ヘアアイロンの正しい使い方とは?傷みにくく美しい仕上がりを叶えるコツ

ヘアアイロンの正しい使い方とは?傷みにくく美しい仕上がりを叶えるコツ│美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)

美容情報サイト Beauty Webがお届けする今回のテーマは

“ヘアアイロンの正しい使い方とは?傷みにくく美しい仕上がりを叶えるコツ”

毎朝のスタイリングに欠かせないヘアアイロン。

しかし「思うように仕上がらない」「使えば使うほど髪が傷む」と感じたことはありませんか?

この記事では、ヘアアイロンの基本から、髪をいたわりながら美しく仕上げるための具体的なテクニックまでを丁寧にご紹介します。

傷みにくく、日中もスタイルが長持ちする正しい使い方を身につけて、毎日のヘアセットをもっと快適にしましょう。

目次

ヘアアイロンで髪が傷む原因は“使い方のクセ”にあった

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使えば使うほど髪がパサつくと感じている方の多くは、間違った使い方を無意識にしている可能性があります。

ここでは、髪を傷めやすい代表的な原因をご紹介します。

高温・長時間の使用が髪の水分を奪う

アイロンの設定温度が180℃を超えると、髪の内部の水分が急激に蒸発し、たんぱく質が熱変性を起こします。

これが、髪のゴワつきや枝毛の原因となります。

毎回高温でセットしていると、知らないうちに髪の質感が悪化してしまうのです。

髪質やスタイルに合わせて、140℃〜160℃程度の中温で使うのが理想的です。

毎日使用する方ほど、温度には敏感になることが大切です。

髪が濡れたまま使用するとダメージ倍増

急いでいる朝など、ドライヤーが不十分なままアイロンをかけていませんか?

濡れた髪はキューティクルが開いており、非常に傷つきやすい状態です。

そのまま高温のヘアアイロンを当てると、髪内部の水分が一気に沸騰し、“ジュッ”という音とともに髪にダメージが走ります。

完全に乾いた状態で使用するのが、ヘアアイロンの基本です。

同じ場所を何度も挟むNGテクニック

「もっと真っ直ぐに」「もっとカールを強く」と思って、同じ毛束を何度もアイロンで挟むと、熱ダメージが蓄積されます。

特に毛先など細い部分は、熱の影響を受けやすいため要注意です。

仕上げたい形になるよう、アイロンを通す前の準備や動かし方を見直すことで、1〜2回の操作でも十分な仕上がりを目指せます。

ヘアアイロンの前に整えておくべき基本ステップ

ヘアアイロンを使う前に、すでに仕上がりを左右する工程が始まっています。

どれも簡単なステップですが、省略してしまうと仕上がりが崩れたり、傷みの原因にもなるため、丁寧に行うことがポイントです。

事前のブラッシングで絡まりをほぐす

髪が絡まったままアイロンを通すと、引っかかって熱がムラになったり、引き抜くような力がかかって切れ毛の原因になります。

まずはブラッシングで絡まりを丁寧にほどきましょう。

ブラシは目が粗く、静電気が起きにくい素材がおすすめです。

毛先からゆっくりほぐしていくことで、ダメージを最小限に抑えられます。

ヘアアイロン前専用のスタイリング剤を使う

アイロンの熱から髪を守る「ヒートプロテクト」タイプのミストやオイルを使用することで、ダメージの進行を大幅に軽減できます。

ミストタイプは均一に塗布しやすく、オイルタイプは毛先の保護に向いています。

濡れすぎると逆に熱ムラが生じるため、軽くスプレーした後は手ぐしでなじませ、余分な水分はティッシュでオフするのがコツです。

髪の温度を均一にする“ブロッキング”が鍵

ヘアアイロンを使う際に髪をブロッキングせず、適当に毛束をとってしまうと、ムラのある仕上がりになりがちです。

少し手間でも、髪全体を上・中・下に分け、さらに左右に分割するだけで、効率よく美しく仕上げることができます。

特に後頭部など見えにくい部分も丁寧に仕上げるためには、ブロッキングが不可欠です。

仕上がりの持ちも格段に良くなります。

髪型別・仕上がりを左右する正しいヘアアイロンの使い方

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ヘアアイロンは使い方次第でさまざまなスタイルを作ることができますが、髪型ごとに注意すべきポイントが異なります。

ここではストレート、カール、前髪といったスタイル別に、美しく仕上げるための正しい使い方をご紹介します。

ストレートヘアをきれいに伸ばす基本動作

ナチュラルなストレートスタイルを目指す場合、無理に一気に引っ張らず、「ゆっくり」「均一に」が鉄則です。

まず根元から毛先まで、地肌に近づけすぎず、一定のスピードで滑らせます。

根元は浮きやすいため、内巻き気味に軽く角度をつけて通すと自然な仕上がりになります。

アイロンのプレートに力を入れすぎないように意識し、毛束の幅を細めに取ることでムラなく伸ばせます。

ゆる巻きカールを自然に仕上げるコツ

ふんわりとした巻き髪をつくるには、「巻く角度」と「外すタイミング」がカギになります。

毛束をアイロンに巻きつけたあと、数秒キープし、ゆっくりスライドするように外すことで、自然な動きが出せます。

また、顔まわりとバックの巻き方向を交互にすることで、立体感のあるスタイルになります。

巻きすぎず、“くせ毛っぽさ”を活かすと、こなれた雰囲気を演出できます。

前髪や毛先は“挟みすぎない”が正解

前髪や毛先は特にデリケートな部分です。

熱が集中しやすいため、高温で長く挟むのは避けましょう。

前髪は毛先の1/3を軽く通すだけでも印象が変わります。

毛先は内巻きや外ハネにする場合、少しだけ角度をつけて通すことで自然な動きが出せます。

また、毛束を少なめに取ることもポイントです。

ボリュームを出したいときは根元からふんわり立ち上げるように意識すると、顔まわりがすっきりと見えます。

ダメージを抑えるために意識したい日常ケア

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どれだけ使い方を工夫しても、熱を加える以上は少なからず髪に負担がかかります。

