美容情報サイト Beauty Web(ビューティーウェブ)がお届けする今回のテーマは
“髪のベタつきで前髪だけ洗う方法は?ベタつく原因や洗い方について紹介”
洗髪をした翌日や、日中に前髪がベタついて困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
前髪がベタついてしまうと、不潔な印象だったり束になったりと悩みの種になります。
今回は、ベタつく原因や髪の毛全体を洗えない際に、前髪だけを洗う方法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
前髪がベタつく原因
スタイリング後、誰でも前髪がベタつくわけではありません。
前髪がベタついてしまう原因はいくつかあるので、みていきましょう。
頭皮環境の乱れ
誤ったヘアケアや乾燥などにより、頭皮環境が乱れることによって皮脂の分泌が過剰になるとベタつきを引き起こします。
頭皮環境が乱れていると、ベタつきやかゆみを改善しようと洗浄力が高いシャンプーを使用すると良いのではとイメージする方も多いのではないでしょうか。
実際は、洗浄力が高すぎると頭皮に必要な皮脂までもとりすぎてしまい、不足した皮脂を補おうとかえって皮脂が過剰に分泌してしまうのです。
皮脂が多くなればなるだけ、頭皮が油っぽくなり、前髪もべたつきます。
下記の記事では「頭皮ケア」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
ストレス過多
近年、忙しい人が増えていますがストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか。
強いストレス状態が続くと、自律神経が乱れてしまい、ホルモンバランスに影響を与えます。
ホルモンバランスが乱れると、皮脂分泌に関わる男性ホルモンが多くなることで、頭皮の皮脂量が増えてしまうのです。
適度なストレス発散や、癒しの時間を作ることは、前髪のベタつきを予防する1つの方法といえます。
下記の記事ではストレスケアに有効な「アロマテラピー」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
誤ったスキンケア
髪の毛とは肌は関係がないように感じられますが、実際はおでこの皮脂が原因で前髪がべたつくケースも多いです。
頭皮と同様に、顔を洗いすぎたり自分の肌に合っていないスキンケアを行っていると、皮脂バランスが乱れるため、前髪がベタつく原因となります。
特に前髪がかかるおでこには皮脂腺が多いので、浮き出た皮脂が前髪に付着しやすく、ベタつきやすいでしょう。
頭皮環境だけではなくて、スキンケアについてもしっかりと考慮しなくてはいけません。
下記の記事では効果的な「スキンケア」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
生活環境の乱れ
寝不足や脂質の多い食事など、不規則な生活を過ごしていることで、肌の皮脂が多くなると考えられています。
生活環境の乱れは、体の成長ホルモンの分泌を悪くさせるのです。
成長ホルモンは、頭皮の新陳代謝に関わる重要なホルモンなので頭皮環境下にも影響します。
食生活も肌や頭皮、そのほか体全てに影響を与え、脂質をとりすぎると体内で分解や吸収仕切れずに顔の毛穴や頭皮から排出されるのです。
そのため、前髪がベタつきやすい状態を作り出す原因になります。
髪の毛が細い、少ない
もともとの髪質が細い人、ボリュームが少ない人も前髪がべたつきやすいです。
頭皮の皮脂は、頭皮に広がり、髪の毛に移ります。
髪の毛が細く、量が少ないと一般的な太さ・量の人に比べると髪の毛1本1本にかかる皮脂量が大きくなるのです。
そのため、髪の毛の太さや量は前髪のベタつきに大きく関わります。
下記の記事では「髪痩せ」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
前髪だけ洗う方法
髪の毛全体を洗うのではなく、前髪だけ洗う方法はコツさえ掴めば簡単です。
手軽に前髪だけを洗うために必要なものは、洗面器とヘアクリップだけなので、朝の忙しい時間帯でもすぐに洗えます。
以下の方法を参考にしていただき、前髪を洗いましょう。
- ヘアクリップで前髪とサイドの髪の毛を分ける
- 前髪をぬるま湯で濡らす
- 適量のシャンプーを手にとってなじませる
- シャンプーが残らないようにしっかりすすぐ
前髪だけを洗うためには、まずしっかりと前髪と他の髪を分けておくと洗いやすいです。
ロングヘアの人は、後ろ髪をゴムでまとめるなどしてください。
前髪を濡らす際は、シャンプードレッサーを使用している人はそのままシャワーを当てても良いですし、難しいと感じる人は洗面器にぬるま湯を溜めて濡らすと良いです。
前髪だけを洗うので、シャンプーは少量で十分です。
