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“爪が乾燥する原因は?今すぐできる予防方法について解説”
爪がでこぼこしている、割れてしまうなどに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
日頃ハンドクリームなどでケアしているつもりでも、実際は爪が乾燥してしまうことで引き起こされている可能性もあります。
肌と同様に爪も乾燥することを知らない方も多いので、今回は爪が乾燥する原因を予防法含めご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
爪が乾燥する原因
爪が乾燥する原因は、日常生活の中でいくつも存在しています。
代表的なのは、以下です。
- 日々の水仕事
- アルコール消毒
- 除光液
- 紫外線
最も多いのは、日々の水仕事でしょう。
食器を洗う行為は、どのような人でも必ず行います。
食器用洗剤は、油汚れをしっかり落とすために界面活性剤が含まれています。
汚れを落とすために必要なものですが、食器や調理器具の油汚れだけではなく、皮膚の水分・油分まで落としてしまうのです。
食器を洗う際に、手袋などせず素手で洗う人も多いので、乾燥が引き起こされやすいでしょう。
また、水洗いは手が冷たくなるからとお湯を使用するとより乾燥が加速する原因になります。
近年、多くの人が適宜アルコール消毒を指先・手のひらや甲に行っているのが通常です。
もちろん手指の清潔を保つために必要ですが、爪に残しておきたい油分も取り除くため、乾燥が引き起こされやすくなります。
同様の理由で除光液も油分を落とし、乾燥させますが、最近は油分を落とす成分である「アセトン」が入っていない商品もあります。
紫外線は肌と同様に爪にもダメージを与え、バリア機能を低下させるので紫外線対策は必須です。
乾燥が原因の爪トラブル
以下のトラブルは、爪の乾燥が原因の可能性が高いです。
- でこぼこしている
- すぐに割れる
- ささくれが起きる
- 二枚爪
爪のトラブルで最も多いのは、でこぼこすることです。
爪の下に覆われている爪床から水分が補給されますが、指先の水分が減っている状態だと水分が補給されなくなり、脆くなります。
そのため、でこぼこの変形につながってしまうのです。
また、水分量が減ると割れやすくなるでしょう。
爪はミルフィーユのように3層になっており、乾燥することでそれぞれの層が結合できなくなり、割れてしまいます。
二枚爪も同様の理由で、さらに外的な刺激があると引き起こされるのです。
ささくれは、爪の端が乾燥していると引き起こされます。
ささくれができると、どうしても取り除きたくなるので、無理に引っ張る方もいるでしょう。
しかし、無理に引き剥がすと正常な皮膚まで傷つけて、さらに状態を悪化させてしまいます。
爪の乾燥を予防法する方法
爪の乾燥を予防する方法は、いくつもあります。
全てを行うのはなかなか難しため、できる部分から始めてください。
保湿を徹底する
肌と同様に、爪の乾燥も保湿を徹底することで予防できます。
保湿ケアの基本は、ハンドクリームなので正しいケア方法は以下のとおりです。
- 手を洗う
- 化粧水をつける
- ハンドクリームを適量手のひらに出す
- 体温で温める
- マッサージするように爪と手に塗る
余計な皮脂が手に残っていると、適切な効果を得られないので必ず手洗いをしてからハンドクリームを塗りましょう。
手を洗った後、すぐにハンドクリームを使用するのではなく顔に使用している化粧水を軽くつけておくと皮膚がやわらかくなり、塗りやすいです。
保湿を意識しすぎて大量のハンドクリームをつけてもベタつきの原因になるので、適量取り出し、体温でやわらかくしてから爪と手のひらに広げていきましょう。
マッサージで血行を良くする
爪の乾燥を防ぐためには、表面的な部分だけではなく体の内側からもアプローチが必要です。
血行が悪いと必要な栄養が爪に届かず、乾燥を引き起こすのでマッサージをして血行を促進しましょう。
ハンドクリームを塗った時や気がついた時、適宜マッサージすると良いです。
方法は簡単で、人差し指と親指で指先を挟んで押すだけなので、手軽にできます。
10秒程度押しながら、ゆっくりマッサージすると効果的ですよ。
甘皮処理をする
爪が乾燥し、ささくれができないように予防する方法は、甘皮処理が大事です。
初心者でも難しくなく処理はできるので、適切な方法を把握しておきましょう。
必要なアイテムは、プッシャー・コットン・ハンドクリームだけです。
甘皮処理セットなども販売されているので、利用してみてください。
甘皮処理の流れは、以下のとおりです。
- 甘皮を柔らかくする
- プッシャーで押し上げる
- コットンで拭き取る
- ハンドクリームで保湿する
まず、無理なく甘皮を処理するためには事前にやわらかくしておく必要があります。
指先にハンドクリームをつけた後、指先をお湯に浸すことで柔らかくなるでしょう。
お湯に浸しておく時間は、10分程度が目安です。
次に、やわらかくなった甘皮をプッシャーで押し上げてください。
爪の付け根にプッシャーを当てて、優しくしから上に押し上げるように動かしましょう。
押し上げる際にネイルオイルやお湯などをつけておくと、肌への負担が軽減できますよ。
浮き上がった甘皮は、コットンで抑えて取り除き、ハンドクリームを塗って完了です。
手袋をして外的刺激から守る
毎日の水仕事で手荒れや爪の乾燥が気になる場合は、保湿ケアをするのはもちろんのこと、必ず手袋をして外的刺激から守りましょう。
家事をする際はゴム手袋をする、外に出る時は紫外線対策の手袋をするなど意識的に使用することで爪への悪い影響を断てます。
ネイルオイルの活用
浸透力が高く、爪の付け根や側面もケアできるネイルオイルは、ハンドクリームと併せて使うと効果が高いです。
こまめに手洗い後ネイルオイルをつけていると、爪のささくれや二枚爪の予防にもなります。
また、ジェルネイルのもちが良くなるので常時持ち歩くようにしましょう。
セルフケアの注意点
爪のためにセルフケアを行っているつもりでも、思わぬトラブルを引き起こす可能性もあります。
以下では、セルフケア時の注意点をみていきましょう。
過度に甘皮を処理しない
爪の乾燥に甘皮が良くないと思いすぎて、過度に甘皮処理を行うのはNGです。
甘皮処理で除去する場合は、ルースキューティクルと呼ばれる、爪の表面にある薄皮のみです。
その部分以上押し上げて処理しようすると傷がついて、出血する恐れがあるので注意しましょう。
また、頻繁に甘皮を処理するのも肌への負担が大きいので1ヶ月に1回程度のとどめてください。
保湿は手全体にする
保湿をする際、爪だけに集中してもあまり意味がありません。
なぜなら、爪は皮膚の一種であるため、健康的な爪を保つために肌のケアも必要不可欠だからです。
周囲の肌が乾燥している状態だと、爪にも良い影響を与えないので、しっかりと手全体の保湿を行いましょう。
まとめ
今回は爪が乾燥する原因についてご紹介しました。
爪が乾燥すると、割れたりでこぼこになったりと不調の原因となります。
ご紹介した予防方法を参考にしていただき、キレイな指先を目指しましょう。