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“骨盤の歪みは生活習慣が引き起こしている!原因や見直したい生活習慣について解説”
妊娠出産や年齢、生活習慣によって骨盤の歪みが生じる可能性があります。
骨盤の歪みが起きると、冷え性を引き起こしたり、むくんだりとさまざまな不調を招くので早めの対処が必要です。
また、そもそも骨盤が歪みにくい環境にするため、生活習慣の見直しも意識しましょう。
今回は、骨盤の歪みの原因や見直すべき生活習慣についてご紹介します。
骨盤の歪みを引き起こす生活習慣
骨盤は、主に以下の役割があります。
- 内臓や生殖器を守る
- 上半身を支える
- 姿勢をキレイにみせる
- 歩く時の衝撃を吸収する
骨盤は多くの骨と筋肉が組み合わさっているので、上下半身を繋ぐ役目を果たし、体が安定した動きを出すための土台です。
そのため骨盤の歪みが生じると、体に不調をきたす可能性があります。
女性の場合、出産や加齢などで骨盤の筋力が低下し、歪んでしまう傾向が高いですが、そのほかにも日常の習慣で骨盤の歪みが起きる可能性があるのです。
以下では、骨盤の歪みを引き起こす生活習慣をみていきましょう。
悪い姿勢
姿勢の悪さは、骨盤を歪ませる傾向があります。
デスクワークの人や、スマホを長時間見ている人は、背中が丸くなる猫背状態になりやすいため注意してください。
悪い姿勢のままだと、骨盤は前傾・後傾している状態なのでどんどん歪みが蓄積されて骨盤の歪みが常態化してしまうでしょう。
姿勢が悪いと頭が前に出てくる人も多く、猫背が加速します。
パソコンをよく見る人などは、頭が前に出てしまいがちなので、姿勢の悪さは骨盤の歪みを引き起こしやすいです。
足を組む癖
椅子に座っている時に、足を組む癖がある人は骨盤の歪みにつながりやすいです。
足を組む体勢は、体がロックされた状態になり体幹などの筋肉を使わずとも姿勢をキープします。
そのため、楽だと感じやすいですが、体幹が弱くなることによって骨盤も不安定になり、関節から骨盤が捻れてしまう可能性があるのです。
また、椅子の背もたれに強くもたれかかった状態で足を組むと骨盤が大きく後ろに傾くので、より一層骨盤が歪みやすくなります。
ハイヒールを履いている
体の重心が悪いと骨盤に歪みが出やすく、フラットな靴と比較してヒールのある靴は重心がかかりやすくなるのです。
靴の好みでハイヒールをよく履く人は、体を支える部分が少ないため、重心が前にかかりやすくなります。
重心が悪い状態でバランスを保とうとして、体がねじれたり、歪んだりさせてしまうのです。
体のバランスが悪い=骨盤の歪みにつながります。
頬杖をつく
頬杖をつく姿勢は、片方だけに負担がかかるので蝶形骨と呼ばれる、頭蓋底の中央部分にある骨が歪みやすいです。
蝶形骨が歪むと、首や背骨、骨盤にも影響を与えるので、体のバランスが悪くなります。
癖で頬杖をついてしまう方も多いのではないでしょうか。
頬杖は、骨盤の歪みだけではなく肌荒れの原因などにも関係してくるので良い影響はありません。
骨盤の歪みを改善するために見直したい生活習慣
骨盤の歪みを改善するためには、生活習慣をまず見直す必要があります。
以下では、見直すべき生活習慣をみていきましょう。
日常の癖を直す
悪い姿勢、足を組む癖など日常的に無意識にしている癖を見直してみましょう。
正しい座り方・立ち方を意識し生活することが、骨盤の歪みを徐々に改善できます。
長時間のデスクワークをしている方は、猫背・反り腰になりやすいため、骨盤が歪みやすいです。
多くの人が意識せずにしてしまっているケースがほとんどなので、体がむくみやすいなと感じている人は姿勢や座り方に癖がないかチェックしてみましょう。
寝方を見直す
骨盤の歪みを改善するためには、就寝時の寝方を見直すことも大事です。
特にうつ伏せ寝や横向きで寝る人は、骨盤が歪みやすい傾向にあるので、できる限り仰向けに寝ましょう。
寝てしまってからは寝返りなどがあるので、なかなか意識できないかもしれませんが極力仰向けで寝ることを意識してください。
筋トレで筋力をアップさせる
運動不足、年齢を重ねることによる筋力低下も骨盤の歪みにつながります。
そのため、無理のない範囲で筋トレを行って筋力をアップさせることで、骨盤を支えている筋肉を強化しましょう。
骨盤を支えている筋肉が衰えていると、歪みの原因になります。
骨盤の歪みに関係している筋肉は、お腹周りの腹横筋・骨盤の底にある骨盤底筋群・太ももの内側にある内転筋です。
毎日のストレッチだけでも少しずつ筋力がアップするので、実践してみてください。
なかなか改善しない歪みは専門家にみてもらう
いろいろ改善策を試してみても、骨盤の歪みが改善している気がしないという方は、接骨院・整骨院などの専門家にみてもらうことも大事です。
骨盤矯正に対応している医院も多く、さまざまな不調に対応してもらえます。
骨盤の歪みだけではなく、代謝のアップや慢性的な肩こりに悩んでいる人も総合的にみてもらえるので、試してみるのも良いでしょう。
骨盤が歪んでいるかチェックする方法
骨盤の歪みをセルフチェックする方法をみていきましょう。
歪んでいる状態はなにかわかっていないと、なかなか判断もできないので理解しておくと良いですよ。
左右の膝を倒してみる
わかりやすい骨盤の歪みをセルフチェックする方法は、左右に膝を倒してみることす。
仰向けに寝て両膝を立て、左右にゆっくり倒してください。
例えば、左右に倒してみた時に倒しにくいと感じたり、痛みを感じたりした場合は骨盤が歪んでいる可能性があります。
また、両膝を立てた時に高さが違うという場合も、骨盤が歪んでいる可能性が高いです。
壁を使ったチェック方法
自宅にいる時、壁に背中をつけてチェックする方法もあります。
壁に背中をつけて直立し、背中と壁の間に拳が入るほど空いている場合は骨盤前傾、逆に隙間が全くない場合は骨盤後傾の可能性があるでしょう。
骨盤が歪んでいない人は、背中と壁の間に手のひらが入る程度しか隙間は空いてません。
そのため、隙間が空きすぎている、空いていないという場合は歪みによる可能性が高いです。
足踏みをしてみる
いつでもどこでもできる方法として、足踏みでもチェックができます。
方法は簡単で、目を閉じて真っ直ぐ立ち、そのままの状態で50回足踏みしてみましょう。
体の位置が変わっていなければ骨盤の歪みはないですが、左右どちらかに動いている場合は骨盤が歪んでいる可能性があります。
動いた方向に骨盤が歪んでいる可能性が高いため、改善が必要です。
まとめ
骨盤の歪みの原因や、改善するために見直したい生活習慣についてご紹介しました。
骨盤は体のバランスを保つために大切な箇所なので、歪みを少しでも感じた場合は改善をしましょう。
今回ご紹介した生活習慣の見直しを参考にしていただき、体の歪みを直しましょう。