美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)がお届けする今回のテーマは
“強いくせ毛でも似合う髪型とは?長さ別に似合うスタイルを紹介”
くせ毛の強さは、個人差があります。
くせ毛が強いと、似合う髪型が決まってしまうのではと悩む方も多いのではないでしょうか。
実は、くせ毛ならではのボリュームや動きを活かすことで、おしゃれなスタイルに変身することは可能です。
今回は、強いくせ毛でも似合う髪型を長さ別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
くせ毛の種類と特徴
くせ毛には、以下の4つの種類があります。
- 波状毛
- 捻転毛
- 連珠毛
- 縮毛
以下では、それぞれのくせ毛の種類の特徴について紹介するので、自分のタイプを理解しましょう。
波状毛(はじょうもう)
波状毛は、名前のとおり「波のようにうねっている状態」の髪の毛です。
日本人に多いタイプのくせ毛で、左右交互にうねっている点が特徴といえます。
湿気に弱く、梅雨時期には湿度変化に影響を受けて髪の毛がより一層膨らみやすくなります。
波状毛は大きめのウェーブだったり、三つ編みをほどいたような細かなウェーブだったりと、個人差が大きいです。
細かなウェーブタイプの方がくせが強く出やすい特徴があり、一見直毛に見えても髪内部に波状毛が混じっている場合もあります。
状態の個人差が大きい、という点も特徴です。
ウェーブの状態に差がありますが、くせ毛の種類の中ではくせを生かしたスタイリングがしやすいというメリットもあります。
捻転毛(ねんてんもう)
捻転毛は、毛先に向けて螺旋状に回転し、ねじれているタイプのくせ毛です。
まるで髪の毛を巻いているような見た目だったり、ボサボサに見えたりと個人差があります。
捻転毛の場合、毛が細くて柔らかい髪質の人によくみられるタイプで、ねじれている部分はザラザラとした感触です。
また、ねじれテイル部分は光が乱反射するので髪の毛がパサついて見えやすいでしょう。
ねじれは均一ではないため、毛の流れにもばらつきが出てしまい、ボサボサとした印象になるケースもあります。
捻転毛の場合、髪の毛の太さが均一ではないので、カラーやパーマなどの薬剤が均一に届かず、ムラが出てしまう場合も多いです。
連珠毛(れんじゅもう)
連珠毛は、数珠のように太い部分と細い部分が交互に重なっている髪の毛です。
海外の人に多いくせ毛のタイプで、日本人にはほとんどいません。
太い部分は十分な強度があるので、ブラシで梳かしたりシャンプーするだけでは切れたりしませんが、細い部分は脆いため少しの衝撃で簡単に切れてしまいます。
そのため、髪の毛を長く伸ばすのが難しく、スタイリングしにくい点が特徴です。
見た目もツヤがなく、パサついた印象になります。
連珠毛の場合は、くせの程度にもよりますが縮毛矯正などの施術をすると一層ダメージをうけてしまう可能性があるので、よく相談しなくてはいけません。
縮毛(しゅくもう)
縮毛は、細かく縮れたくせ毛のタイプです。
髪の毛が広がりやすく、アフロヘアのように見えるケースもあります。
縮毛の特徴として、波状毛や捻転毛が混じっている場合も多いです。
ツヤがあまりなく、髪の毛に触れるとゴワゴワした感覚があるでしょう。
湿気の影響を受けにくく、髪の毛が濡れてもほぼ見た目に変化がないため、くせが強い部類に入ります。
そのため、くせを生かしたスタイリングも難しいです。
自分のくせ毛の種類がわからない時の判断方法
言葉では理解しても、実際に自分がどのタイプのくせ毛なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
自分で判断する方法はとても簡単で、根元から1本カットしてみてください。
カットするのは、表面ではなく内側の髪にすることでダメージを受けていない髪のくせ具合をチェックできます。
カットした髪を指で挟み、スライドさせてみましょう。
指をスライドしてみると、どの程度髪の毛がデコボコしているのか判断が可能です。
ざらざらしている、デコボコしているという場合は捻転毛・連珠毛・縮毛の可能性があります。
感触を確かめた後、白などの明るい色の紙の上に置き、うねり具合をチェックしましょう。
判断基準は、以下のとおりです。
- 盛り上がって凹むなどを繰り返している「波状毛」
- らせん状にくるくると回転してる「捻転毛」
- 大小ランダムな膨らみが数珠状に繋がっている「連珠毛」
- 細かく縮れている「縮毛」
1つだけではなく、複数のくせ毛のタイプが組み合わせられている可能性もあるので、状態はよく確認してみてください
【長さ別】強いくせ毛でも似合う髪型

強いくせ毛でも、自分に合った髪型を選ぶことで、魅力的なスタイルを目指せます。
ポイントは、くせ毛の特徴を生かしたカットやスタイリングです。