指の腹を使って、なじませながら地肌もしっかりと洗いましょう。
しっかりとすすいだ後は、清潔なタオルで前髪を軽く押さえるようにして水分を取り除いてください。
さらさらの前髪にするブローのポイント
前髪を洗った後は、自然乾燥させずにブローするようにします。
ベタつきが気になる人は、基本的にスタイリング剤を使用せずにブローでしっかりと整えると良いです。
以下の方法を参考にしてみてくださいね。
- 粗めのコームで髪を梳かす
- 前髪を片側に寄せて乾かす
- 少し乾いてきたら反対側も2と同様に乾かす
- 下に軽く引っ張るようにして乾かしコームで梳かす
このように、丁寧なブローをすることでキレイなスタイリングができます。
くせが気になる人は、ブローの後にヘアアイロンを通すとよりさらさらの前髪に仕上げられるでしょう。
下記の記事では「美髪になるドライヤー方法」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
前髪がベタつくのを予防する方法
前髪がベタつくのは、さまざまな原因があります。
以下の予防方法を参考にしていただき、自分でできる見直しを行いましょう。
シャンプーの見直し
前髪がベタつく大きな原因となる頭皮環境は、使用するシャンプーは重要です。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮に必要な皮脂までとっていき、不足した皮脂を補うために過剰な皮脂が出てきます。
そのような状況にならないために、汚れは落としながらも必要な皮脂はしっかりと残す「アミノ酸系」など、ノンシリコンタイプと呼ばれるシャンプーを利用しましょう。
アミノ酸は、髪の毛や頭皮の主成分であるタンパク質を構成しているので、髪の毛や頭皮に余計な負担をかけずに汚れをきれいにできます。
下記の記事では「シャンプーの種類や特徴」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
スキンケアの見直し
スキンケアで過剰に皮脂を落としてしまうと、シャンプーと同様に過剰な皮脂を分泌させる可能性が高まります。
浮き出てくる皮脂をとればとるだけ、乾燥を防ごうと皮脂が出てきてしまうのです。
もともとオイリー肌の人は、洗顔を1日2回にして化粧水で保湿してあげましょう。
ベタつきが気になるからと何度も洗顔をしたり、全くスキンケアをしないというのは逆効果なので、肌に合ったケアを行うことが大切です。
生活スタイルの見直し
睡眠や食事など、生活スタイルの見直しも皮脂の過剰分泌を防ぐポイントです。
仕事で忙しくとも睡眠不足にならないように、睡眠時間を十分にとりましょう。
また、睡眠前にはスマホなど脳に刺激与えるようなものには触れないなど、睡眠の質を上げるように意識してください。
きれいな頭皮や肌を作ってくれる成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます。
午後10時から午前2時までの4時間が最も成長ホルモンが分泌される時間なので、できる限り睡眠する時間は意識してください。
食生活も、夜遅い食事や油分の多い職質は睡眠の質を低下させるため、生活スタイルの見直しは重要です。
下記の記事では「美肌に導く睡眠法」についてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
【外出先】前髪がベタついた時の応急処置アイテム
自宅であれば、ベタついたとしてもすぐに洗うことはできますが、外出先で前髪がベタついてしまった時、ぜひ利用してほしいアイテムを紹介します。
1つ持っているだけでも役に立つので、参考にしてみてくださいね。
ドライシャンプー
ドライシャンプーは、水やお湯を使用せずに頭皮や髪の毛を清潔に保てるアイテムです。
サッと吹きかけるだけのスプレーや拭き取るだけのシート、パウダーなどさまざまなタイプがあるので、自分の使いやすいものを選びましょう。
香りのついたものもありますが、汗や皮脂と混ざると不快感を抱く方もいるので、無香料を選ぶと良いですよ。
皮脂吸着パウダー
近年注目されているのが、皮脂を吸着してくれるパウダーです。
もともと化粧直しで使用するものですが、おでこの皮脂をしっかりと吸着し、皮脂分泌をコントロールできるので前髪のべたつきも改善できるでしょう。
粉タイプ、プレストタイプがあるので、自分が使いやすいと思うものや手軽さを重視して選んでみてください。
まとめ
今回は、ベタつきが気になった際に前髪だけ洗う方法を紹介しました。
洗い方のコツを掴めば、手軽にふんわりサラサラの前髪を手に入れられます。
基本の洗い方を理解し、ベタつきを解消しましょう。
今回紹介した、外出先での応急処置アイテムや予防策を参考にしていただき、キレイな前髪をキープしてくださいね。