美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)がお届けする今回のテーマは
“爪の保護液の選び方とは?保護液の役割や爪が割れる原因など解説”
爪がすぐに割れてしまう、キレイにネイルを 塗ることができないなど、さまざまな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
割れやすい爪というのは、さまざまな原因はありますが、手軽にケアができる保護液を活用してみてください。
ハンドクリームを塗るよりも、爪を専門的に保護できる点が魅力です。
今回は、爪の保護液の役割や選び方について紹介します。
爪の保護液の役割
爪の保護液とは、名前の通り「爪を健康的な状態にキープする」ためのものです。
潤いを与えて、爪のトラブルを防ぐことが期待できるため、マニキュアを塗ったとしても、カラーが生える美しさへと導きます。
爪は、ケラチンというタンパク質でできているので、ハンドクリームなどでも保湿は可能です。
ただ、表面的な部分を保湿するだけなので、爪をしっかりとケアするためには、保護液を使用する方が効果は期待できます。
専用の美容液なので、塗るだけで爪に浸透していき、補修が可能なため、水仕事などで乾燥しがちな人、日頃からネイルを繰り返していて傷んでしまっている人に向いているでしょう。
1つ持っているだけで、簡単に乾燥対策が可能なので、ネイルケア習慣をつけることができます。
保護液の正しい塗り方
爪の保護液を塗るタイミングは、基本的にいつでも良いです。
ただし、以下の際は保護液を塗りましょう。
- ネイルオフした時
- 手洗いをした時
- 水仕事をした時
- 乾燥が気になった時
自分の好きなタイミングでOKですが、爪に負担をかけてしまう時に、保護液を塗ると効果的です。
保護液の塗り方はとても簡単で、保護液のタイプによっても塗り方は違いますが、今回は一般的なマニキュアタイプの塗り方を紹介します。
まず、ボトルの縁で量を調節し、爪の生え際にさっと乗せてください。
塗る際に、たくさんつけたり少なかったりするときちんと保護できないので注意しましょう。
爪の生え際に塗った後は、少し揉み込んでゆっくりと馴染ませてください。
回を重ねるごとに皮膚が柔らかく、ツヤが出ます。
爪の保護液の選び方
爪の保護液は、数多く販売されているので何を購入しようか、と迷ってしまうでしょう。
以下では、爪の保護液の選び方について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
爪のケアに効く成分が含まれているか
保護液なので、しっかりと爪のケアに効果が期待できる成分が含まれていなくては意味がありません。
爪の健康を保つ成分として効果が期待できるのは、ビタミン類と保湿成分です。
ビタミン類とは、ビタミンE・パントテン酸・ビオチンなどです。
特にビタミンEは、爪の健康を保つために必要な要素で、爪の強度やツヤを作り出します。
パントテン酸は、爪の成長に必要なビタミン、ビオチンは、タンパク質成分の健康を保つために必要な成分です。
保湿成分で代表的な成分は、ヒアルロン酸・セラミド・グリセリンです。
爪は、ただ強度が高ければ良いわけではなく、ある程度の柔軟性も必要になるため、保湿成分は欠かせません。
保湿成分があることによって、爪周りの皮膚も柔らかくしてくれるので、指先全体の水分量が保てるでしょう。
爪の強化ができるか
保護液には、傷んだ爪を修復・強化させるケラチンという成分が含まれていますが、そのほかの強化ができる成分が含まれているかも要チェックです。
例えば、ジメチルスルホン・スギナエキス・ヒドロキシプロキトサンなどは、爪の表面だけではなく内部まで浸透して、健康的な爪を育てます。
商品を選ぶ際は、必ずケラチンの他にもどのような強化成分が含まれているのかを確認しましょう。
UVカットの有無
マニキュアの上に重ね塗りができる保護液の中には、UVカット機能が含まれた商品もあります。
肌と同様に、爪も紫外線のダメージを受けやすいので、紫外線を原因に乾燥しやすくなったり、黄ばんだりするケースも多いです。
日焼け止めを直接塗ると、ベタつきが気になる方も多いため、マニキュアの上に塗ることができる保護液も効果的だといえるでしょう。
テクスチャによって決める
保護液によって、テクスチャはさまざまです。
指先のベタつきが気になる人は、液体タイプやジェルタイプを使用してください。
軽い使用感なので、出先でも塗り直しがしやすいでしょう。
冬場や水仕事の多い人など、指先が乾燥しやすい環境・時期の時は、保湿力が高い保護液を選ぶと良いです。
保湿力が高い保護液の場合、テクスチャがトロッとしていたり、クリームタイプだったりするので、爪表面をしっかりとコーティングします。
最初の時は、しっとりしてベタついているような感覚になりますが、時間を置くと爪や周辺の皮膚に馴染むので問題ありません。
爪が割れる原因
注意しているつもりでも、爪が割れやすくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
爪が割れる原因は、いくつかあるのでそれぞれ紹介します。
乾燥
最も多い原因として、乾燥が挙げられます。
水分が失われてしまうと、爪内部に空洞ができるため、割れやすくなるのです。
ネイルを楽しむ方の中には、ジェルネイルを好んでいたり、ポリッシュをよく爪に乗せたりする方も多いでしょう。
その際に、ネイルオフをするためにアセトンと呼ばれる成分を使用します。
アセトンの刺激によって乾燥が進んでしまい、爪がよく割れるようになったというケースは多いです。
ネイルアートをしていない方でも、水仕事の回数が多い、空調の影響で爪が乾燥すると割れやすくなってしまいます。
爪が薄い
生まれつきや生活習慣の影響で、自爪が薄い方はどうしても割れやすいです。
例えば、ジェルネイルをしたくとも硬化熱に耐えられない、水仕事をしていないのにすぐに割れるという場合は、自爪が薄い可能性があります。
生まれつき薄い体質の方だけではなく、ダイエットをしている方は栄養不足に陥りやすく、爪に栄養が行き届かずに薄くなるケースもあるのです。
そのため、しっかりとバランスの良い食事を行って、爪の保護液で強化しながら生活の見直しをしていくと改善しやすいでしょう。
体質で薄い方も、保護液を活用すると徐々にネイルを楽しめるまでの強化が期待できます。
病気の可能性
爪の割れ方・症状によっては、病気の可能性もあります。
爪の先端から根元に向かって縦に割れる場合は、爪甲縦裂症という症状の可能性が高いです。
横に割れる場合は、亜鉛欠乏症・糖尿病などの疑いもあるので、少しでも不安に感じる場合はすぐに病院を受診しましょう。
また、爪に横断する溝ができている場合や爪・皮膚周辺にかゆみがあれば、皮膚科を受診してください。
まとめ
今回は、爪の保護液について紹介しました。
保護液は、乾燥や紫外線などで割れやすくなってしまった爪を保護し、強化するために必要なアイテムです。
今回紹介した選び方を参考にしていただき、割れにくい爪を目指しましょう。
保護液でも改善がみられない、症状が悪化したなどあれば病院の受診をしてみてください。