髪の長さによっても相性が変わってくるので、以下では髪の長さ別に強いくせ毛に合う髪型を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
【ショート】トップにも長さを出したふんわりショート
特に波状毛タイプの人におすすめなのは、レングスが若干長めのふんわりショートです。
トップにある程度長さを出しておけば、髪の毛の重さによって広がりを抑えることもできます。
うねりを生かしたふんわりと動きのあるスタイルを意識し、まとまりのある状態が出せるのでおすすめです。
【ショート】レイヤー多めのウェットショート
縮毛タイプの人におすすめなのは、レイヤー多めのウェットショートです。
縮毛タイプの場合は、パサついて見えてしまうのでウェット感のあるスタイルがよく似合います。
レイヤーが多めに入ったショートヘアは、パサつきで広がってしまいがちなくせ毛もボリュームが出過ぎないコンパクトなスタイルがおすすめといえます。
ウェットショートは、しっとりとした落ち着きのあるおしゃれなヘアなので、トレンド感を出すことができるでしょう。
【ショート】マッシュ系
細かなうねりではなく、大きなうねりタイプのくせ毛さんは、まるみのあるマッシュ系がおすすめです。
マッシュ系は、ウェーブを活かした空気を含んだような丸みのあるスタイルが得意といえます。
マッシュ系であれば、ショートヘアにするとちょうど良いボリューム感が出て、優しい雰囲気を演出できるでしょう。
【ミディアム】外ハネロブヘア
年齢問わず、甘さのある可愛らしいスタイルでおすすめなのは外ハネロブヘアです。
ロブヘアとは、ロングボブの略称で肩から鎖骨までのミディアムヘアで行うボブスタイルといえます。
大人っぽく落ち着いた雰囲気になれるので、アレンジもしやすい点が特徴です。
顔まわりの毛先を外ハネにすることで、小顔効果も望めるため、輪郭にコンプレックスがある人にも向いています。
伸ばしかけの人でもまとまりが出せるので、幅広い人が似合うでしょう。
【ミディアム】毛先をランダムに巻いたスタイル
トップにレイヤーを入れて、髪の毛を柔らかく見せ、毛先をランダムに巻いたスタイルはスタイリングが簡単でおすすめです。
強いくせ毛の人でも、トレンドを取り入れつつ、扱いやすくなります。
毛先をランダムに巻くことによって、くせ毛をカバーできますし、こなれ感のあるおしゃれさをプラスできるでしょう。
【ロング】大きめのパーマスタイル
大きめのウェーブをパーマで入れることによって、くせ毛特有の硬そうな質感を柔らかく見せてくれます。
気になるくせ毛も大きめなパーマで活かせるでしょう。
ロングの場合は、顔まわりにレイヤーを入れて、前髪はリップラインから顎にかけてラウンドさせてカットすることで動きのある表情にしてくれます。
毛先から根元まで平巻きにすると、上品なスタイルに仕上がるのでおすすめです。
【ロング】レイヤーロング
顔まわりからサイドにかけて独立したレイヤーを入れるスタイルは、ヘアアイロンなどでスタイリングしやすいカットといえます。
レイヤーを入れすぎると広がりの原因になりますが、しっかりとポイントを押さえたレイヤーで、まとまりのあるスタイルに仕上がるでしょう。
ヘアアイロンでスタイリングをする際は、顔まわりを内巻き、毛先は外ハネにさせると華やかな印象に仕上がります。
美容室で失敗しないオーダーのコツ
強いくせ毛に悩んでいる人は、くせ毛でも似合う髪型をオーダーすることで悩みが解消されます。
しかし、美容室でオーダーを誤ってしまうと、思うように美容師に伝わらず失敗する可能性もあるのです。
以下では、美容室で失敗しないオーダーのコツをみていきましょう。
「軽くしてください」とは伝えない
くせ毛の人は、髪の毛が広がりやすかったり、毛量が多かったりするのでつい「髪を軽くしてください」とオーダーしたくなりますがNGです。
くせ毛の場合、うねりやパサつきが出やすく、軽くすることで逆にスカスカでまとまりのない状態になる可能性もあります。
重すぎず、軽すぎないスタイルを目指す必要があるので、美容室ではくせ毛であることや広がりやすい、毛量が多いなどのコンプレックスについてきちんと美容室で説明しましょう。
過度にレイヤーを入れない
くせ毛の人でも、レイヤーを入れると髪の毛にまとまりが出せておすすめです。
しかし、過度にレイヤーを入れすぎると短くなりすぎるので、逆に髪質が悪く見えてしまいます。
適度なレイヤーは、毛量を減らしつつもまとまりを出せるため、美容師としっかり相談してくださいね。
下記の記事「美容室で髪を切りすぎて失敗!切られすぎる原因と対策を紹介」では、より詳細に解説しておりますので、あわせてご覧ください。

まとめ
今回は、強いくせ毛に似合う髪型について紹介しました。
強いくせ毛だとしても、似合う髪型はたくさんあるので、まずは自身のくせ毛のタイプや髪の長さに合わせて決めてみましょう。
今回紹介した失敗しないオーダーのコツも参考にしていただき、くせ毛を活かせる髪型を目指してください。