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“汗で前髪が崩れる原因は?外出先でも前髪が崩れた時の対処法やスタイリング方法について紹介”
夏場や運動の後に汗で前髪が崩れてしまう、と悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。
多くの人の悩みではありますが、今回は前髪が崩れる原因や特に汗で前髪が崩れやすい人の特徴を紹介します。
また、外出先でも前髪が崩れた時の対処法やスタイリング方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
汗で前髪が崩れる原因
汗で前髪が崩れてしまう原因には、髪の毛が必要以上に水分を吸収するからです。
くせ毛の人は特に崩れてしまいがちですが、ストレートヘアの人でも汗によって髪の水分バランスが崩れてしまうことで、うねりが生じてしまいます。
髪内部の水分量は、多すぎても少なすぎてもNGです。
適切なバランスを保つことで、うねりが広がったりベタつきで潰れたりしてしまいます。
おでこや顔は、全身の中でも汗でベタつきやすく、髪の毛との密接度も高くなり、前髪やサイドバング周辺で崩れてしまうのです。
汗で前髪が崩れやすい人の特徴
汗で前髪が崩れる原因は、髪の毛の水分バランスが悪くなることによって引き起こされます。
しかし、そのほかにも汗で前髪が崩れやすい人の特徴を以下で紹介するので、自分の髪質と比較してみてください。
髪質が細い
もともと髪の毛が細く、柔らかい人は汗で濡れてしまうと、髪の毛がぺったんこになってしまいやすいです。
髪質が細い人は、ふんわりとした前髪を作りやすいですが、その分汗の影響が大きく、すぐに崩れてしまいます。
そのため、髪質が細い人はしっかりと汗対策を行う必要があるでしょう。
また、もともと髪の毛が細くない方であっても、加齢とともに髪の毛が細くなってくる“髪痩せ”によって悩みに繋がる方もいます。
下記の記事「髪痩せは年齢だけが原因とは限らない!髪が細くなる原因と予防方法を解説」を参考にされて、髪の毛が細くならないように予防をしましょう。
毛量が少ない
毛量が少ない人も、髪の毛が細い人と同様に汗をかくと前髪が割れやすく、崩れやすいです。
毛量が少ない人の場合、どれだけスタイリングでボリュームを出したとしても、汗で濡れてしまうとすぐにボリュームがなくなってしまいます。
髪の毛が薄く見え、バランスの悪い前髪に見えてしまうのです。
ボリュームアップさせる方法を、下記の記事「薄毛をボリュームアップさせる方法!薄毛の原因やヘアケアについて解説」でまとめておりますので、あわせてご覧ください。
ダメージヘア
髪の毛がダメージを受けていると、汗をかいた時に前髪がすぐに崩れてしまいます。
ダメージを受けている髪の毛は、髪内部から水分やタンパク質が簡単に流れ出ていっている状態です。
乾燥しがちなダメージヘアは、汗をかくと急激に水分を吸収してうねりの原因となるので、前髪が崩れてしまいます。
下記の記事「ヘアケアで髪の毛のツヤを取り戻す方法を解説!」をご覧になられまして、しっかりヘアケアされてくださいね。
皮脂量が多い
日頃からオイリー肌の人は、汗をかいた時に前髪が崩れやすいです。
頭皮も肌と同様に皮脂が分泌されるので、汗と皮脂が髪の毛についてしまうと、おでこに張り付いて、キレイに整えた前髪が崩れてしまいます。
皮脂分泌量が多いと、ベタつきが気になるので頭皮環境を整えるようにしましょう。
くせ毛
くせ毛の場合も、汗をかくと前髪が崩れやすくなります。
くせ毛は、髪内部に水分を含みやすい部分と含みにくい部分があり、バランスが悪い状態がほとんどです。
もともとバランスが悪い状態の中で、さらに汗をかくと水分を含み愛やすい部分が膨らんでしまい、髪の毛が強くうねってしまいます。
強いうねりのせいで前髪を含め、髪型自体をキープしにくくなるのです。
下記の記事「髪のうねりを改善する方法!うねる原因や予防方法も解説」は参考になると思いますので、あわせてご覧ください。
