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“縮毛矯正後ヘアオイルはつけてもいい?使用するタイミングやヘアオイルの選び方について紹介”
ガンコなくせ毛の人や、うねりが強い髪の毛の人は、スタイリングに時間がかかります。
さらに、思ったように仕上がらないなど悩んでいる方も多いでしょう。
そのような人に向いているのは、縮毛矯正です。
縮毛矯正は、特殊な薬剤を使用してくせやうねりを抑えて、髪の毛をストレートにする施術ですが、施術後のヘアケアも重要といえます。
髪の水分をキープできる点が魅力のヘアオイルですが、どのタイミングでつけると良いのか、そもそもつけていいのか迷ってしまうでしょう。
今回は、縮毛矯正後のヘアオイルをつけても良いのか、つけるタイミングなどついて紹介します。
縮毛矯正後にオイルをつけてもOK
縮毛矯正後にオイルをつけても、効果が半減することはありません。
施術後は、見た目的には美しい髪の毛にみえますが、ある程度ダメージを受けているので、乾燥しやすかったり、髪の毛が切れやすかったりします。
そのため、縮毛矯正をしたとしても、適宜ヘアオイルを活用し、ケアが必要です。
ポイントは、つけるタイミングなので、以下で紹介します。
施術当日は使用しない
縮毛矯正後、基本的に24時間はシャンプーを控えるよう美容師から言われることも多いでしょう。
髪の毛が不安定な状態なので、余計な刺激を与えずにそっとしておくことが重要です。
そのため、ヘアオイルを含めたヘアケアアイテムを使用しないようにしてください。
特にヘアオイルは、まだがたつきのある施術当日の髪の毛につけると、髪の毛がべたつきやすくなり、縮毛矯正の持続力が低下する可能性もあります。
すぐにケアしたい、と思うかもしれませんが、24時間は何もせずにそのままにしておきましょう。
施術翌日からヘアオイルの使用がおすすめ
24時間経過した翌日からであれば、ヘアオイルの使用が可能です。
シャンプーをした後に、ヘアオイルを使用するのが基本で、縮毛矯正後の髪の毛は乾燥しやすくなっているため、毛先を中心にしっかりと保護してください。
念のために2日ほどシャンプーをしない、という人は、ヘアオイルも施術から3日程度あけるなどがおすすめです。
シャンプーを使用するタイミングに合わせると、髪の毛を清潔に保て、不快感のないヘアケアが行えます。
シャンプーをしていないだけでも、かゆみやべたつきを感じるので、さらにヘアオイルを塗るというのは一層べたつきを引き起こしてしまうので、避けましょう。
縮毛矯正後におすすめなヘアオイルの使い方
縮毛矯正をした後に、ヘアオイルを使用する方法は、そこまで難しいものではありません。
一般的なヘアオイルの使用方法と大きく変わりはありませんが、以下を参考にしてみてください。
- タオルドライ後適量手に取る
- 手のひらで温める
- 中間から毛先にかけて揉み込むように塗布
- 少しずつ髪の毛全体に広げる
縮毛矯正後は、24時間経過したとしてもまだ繊細な状態です。
そのため、乱暴にタオルドライしたり、雑な塗り方をしたりすると逆に髪の毛を痛めてしまいます。
優しく、丁寧に塗ることが基本です。
適量は使用するヘアオイルによって違いますが、一般的にはショートヘアの場合は1~2滴、ロングヘアの場合は3~4滴を目安にしましょう。
塗る前に手のひらでオイルを温めると、伸びが良くなるのでむらなく塗ることができますよ。
朝のスタイリングでヘアオイルを使う方法
ヘアケアとしてだけではなく、毎朝のスタイリング剤としてもヘアオイルは活用できます。
縮毛矯正後は、キレイなストレートの状態になりますが、寝ぐせ直しなどの参考にしてください。
手順は、難しい工程は必要なく、毛先にヘアオイルをなじませて、丁寧にブラッシングしましょう。
髪の表面がなめらかに整い、絡まりや摩擦を抑えながら整えることができます。
ウェットヘア、束感のあるスタイルに仕上げたい場合は、ヘアオイルにバームを少量混ぜてから髪の毛全体に使用すると、ナチュラルに仕上がるのでおすすめです。
毛量多めの人がヘアオイルを使う方法
毛量が多い人は、縮毛矯正をしても広がる可能性があります。
ヘアオイルの使い方は一般的な使い方と同じですが、ポイントとしてはヘアオイルを髪の内側からつけるようにすることです。
毛量が多く広がる原因は、内側の髪の毛が何層にもなっているからなので、ヘアオイルを使用して内側の髪の毛をボリュームダウンさせることで落ち着きのあるキレイな髪の毛になります。
表面の髪の毛には、手に余ったオイルを使用する程度で問題ありません。
下記の「ツヤのある髪にするヘアオイルの効果とは?朝だけではない夜に効果的な使い方も紹介」も参考になるかと思いますので、あわせてご覧ください。
ヘアオイルの選び方
縮毛矯正後も、しっかりとヘアオイルでお手入れすることで乾燥やパサつきを防ぎ、髪の毛を保護できます。
日々繰り返すことで潤いのある髪の毛へと導いてくれますし、ドライヤー熱からも守ってくれる点が大きな魅力です。
近年、オーガニックや無添加、そのほかさまざまな成分が含まれたヘアオイルが販売されているので、実際何を使用すると良いのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
