの模様を作ったり、SNSで見つけたデザインを再現したりと、さらにネイルの世界が広がっていくでしょう。
最初はシンプルな色や模様からスタートし、少しずつバリエーションを増やして、自分だけのマグネットネイルを楽しんでみてください。