外出先で前髪が崩れた時の対処方法
汗をかきやすい季節は、外出先でも前髪が崩れやすくなります。
一度崩れてしまうと、もう諦めてしまうしかないのかと悩むでしょう。
しかし、対処法はいくつかあるので以下でみていきましょう。
ベビーパウダーを活用
汗で前髪が崩れてしまった時に活用してほしいのは、ベビーパウダーです。
ベビーパウダーがないという場合は、色がついていなければメイク用のものでも問題ありません。
手順は、以下のとおりです。
- ハンカチで汗を拭き取る
- 気になる箇所にベビーパウダーをつける
- 手でなじませる
- スタイリング剤をつける
おでこや前髪に使用すると、汗をしっかり吸着してサラサラの状態に戻してくれます。
パウダーをつける際は、いきなりつけるのではなく、一度手の甲にポンポンとつけてからにするとつけすぎる心配はありません。
仕上げにスタイリング剤を使用し、手ぐしでもいいので前髪を整えて完了です。
ドライシャンプーを活用
ドライシャンプーは、水を使用しなくとも頭皮のベタつきやうねり、匂いなどを改善してくれるアイテムです。
出先でも手軽に使用できるので、応急的な処置として知っておきましょう。
手順は、以下のとおりです。
今回紹介する方法は、スプレータイプの場合ですが、そのほかのタイプでも手順に違いはありません。
- ハンカチで汗を拭き取る
- くしか手ぐしで前髪を梳かす
- ドライシャンプーを吹きかける
- 頭皮を軽くマッサージ
- くしか手ぐしで毛の流れを整える
スプレータイプのドライシャンプーを吹きかける時は、近づけすぎずに15〜20cm程度離しましょう。
根元から毛先に向けてスプレーするのがコツです。
頭皮をマッサージした際、スプレーと髪の毛がしっかりとなじんだことを確認してから、毛の流れを整えてください。
下記の記事「ドライシャンプーのデメリットはある?効果がないと感じる理由や正しい使い方について紹介」で詳しくドライシャンプーについて解説しておりますので、あわせてご覧ください。
前髪用カーラーで巻き直す
近年、外出先でも使用できる前髪用カーラーが注目されています。
カーラーであればヘアアイロンとは違いメイクポーチなどにもすっぽり入るので、荷物になる心配はありません。
仕事の休憩時間を利用したり、カフェタイムの隙間で利用したりするのがおすすめです。
手順は、以下のとおりです。
- ハンカチで汗を拭き取る
- くしか手ぐしで前髪を梳かす
- 前髪用カーラーを巻きつける
- 5分程度放置
- カーラーを外す
- 手ぐしで毛の流れを整える
外出先でカーラーを使用する場合は、普段使っているものよりも細いものを選んでください。
放置時間は5分が基本ですが、時間がないという場合は3分程度でも問題ありません。
カーラーを外す際は、上に引っ張りながら外すとふわっとした前髪になりやすいです。
キレイに仕上がったか確認する目安としては、前髪がふわっとおでこから離れてくれたらOKです。
もしも巻きが足りない場合は、プラス2〜3分程度を放置しましょう。
汗に強い前髪を作るスタイリング方法
汗で前髪が崩れた場合、せっかくのスタイリングが台無しだとモチベーションが下がってしまいますよね。
最初のスタイリングの段階で、しっかりと崩れにくい前髪を作るように意識しましょう。
以下では、汗に強い前髪を作るスタイリング方法を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ふんわりした前髪をキープする方法
大人っぽい雰囲気が魅力のふんわり前髪は、おでこを出したスタイルが人気です。
ふんわり前髪はボリューム感が大事なので、キープできるように意識しましょう。
手順は、以下のとおりです。
- 髪の毛を真ん中で分ける
- カーラーを使って外巻きになるように巻く
- ドライヤーで温める
- 冷風を当てる
- カーラーを外す
- 手ぐしでなじませる
- 根元と毛先にヘアスプレーをかける
ポイントは、ドライヤーの温風と冷風を交互に当てることです。
温風で髪の流れを作り、冷風で形をキープできます。
