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“毛先がスカスカになる原因とは?改善方法や対策について紹介”
美容院でヘアカットをした後や、ふっと鏡を見た時など、毛先がスカスカに見えて驚く方は意外に多くいます。
毛先がスカスカだと、髪の毛が広がって見えたり、老けた印象になる可能性が高いです。
一度スカスカになると取り返しがつかないのでは、と不安になりますよね。
今回は、毛先がスカスカになる原因や改善方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
毛先がスカスカになる原因とは?
毛先がスカスカになる原因は、いくつか挙げられます。
以下で、よくある原因をみていきましょう。
毛先の梳き過ぎ
毛先がスカスカになる原因で、最も多いのは毛先の梳き過ぎです。
美容院で「軽くして欲しい」とオーダーをした際、基本的に梳きバサミを使用して軽くしていきます。
その際、初めて行く美容院などではまだお客さんの髪の毛をよく理解していないと梳き過ぎてしまう可能性があります。
念入りにカウンセリングをしてくれる美容院を選ぶと、大きな相違はありませんが、中には梳き過ぎるケースもあるので、注意しましょう。
梳き過ぎることで毛先がスカスカになると、見た目が悪いだけではなく、広がりの原因にもなります。
ヘアダメージ
髪の毛がダメージを受けている場合も、毛先がスカスカになりやすいです。
例えば、パーマやカラーをよくしている、紫外線・日常生活の乱れなどから頭皮が乾燥したり、逆に皮脂が過剰に出るなどして内部への栄養が不足すると、髪の毛が細くなり、スカスカに見えます。
健康的な髪の毛は、たんぱく質と水分のバランスが良いですが、ダメージヘアの場合はバランスが崩れて、キューティクルが剥がれている状態です。
そのため、髪の内部にある栄養が流れ出ていき、髪の毛がスカスカになってしまいます。
ヘアサイクルの異常
なんらかの原因でヘアサイクルに異常がある場合、毛先を含めた髪の毛がスカスカになってしまうこともあります。
ヘアサイクルは、基本的に成長期・退行期・休止期といった3つのステージを経て、生え変わっていくものです。
髪の毛1本の寿命は、平均6~8年程度で正しいヘアサイクルを保つことで、美しく健康的な髪の毛を作り続けます。
一方で、ヘアサイクルが乱れてしまうと、本来まだ寿命がきていない髪の毛も成長する前に抜けてしまうのです。
髪の毛がしっかりと伸びきらずに抜けてしまうことで、毛先に厚みがなくスカスカに見えてしまいます。
ひどい状態だと、薄毛にもつながり、原因は複合的で加齢やホルモンバランスの変化、生活習慣の乱れなど様々です。
くせ毛の影響
くせ毛の場合、毛穴が歪んでいるケースが多いため、髪の毛に思うように栄養分が行かず、スカスカになってしまう可能性があります。
先天性のくせ毛の場合は、毛穴に歪みはなく、頭皮へのダメージもありません。
一方で、加齢や生活習慣、頭皮の乾燥などで後天的にくせ毛になった場合は、毛穴が歪んでしまい、髪の毛への栄養が行き届かなくなりやすいのです。
栄養がない髪の毛は、すぐに抜けてしまうのでスカスカに見えやすくなります。
毛先がスカスカになった時の改善方法
毛先がスカスカになってしまった時、改善することは難しいのでは?とイメージしますよね。
しかし、改善方法はいくつかあるので、以下で紹介します。
思い切ってショートヘアにカットする
スカスカになった毛先は、すぐに改善することはありません。
時間をかけて改善する必要があるので、待ちきれないという人は、思い切ってショートヘアにするのも1つの方法です。
毛先を切って、顎までのショートヘアにすると、まとまりが良くなりますし、スタイリングも簡単にできます。
スカスカな印象がなくなるので、すぐにバランスの良い見た目になるでしょう。
下記の記事では「定番の種類や人気のショートヘア」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
毛先をカットする
毛先のスカスカだけではなく、ヘアダメージもある髪の毛の人は、毛先をカットするだけでもだいぶ印象が変わります。
数センチ切るだけでも見た目、まとまり感が違ってくるので、美容院でしっかりカットしてもらいましょう。
自分でカットすると、まとまりを出すことが難しいため、必ず専門的な知識のある美容師に依頼してください。
オーダーする際は、毛先がスカスカになっていることに悩んでいると一言伝えると、カットの仕方も変わります。
スタイリング剤でまとまりを出す