以下では、迷ってしまいがちなヘアオイルを選ぶポイントについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
内外部補修成分が両方入ったものを選ぶ
縮毛矯正は、ツヤのあるキレイな髪の毛に仕上がりますが、髪の毛の表面がガタついていたり、乾燥しやすい状態になっています。
そのような状態を保護するために、ヘアオイルを使用するので、使用するアイテムを選ぶ時も髪の毛の補修成分が含まれたものを選びましょう。
商品によっては、内部補修成分・外部補修成分の片方のみが配合されている場合もありますが、基本的に縮毛矯正後の髪の毛に使用するのであれば、内部・外部両方を補修してくれるものを選んでください。
特殊な薬剤を使用して、髪の毛をまっすぐにする縮毛矯正は、しっかりと保護してあげないとキューティクルが剥がれて髪の毛の内側にある水分やたんぱく質を逃がしてしまう可能性があります。
内部・外部ダメージを補修するのにおすすめの成分を以下でみていきましょう。
それぞれを参考にしていただき、商品購入の際は成分表を確認してみてくださいね。
内部ダメージ補修におすすめは加水分解タンパク質
髪内部にある水分やタンパク質は、髪の毛のハリやコシの土台となる部分なので、とても重要です。
内部ダメージ補修に特におすすめなのは、加水分解タンパク質です。
髪の主成分であるケラチンを補修し、髪の毛の強度を高めてくれる成分なので、多く配合されているものを選びましょう。
そのほかにおすすめの成分は、以下のとおりです。
- CMC類似補修成分
- ヒアルロン酸
- 加水分解シルク
- セラミド
どの成分も髪の毛の水分キープ力をアップさせて、乾燥を防ぎ、ツヤとなめらかさを与えてくれます。
外部ダメージ補修におすすめはヒートケア成分
髪内部を守るためには、そもそも外部にあるキューティクル層が強くなくてはいけません。
縮毛矯正後、ダメージを受けた髪の毛はキューティクルが剥がれやすく、内部の成分が逃げやすくなっています。
髪を守るために必要な外部ダメージ補修におすすめなのは、ヒートケア成分です。
熱ダメージから髪の毛を守り、パサつきや乾燥を防ぐので、安定した状態を保てます。
そのほかにおすすめの成分は、以下のとおりです。
- 18-MEA代替成分
- シリコン
- ケラチン
どの成分も髪の毛をダメージから守ってくれるため、健康で美しい髪の毛を作ってくれます。
ヘアオイルの重さで選ぶ
ヘアオイルは、軽めと重めの2タイプがあります。
縮毛矯正後の髪の毛は、基本的にダメージ補修がメインなので軽めのテクスチャーを選びましょう。
軽めのテクスチャは、髪の毛に浸透しやすく、内部補修効果があるアイテムもとても多いため、髪のパサつき改善・自然なツヤが欲しいという人にもおすすめです。
縮毛矯正後だけではなく、毛量が少なめな人や柔らかい髪質の人は軽めのテクスチャのオイルを選びましょう。
重めのテクスチャに向いているのは、スタイリング剤に使用する場合です。
つける量の調節は必要になりますが、適量を守ることでツヤを与え、ウェットスタイルにもできます。
そのほか、重さのあるテクスチャは毛量が多い人やうねりなどが気になる人におすすめです。
下記の記事では「重めヘアオイルはツヤ感が魅力!メリット&向いている人」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
香りで選ぶ
ヘアオイルは基本的に香り付きが多く、無香料の商品は少ない傾向です。
顔周りに使用するので、気持ちが落ち着く香りや好きな香りのヘアオイルを選ぶ、というのも1つの方法です。
人気の香りは、爽やかなフローラル系や柑橘系なので、香りにこだわりがないという人でも万人受けしやすい商品を選んでくださいね。
甘い香りの者は好みが分かれてしまうので、極力香りを試せるようなヘアオイルを選ぶと良いです。
また、ヘアオイルの香りはドライヤーで飛んでしまいやすいため、香りの残りやすさというのも重要なポイントといえます。
ブランドの姿勢で選ぶ
ヘアオイルを選ぶ際、成分・重さ・香りといった点も大切ですが、近年はオーガニック製品がどんどん増えています。
そのため、ヘアオイルを販売している各ブランドの姿勢に対して踏み込んで考えてみるのも1つの方法です。
成分や製法にこだわっているブランドは、ブランド背景がしっかりとしています。
どの点にこだわっているのか、どのような理念を持っているのかについて知り、共感できるのかというのも大事です。
豊富にあるヘアオイルの中で、地球環境や人への負担が少ないものを選ぶことも、1つの視点として意識してみましょう。
下記の記事「ツヤ髪をキープできるヘアオイルの正しい使い方&選び方について」においても、詳細にヘアオイルの選び方を解説しておりますので、あわせてご覧ください。
まとめ
今回は、縮毛矯正後の髪の毛にヘアオイルをつけていいのかについて紹介しました。
ヘアオイルを使用することで、ダメージを受けた髪の毛をしっかりと保護することができるため、使用は積極的に行いましょう。
ただし、施術当日ではなく、髪の毛の状態が安定する24時間経過後に使用するようにしてください。
今回紹介したヘアオイルの使い方や選び方を参考にしていただき、相性の良い商品を選びましょう。