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“セルフネイルで覚えておきたいプッシャーとは?種類や特徴、使用方法について紹介”
セルフでジェルネイルをする際、より長持ちして見た目も良くするためには甘皮処理は欠かせません。
甘皮があると、ジェルが爪に密着しにくいため、剥がれやすくなるからです。
甘皮処理で活用してほしいのは、プッシャーで手軽に利用できるのでおすすめといえます。
プッシャーを使用したことがない人の中には、そもそもプッシャーとは何か?使い方は?と悩む方もいるでしょう。
今回は、プッシャーとは何か、種類や使用方法について紹介します。
プッシャーとは何か
プッシャーとは、爪の甘皮を押し上げて整えたり、削ったりするアイテムのことです。
セルフネイルをする上で、甘皮の処理はとても重要なのでプッシャーは必ず用意しておいてほしいアイテムです。
プッシャーを使用することで、爪の根元の形を整えて、指先全体をきれいに見せることができます。
以下では、甘皮処理をするメリットを紹介します。
甘皮処理するメリット
甘皮処理をするメリットは、複数あるので以下でみていきましょう。
それぞれの良さを知ることによって、必要性をより理解できるので参考にしてみてくださいね。
ネイルが長持ちする
爪を覆ってしまっている甘皮がなくなることで、爪表面がなめらかになるのでネイルカラーがグッと密着しやすくなります。
ジェルネイルは、しっかりと密着しなければすぐに剥がれていってしまうので、ネイルの持ちが悪くなってしまうでしょう。
頻繁に付け替えする手間が省けるので、しっかりと甘皮処理を行ってキレイな爪の状態を保つと良いです。
爪が長く見える
爪の根元部分に甘皮はあるので、プッシャーで取り除くことで表面をなめらかに整えると自然に爪が長く見えます。
甘皮が根元に残っていると、その部分にジェルネイルを塗ることができずに、爪が短く見えてしまうでしょう。
しっかりとケアすることによって、最大で1mm程度ですが塗るエリアが拡がり、爪を長く見せることが可能です。
爪の乾燥が予防できる
甘皮が伸び、残ってしまうと本来爪に必要な栄養分や水分が甘皮の方にいってしまいます。
そうなると、爪が乾燥してもろくなったり、剥がれやすくなったりすることがあるのです。
きちんと甘皮ケアを行い、指先を保湿ケアをしてあげることによって爪の乾燥を予防でき、健康な状態をキープできます。
下記の記事では「ネイルの保湿に有効なマルチバーム」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
プッシャーの種類&使用方法
プッシャーの種類は、大きく分けてメタル、セラミック・ストーンがあります。
どちらも利用しやすいですが、それぞれで特徴や使用方法は異なってくるので、以下で説明します
メタルプッシャー
メタルプッシャーとは、金属でできており、ウォーターケアがおすすめです。
ドライケアでも利用できますが、より効果を発揮させるためには、ウォーターケアを行いましょう。
軽い力で硬くなってしまった甘皮を持ち上げることができるので、手軽に甘皮処理ができるでしょう。
ステンレス製がほとんどなので、耐久性に優れており、バイ菌等がつきにくいため、清潔をキープしやすい点も特徴です。
一方で、メタルプッシャーのさきは鋭く加工されているので、角度や力の入れ具合によっては爪を傷つけてしまう可能性もあるため注意しましょう。
使い方
メタルプッシャーの使い方は、以下を参考にしてください。
- 指先をふやかす
- 甘皮を押し上げる
- カットできるものはニッパーで切る
- ガーゼやティッシュで爪の根元を拭き取る
指先をふやかす場合は、フィンガーボールなどにぬるま湯を入れて数分間指先をつけておくと良いです。
時間が取れない方は、お風呂上がりでも問題ありません。
ふやけて甘皮が柔らかくなったら、メタルプッシャーの丸い先端の方で甘皮を押し上げましょう。
力を入れすぎると爪に負担をかけたり、怪我をしたりする原因となるため、優しく滑らせるように横に移動させてください。
仕上げを行った後、ジェルネイルを施さない場合はネイルオイルやハンドクリームで、指先をしっかりと保湿しましょう。
下記の記事では「ネイルオイル」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
セラミック・ストーンプッシャー
セラミック・ストーンプッシャーとは、名前のとおり先端がセラミック素材でできています。
甘皮を押し上げるだけではなく、表面についたルーズスキンを削り取るなどのケアが可能です。