すぐにカットができない、スカスカしているだけではなく広がりも気になるという人は、お出かけの際に必ずスタイリング剤を使用しましょう。
特にワックスやオイルを使用すると、毛先のスカスカからくるパサつきを抑えてくれるので、毛先のまとまり感を出せます。
オイルを使用する場合は、余りつけすぎるとべたついてしまうので、軽い付け心地のものを選んでください。
スカスカ状態の場合は、重めのスタイリング剤を使用するとより一層ボリュームダウンしてしまいます。
髪密度を高めるケアを行う
スカスカな髪の毛を改善するためには、髪の密度をアップさせることが大事です。
髪密度を高めるためには、単純に髪の毛を伸ばすなどではなく、たんぱく質と油分のキープが大切といえます。
毛先がスカスカな状態では、髪の毛の水分をキープできないので、ヘアケアで髪の毛を油膜でコーティングすることが大事です。
難しいケア方法は必要なく、乾いた髪の毛にヘアオイルをたっぷりと馴染ませて、15分以上タオルを巻いておくだけです。
オイル成分がしっかりと髪の毛に浸透し、スカスカの髪の毛にツヤ感を与えてくれるでしょう。
最後に軽く洗い流して終了なので、誰でも簡単に行えます。
下記の記事では「ヘアオイルの効果的な使い方」について解説しておりますので、あわせてご覧ください。
毛先がスカスカにならない対策
毛先がスカスカにならないための対策を理解しておくことで、髪の毛の悩みを解消することができます。
以下では、簡単にできる対策方法を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
美容院でのオーダーは慎重に行う
くせ毛の人や、毛量が多い人の場合は、基本的に厚みがあるように見えます。
そのため、美容院では厚みを抑えてもらいたい、軽くしてもらいたいと感じるでしょう。
ただ、初めての美容院やお客さんの髪質を理解していない美容師の場合、単純に「軽くしてください」と伝えるとスカスカになる可能性があります。
スカスカにならないためには、きちんとオーダーの際に自分の髪質について説明したり、軽くしたいだけではなくどのような仕上がりを期待しているのか、説明してください。
初回の際に、しっかりとカウンセリングを行う美容院を選ぶのはもちろんですが、来院するまでわからないため、オーダーを慎重に行うことが大事です。
髪の厚みが気になるなら梳くよりも縮毛矯正をする
縮毛矯正をすることで、髪の毛がキレイに見えたりまとまりが良くなったりします。
特に髪の毛をカットしたくない人やロングヘアをキープしたい人は、縮毛矯正がおすすめです。
毛先がスカスカだと、髪の毛が広がりやすく、まとまりが悪くなります。
縮毛矯正を行うことで、多くのメリットを得られるでしょう。
一方で、ブリーチしている人は縮毛矯正がかかりにくいことや施術者の技術力によって仕上がりに差が出やすい傾向があります。
縮毛矯正をする場合は、信頼できる美容師に依頼する、しっかりと相談をしてから決めるなど注意が必要です。
生活習慣の見直し
生活習慣と髪の毛というのは、密接なつながりがあります。
そのため、睡眠不足や食生活の乱れなどは髪の毛をスカスカにする原因の1つです。
例えば、毎日コンビニ弁当やカップ麺を食べていたり、睡眠時間を十分に確保できない人は髪の毛に必要なたんぱく質・ビタミン・ミネラルなどが不足しやすいといえます。
髪へしっかりと栄養素を行き渡らせるためには、バランスの取れた食事と睡眠は必要不可欠なので、生活について見直すことも大切です。
ヘアケアを徹底する
頭皮環境を良くすることで、髪の毛を美しく見せます。
毛先がスカスカな状態でも、健康的な髪の毛であればまとまりが出せて、スカスカさが気になりません。
ヘアケアの場合は、1日行うだけで効果を得られるというわけではないので、毎日のケアが大切です。
髪の毛全体に手ぐしで丁寧になじませ、蒸しタオルを髪に巻いて5〜10分程度温めてあげると成分が髪1本1本に浸透しやすくなります。
下記の記事では「ヘアケアで髪の毛のツヤを取り戻す方法」を解説しておりますので、あわせてご覧ください。
まとめ
今回は、毛先がスカスカになる原因や改善方法、対策について紹介しました。
美容院でのオーダー方法や日常生活の乱れなどで、髪の毛の状態が悪くなる可能性があるでしょう。
そのため、しっかりと日々のヘアケアを徹底したり、毛先のスカスカが気になる場合は思い切ってショートカットにしたりと対策を行うと良いです。
セルフケアではあまり効果を感じられない場合は、美容院で相談してみるとお客さんに合わせた改善方法を提案してくれますよ。