カーラーにはさまざまな種類があり、より簡単にふんわり前髪を目指すためには、クリップタイプがおすすめです。
分け目に挟んでドライヤーを当てるだけでOKなので、とても簡単に仕上がります。
ぱっつん前髪の人のスタイリング方法
可愛らしい印象が魅力のぱっつん前髪は、キレイでまっすぐな状態をキープすることが大事です。
単純にストレートアイロンを当てるだけではなく、以下の手順を参考にしてみてください。
- 髪の毛を上下2段に分ける
- ストレートアイロンを使用して前髪をストレートにする
- 前髪を三等分にする
- 真ん中の部分は強め、左右は流すようにアイロンをかける
- 根元と毛先にヘアスプレーをかける
全ての部分に強くアイロンを当てると、不自然な仕上がりになってしまいます。
そのため、真ん中の部分だけにしっかりとアイロンを当てて、そのほかの部分はさらっと流して自然な仕上がりを目指しましょう。
流し前髪をキープする方法
美人見えする前髪として人気の流し前髪は、汗で崩れやすい前髪といえます。
しかし、きちんとクセづけをすることによってキレイな流し前髪をキープできるので、以下の手順を参考にしてみてください。
- 前髪を濡らす
- 流す方向とは逆の根元が上がるように乾かす
- 冷風を当てながら分け目を作る
- 流したい方向にヘアアイロンを動かし丸みをつける
- 流したい方向に前髪をクセづける
- 指先にスタイリング剤をつける
- 毛先をつまむようにスタイリング剤をなじませる
最初の段階で髪の毛をしっかりと濡らし、クセを取り除くように左右の前髪を振りながら温風で乾かしてください。
髪の毛があったかいうちに前髪を好きな方向へ流し、分け目にゆるく冷風を当てて冷ましましょう。
温風と冷風を交互に当てることで、キレイな流れのクセがつきます。
スタイリング剤をつける時は、わざとらしいくらいにしっかりと横に寝かせても意外に自然に仕上がるので強めのクセづけがポイントです。
日常的に意識したいヘアケア
前髪が汗で崩れてしまうのはよくあることですが、すぐに崩れてしまうようだと毎回直すのが大変だと感じてしまうでしょう。
以下では、日常的に意識したいヘアケア方法を紹介します。
髪質に適したシャンプーの使用
前髪が崩れないようにするためには、日常的に使用するシャンプーにも気を使わなくてはいけません。
特に、前髪が崩れやすい人は髪の毛が細かったり、乾燥しやすかったりするので、それぞれの髪質に適したシャンプーの使用が望ましいです。
髪質によって悩みも違ってくるので、自分の悩みに合わせた成分が配合されているシャンプーを使いましょう。
また、髪質に適したシャンプーを使うことによって、頭皮の健康も保ちやすくなるのです。
健康な頭皮は、皮脂の分泌を適度に保ち、髪のベタつきを防げるのでシャンプー選びは重要視してください。
下記の記事「高いシャンプーを使っても意味はない?効果の違いや自分に合うシャンプーの見つけ方について紹介」を参考にしていただければ、自分に合うシャンプーを知ることが出来ると思いますので、あわせてご覧ください。
ヘアオイルを活用
前髪が崩れやすい人は、ヘアオイルを活用することも大事です。
オイルを使用するとベタついてしまうのでは、と思うかもしれませんが、崩れにくくするために使用するオイルは軽めのものを選びます。
軽めのテクスチャーのオイルは、髪の毛に自然なツヤを与え、しっとりとさせてくれるので水分キープが可能です。
ドライヤーを使用する前に少量のオイルを使い、乾かすことで髪の毛を守りながら崩れにくい前髪の土台を作ることができます。
オイルは髪の毛全体につけるのではなく、毛先に軽くつけるようにしましょう。
下記の記事「ツヤのある髪にするヘアオイルの効果とは?朝だけではない夜に効果的な使い方も紹介」もあわせてご覧ください。
まとめ
今回は、汗で前髪が崩れる原因や崩れやすい人の特徴を紹介しました。
髪の毛が細かったり、毛量が少ない人は水分の影響を受けやすく、崩れやすい傾向があります。
今回紹介したスタイリング方法を参考にしていただき、キレイな前髪をキープしてくださいね。