セラミック・ストーンプッシャーの場合は、先端がすでに斜めにカットされているので、自分で角度を意識しなくてもケアしやすいでしょう。
根元や角までしっかり傷が入るので、ジェルネイルを塗布する前のケアに向いています。
使い方
セラミック・ストーンプッシャーの使い方は、以下を参考にしてください。
- 甘皮を削る
- サイドの甘皮を処理する
- 油分の除去
ドライケアとして使用されるプッシャーなので、手軽に甘皮ケアできる点が魅力です。
セラミック・ストーンプッシャーのカットされた先端に合わせ、根元を軽く押し上げながら、甘皮を削り動かすようなイメージで進めてください。
ルースキューティクルを取り除いた後は、ネイルブラシでダストを払い、残った後甘皮はニッパーでカットしましょう。
仕上げに油分を除去すると、キレイに仕上がります。
セルフネイルにおすすめはメタルプッシャー
セラミック製の場合、甘皮処理をしやすい点は魅力です。
一方で、耐久性が弱いというデメリットもあるため、セルフネイルで使用する場合は最初にメタルプッシャーを利用しましょう。
メタルプッシャーに慣れてきた頃、セラミック・ストーンプッシャーと併用して利用する方が良いです。
多少練習を重ねてから、しっかりと甘皮処理をしたいという場合はセラミック製からスタートしても問題はありません。
使い分けは必要になってくるので、最終的には両方持っておくと良いですよ。
プッシャー使用時の注意点
プッシャーを使用する際、いくつか注意点があるので覚えておきましょう。
しっかりと注意点を理解しておくことで、安全に甘皮処理ができるので参考にしてくださいね。
使用の角度に気をつける
甘皮を押し上げる時にプッシャーを使用しますが、プッシャーを当てる角度には注意しましょう。
角度によっては、爪を傷つけたり、爪表面を削ってしまったりと負担をかける可能性があります。
そのため、できる限り爪に対して水平に近い角度になるように意識して、負担をかけないようにしてくださいね。
頻繁に行わない
甘皮処理はとても大切なものですが、毎日行うようなものではありません。
甘皮が伸びるスピードは個人差があり、甘皮の状態をきちんと見てから処理を行いましょう。
目安としては、2〜3週間程度に1回で十分です。
基本的に、甘皮は爪と皮膚の間から細菌が入らないよう侵入を防ぐ役割も果たしてくれるものなので、あまりにも高頻度で行う必要はありません。
爪への負担にもなることなので、甘皮処理をした後は日々ハンドクリームやネイルオイルなど定期的に爪のケアを行いましょう。
下記の記事では「ネイルケア」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
圧をかけすぎない
セルフで甘皮処理をする時は、必ず圧をかけすぎないようにしてください。
不慣れな時は、どうしても手に力が入ってしまい皮膚にグイグイと押し付けてしまいやすいです。
あまり圧をかけすぎてしまうと、皮膚や爪に負担がかかるだけではなく、傷になる可能性もあります。
あくまで優しく、丁寧に処理をすることを意識して、処理しにくい時はお湯などで甘皮をふやかすようにしましょう。
痛みを感じた時は中止する
プッシャーで甘皮処理をしている際、痛みを感じる場合はすぐに中止してください。
痛みがあるということは、強くやりすぎている可能性や甘皮が薄く痛みを感じやすい状態になっている可能性があります。
甘皮処理をしよう思って、無理やりプッシャーを使い続けると、炎症を引き起こす場合もあるので、すぐに中止しましょう。
処理の途中だけではなく、処理後にヒリヒリと痛む場合も、しばらくは甘皮処理を控えるようにしてください。
痛みが続く場合や炎症を起こした場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。
爪のサイドもチェックする
甘皮は、爪の根元部分だけではありません。
爪のサイドにも甘皮があり、サイド部分が剥けてしまうという方も多いのではないでしょうか。
しっかりプッシャーで甘皮処理をしたつもりでも、サイドの甘皮が残っていたというケースは非常に多く、甘皮が残っているとサイド部分からネイルが浮きやすくなってしまいます。
プッシャーを使用した後は、サイドの部分もしっかりとチェックしてください。
まとめ
今回は、甘皮ケアで必要なアイテムであるプッシャーについて紹介しました。
プッシャーの種類は、メタル、セラミックとあり、それぞれ特徴や使用方法は違います。
今回紹介したプッシャーの使用方法や注意点を参考にしていただき、爪を美しく保ちましょう。