そのため、ヘアアイロンを使う日常だからこそ、ケアの習慣が大切です。

使用頻度と温度設定の見直し

アイロンの使用頻度は多くても週に3〜4回が理想です。

毎日使用している場合は、低温(140℃〜150℃)でセットする、あるいは数日に一度は使用を控える“休髪日”を設けるのもよいでしょう。

また、髪質や目的に応じて温度を変えるのも大切です。

細く傷みやすい髪は140℃以下、くせが強い髪は160℃〜180℃までで調整しましょう。

週に一度の補修トリートメントを習慣に

熱によるダメージは表面のキューティクルが開いてしまうことで起こります。

補修力の高いトリートメントを週に1〜2回取り入れることで、開いたキューティクルを保護し、潤いを保持しやすい状態に導けます。

洗い流すタイプだけでなく、アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)も併用することで、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守ることができます。

髪の状態に合わせた最適なケアをしたいのでしたら、美容院で専門的な知識と技術を持つプロフェッショナルによる髪質改善トリートメントがお勧めです。

下記の記事「髪質改善トリートメントでダメージヘアを美艶髪へ|女性が知っておくべき最新ケア術」で詳しく解説しておりますのでご覧ください。

朝だけではなく夜のヘアケアも大切

夜のうちにしっかり保湿と補修を行うことで、朝のスタイリングがしやすくなります。

寝ている間の摩擦を減らすため、ナイトキャップやシルクの枕カバーを取り入れるのもおすすめです。

また、就寝前に軽くブラッシングをすることで、頭皮の血行が促され、健康的な髪の土台作りにもつながります。

下記の記事「ヘアケアで髪の毛のツヤを取り戻す方法を解説!」が参考になる内容となっておりますので、あわせてご覧ください。

ヘアアイロン初心者がやりがちな失敗とその対処法

ヘアアイロンに慣れていない方が陥りやすい失敗は少なくありません。

ここでは特に多いミスを取り上げ、それぞれに対して簡単に実践できる解決策をご紹介します。

髪の量が多すぎて一度に通そうとしてしまう

初心者が最もやりがちなのは、一度にたくさんの毛束をアイロンに挟もうとすることです。

髪が多いと一気に仕上げたくなりますが、厚みのある毛束は熱が内部まで届かず、ムラになりやすいのです。

対処法として、毛束は1.5〜2cm幅を目安に取るのが理想です。

時間はかかっても、少量ずつ丁寧に通すことで結果的に美しい仕上がりになります。

カールの向きが左右でバラバラになる

巻き髪スタイルでよくある失敗の一つが、「左右で巻く方向が異なり、アンバランスに見える」というものです。

特に後ろ髪は自分の目で見づらいため、無意識に巻き方が反対になってしまうことがあります。

対処法として、基本は「顔から外側に向かって巻く(リバース巻き)」を意識しましょう。

後頭部の髪を巻くときは、鏡を2枚使って後ろを確認するのがおすすめです。

プレートが浮いていてしっかりスタイリングできない

アイロンを滑らせているつもりでも、実は髪とプレートがしっかり接触していないというケースもあります。

とくにストレートアイロンの場合、しっかり挟まれていないと仕上がりにムラが出てしまいます。

対処法として力を入れすぎず、軽く挟んでプレート全体が髪に密着しているかを意識しながら滑らせましょう。

持ち手の角度にも注意が必要です。

ヘアアイロンを長く使うためのメンテナンス方法

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美しい仕上がりを保つには、ヘアアイロン本体の手入れも欠かせません。

放置しているとプレートに汚れが蓄積し、熱伝導が悪くなったり、スタイルが決まりにくくなることもあります。

プレートの汚れをこまめにふき取る

使用後のプレートには皮脂やスタイリング剤が残ることが多く、それが焦げついて黒ずみになる原因になります。

アイロンが完全に冷めてから、乾いた柔らかい布やウェットティッシュでやさしくふき取りましょう。

使用後はコードを無理に巻かない

コード部分を無理に巻いたり、ねじったまま保管すると断線の原因になります。

専用のケースがあれば理想的ですが、なければコード部分を折り曲げずにゆったり束ねて収納するようにしましょう。

まとめ

ヘアアイロンは使い方を誤ると髪を傷めるリスクがありますが、ポイントを押さえれば強力なスタイリングツールとして毎日のヘアセットを支えてくれます。

大切なのは、「熱を与える前の準備」「適切な温度設定と動かし方」「使った後のケア」という3つの流れを意識すること。

これらを丁寧に積み重ねることで、ツヤのある美しい髪をキープしながら、理想のスタイルを自在に楽しめるようになります。

慌ただしい朝こそ、一連の流れを習慣化して、ヘアアイロンを“味方”にしていきましょう。

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